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コロナ禍でハンバーグ専門店に行列ができる理由

2021.09.05

 日本のハンバーグを豪華なメインディッシュに持ち上げた功労者は、1969年に保土ケ谷で開業した、日本初の郊外型ファミリーレストラン『ハングリータイガー』でしょう。それまで何の肉が入ってるかわからなかったハンバーグの挽き肉を牛肉100%にして、それを分厚い俵形に成形し、炭火で直火焼きして(直火焼きでできる表面の網目は今ではハンバーグのアイコンです!)、牛肉100%ならではの、表面はカリッ、中はレアでジュワッ、という今どきのハンバーグの形は、この店が完成させたといわれています。

 この流れを受けて、1977年創業の静岡県で展開する『さわやか』の「げんこつハンバーグ」(わざわざ東京から食べに行く人がたくさんいます)や、1983年、宮崎で創業した『平家の郷』の「霜降りハンバーグ」、1984年創業の北関東一円で展開する『フライングガーデン』の「爆弾ハンバーグ」など、『ハングリータイガー』式ハンバーグを出す郊外店が、今、全国で隆盛を極めています。

 そして、こうした『ハングリータイガー』系の全盛が長く続き、平穏だった日本のハンバーグ界に久しぶりに新風を吹かせたのが、『挽肉と米』です。その緻密なオペレーションはなかなか真似できないものですが、メニューはハンバーグ定食一品、ハンバーグをご飯にのせて食べさせるスタイル、デミグラスソースとの決別、といったこの店の特徴は、今年開業した、品川の『歓喜の牛』、恵比寿の『アラビキダゼ』、渋谷・新宿の『君のハンバーグを食べたい』などに強い影響を与えています。

 最近はハンバーグがテレビのバラエティー番組で取り上げられる機会も急増しており、この流れ、意外に広がりのある息の長いものになりそうな予感がします。

『ハングリータイガー保土ケ谷本店』

『ハングリータイガー保土ケ谷本店』は、1969年に横浜の郊外の丘(第3京浜を走っていると横に見えるあの丘)の上にオープンした郊外型レストラン。『すかいらーく』1号店より1年早くオープンしたので、「日本初のファミレス」といわれています。一時は神奈川県を中心にチェーン店を30店にまで拡大していましたが、現在は11店になっています。◆住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区星川3-23-13◆電話:045・333・7023

『歓喜の牛』

『歓喜の牛』は、田端と千駄木でグルメサンドイッチ専門店を経営しているFILL THE WORLDという会社が、品川の食肉市場近くの裏路地に出店した、付け合わせも味噌汁もないハンバーグと野菜ジュースと卵だけのシンプルな定食の店。ウリは、分子調理法で揚げた四角いハンバーグ。テレ朝の『ザワつく!金曜日』で長島一茂が、紹介された中で一番旨いといっていました。◆住所:港区港南 2-4-11◆電話未開通

ハンバーグ定食

【秘訣】安い定食でも、サービスに思いきり手間をかける

取材・文/ホイチョイ・プロダクションズ

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