真夏でもバテにくい工夫をご紹介【カブガール】
「あっちィ~~!!」
思わず悲鳴があがる真夏のツーリング。熱中症の危険もあり、もはや修行なんじゃないかと思うほど。
正直に言うと、家を出るまではすごく憂鬱なんです。外を見ると信じられないぐらいに太陽がギラギラ、コントラストが強すぎるんだもの。
走っている最中ですら時々「もう無理でしょ!」なんて叫んじゃうのに、それでもバイクに乗っちゃうんだから不思議です。
とは言え私も無対策で夏に抗っているわけではありません。工夫をしながらなるべく快適なツーリングライフを送れるよう常にアイディアを探しています。
今回はこれまでバイクに乗りながら見つけてきた、暑さをちょっとだけ和らげる工夫をご紹介します!
① 服装:なるべく肌を露出しない
以前の記事(https://dime.jp/genre/1187163/)でもご紹介しましたが、ツーリング中はいつも長袖&長ズボンを着用しています。
もちろん安全面での意味もあるのですが、もうひとつ重要なのが直射日光を浴びないこと。
天気の良い日に外で活動したあと、体がダルくなってしまったことはありませんか?
それは紫外線疲労というもので、紫外線を浴びることによって体内で活性酸素が増加し、自律神経が乱れることから起きる不調です。
紫外線で起きる問題は日焼けだけではないのです。
大げさかもしれませんが、ちょっとした隙間からも肌が露出することがないように気を付けています。
例えばフェイスマスク。つけたままヘルメットをかぶることで首をガードすることができます。
ウソみたいな話ですが、これらの対策をするだけで疲労が大幅に改善します。春~夏にかけて外に出られる際は是非気を付けてみてください。
② 飲み物:冷たい水を持って行く
主に遠出をする時、お茶ではなく水を持ち歩いています。
水は暑い日でも腐りくく、いざという時には体を冷やすのにも使うことができます。
どうしようもなく暑くて倒れちゃいそうな日は、ステンレス魔法瓶の中のキンキンに冷えた水を身体にかけちゃっています。
ちょっと恥ずかしいけど、ものすごく気持ちいいのでオススメです♪
冷水を持ち歩く具体的な方法は、魔法瓶に氷をたっぷり、ペットボトルに常温の水を1L入れて持ち運び、飲みたい時に魔法瓶の中にペットボトルの水を注いでいます。
ガブガブたくさん飲めるので、最近お気に入りの方法です。
汗をたくさんかきそうな日は、塩分補給のために梅のお菓子を持って行くのも効果的ですよ!
③ ヒンヤリアイテム:ハッカオイル
ハッカオイルを水で薄めたものを常にポケットに入れて持ち運んでいます。
信号待ちや出発する時に体にかけておけば、特に走行中風を浴びるとスーッとして気持ちいい!
冷たい水をかぶった後に使うと効果は倍増。真夏なのに「寒い~!」なんて気分も味わえますよ。
直接体を冷やす効果はありませんが、気持ちがリフレッシュするので重宝しています。
ハッカオイルは薬局や雑貨屋さんで購入できます。体質によっては肌荒れなどしてしまうかもしれないので、お肌の弱い方はお気を付けください!
④ルートの選び方:渋滞を避ける
なるべく人や車の少ない場所を選んで走っています。なぜかと言うと渋滞を避けたいから。
渋滞などでスムーズに走れなくなると、風を浴びられなくなってしまいます。
その結果体から熱を逃がせなくなったり日光で体が暖められ続けたりしてしまい、熱中症や体力の消耗へ繋がるのです。
ツーリングの時は多少遠回りになってしまったとしても、なるべくスイスイ走れる道を選択するのがオススメです。
⑤ 休憩:30分~1時間に1回は必ず休む
最後は根性!と言いたいところですが、人間の体にも限界はあるので無理はききません。
30分〜1時間に1回、できれば日陰や冷房の効いた涼しい場所で身体を休めることで、かなり疲れを軽減することができます。
休まず走り続けるとすぐにバテて動けなくなります。こまめに休憩を取ることで、ずっと走り続けるよりもかえって長く走ることができるのです。
以前はただがむしゃらに走って体調を崩したり夏バテになったりしていましたが、これらのことに気をつけ始めてからは夏でもコンスタントに走れるようになってきました。(それでもやっぱりしんどいんですけどね…。笑)
あと2ヶ月ぐらいは暑い日が続きそうです。
熱中症にならないように一緒に気をつけて走りましょうね!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.