コロナ禍で急速に進むオンライン化の波により、PCやITへの受容性の高さが仕事の出来に直結するようにもなってきた。
「ExcelやPCのショートカットキーをどの程度使いこなせているのか?」「ITへの情報感度はどの程度なのか?」など、アスマークは年代・職種・役職別で比較し、デスクワークをメインとするビジネスマンを対象に実態を調査した。
「営業系」「事務系」「バックオフィス系」がITリテラシーの低さを自認
■自身のITリテラシー
Q.あなたご自身のIT知識やITスキルについて、あてはまるものをお知らせください。
40代が自身のITリテラシーを低いと感じる傾向が強い。
職種別では、「営業系」「事務系」「バックオフィス系」が低い。
自身のITリテラシー
■Excelスキルのレベル
Q.あなたのExcelスキルにおいて、あてはまるものをお知らせください。
Excel初級、約9割が「全部できる」「概ねできる」。年代・職種・役職で大きな違いはみられない。中級・上級は、年代が上がるほど「できる」割合が減少。
職種別では「営業系」「事務系」で「できる」割合が低い。
役職別では「係長・主任クラス」が最も「できる」割合が高い。実務とマネジメントを兼ねる立場であるため、スキルが身についていると推察。
Excelスキルのレベル(初級)
Excelスキルのレベル(中級)
Excelスキルのレベル(上級)
■基本的なショートカットキーの習得レベル
Q.あなたが習得できているPCのショートカットキーについて、あてはまるものをお知らせください。
「全部できる」「概ねできる」が半数程度。職種別では「営業系」「事務系」「バックオフィス系」で「できる」割合が低い。
基本的なショートカットキーの習得レベル
■セキュリティルールへの意識
Q.あなたが勤務する職場で講じられているセキュリティルールについて、どの程度把握していますか。
「経営層・役員クラス」が7割以上と最も「把握している」が多い。
ITリテラシーが高い人は9割以上がセキュリティルールを把握しており、低い人の3割強と大きな開きがみられる。
ITリテラシーとセキュリティルールへの意識には相関がみられるが、「経営層・役員クラス」はITリテラシーと関係なくセキュリティルールを把握していることがわかる。
セキュリティルールへの意識
■使用ツールにおける立場
Q.業務中に使用するアプリやツールについて、あなたの立場をお知らせください。
20-30代が最も使い方を聞かれることが多い。
「係長・主任クラス」が最も使い方を聞かれることが多く、Excelスキル同様、実務とマネジメントを兼ねるため、ツールへの深い理解が求められるポジションであることがうかがえる。
使用ツールにおける立場
■私生活でのIT活用レベル
Q.私生活において、あなたは生活が便利になるアプリやツールを取り入れていますか。
20-30代が最も積極的に情報収集し、日常生活に取り入れている。
「事務系」の2割以上は、便利アプリやツールへの興味がない。
ITリテラシーが高い人は、日常的にアプリやツールの情報収集を積極的に行なっていることがわかる。
私生活でのIT活用レベル
■ITリテラシーが高い人への印象
Q.IT知識やITスキルが高い人への印象をお知らせください。
全体の半数近くが「仕事ができるように見える」と回答。
年代が下がるほど、「かっこよく見える」割合が高くなる。
また、「経営層・役員クラス」からは「努力家に見える」傾向も高くなる。
ITリテラシーが高い人への印象
調査対象者:20~50代/デスクワークをメインに働く人
有効回答数:450サンプル
割付 :年代(20-30代、40代、50代)・職種均等
調査期間 :2021年7月1日(木)~7月6日(火)
調査方法 :Webアンケート
調査機関 :アスマーク
構成/ino.