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iPadの充電をしていると、様々な原因により不具合が発生する時があります。今回はiPadの充電ができない時の対処法や、おすすめのバッテリーなどをご紹介します。
iPadが充電できない、または充電が遅い時はどうする?
基本的にiPadは、購入時に付属しているUSB充電ケーブルをUSB電源アダプタに接続してコンセントに差し込めば充電が可能です。しかし、何らかの原因で充電ができなかったり時間がかかったりすることも。
ここでは、様々な「充電できないケース」とその対処法を紹介します。
接触が悪くてiPadが充電できない
充電ポートや端子が汚れていると、接触が悪く充電できないことがあります。
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特に充電ポートにはゴミが溜まりがちなので、使う前にしっかり確認しましょう。
寒い時期にiPadが充電できない
冬になると、iPadが動かず充電ができないという事例が多発します。Apple公式サイトでは、周囲温度が0~35度なら良い状態で作動し、16~22度が最適範囲と記載されています。なるべく室内の気温が低くなりすぎない、また暑くなりすぎないように対策しましょう。
【参考】バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばす(Apple)
充電マークが表示されてもiPadが充電されない
充電のマークが出ているにも関わらず、いつまでたっても充電が始まらない時は、以下を試してみましょう。
■充電器を替えてみる
■iPadを再起動してリセットする
■OSをアップデートする
上記を試しても充電できない時は「バッテリーの劣化」「充電ポートが破損している」「本体に不具合が起きている」などが考えられます。
iPadで「充電停止中」や「充電していません」と表示される場合
「充電停止中」や「充電していません」といった表示が出る時は、以下を確認しましょう。
■iPad用 純正充電器を使う
■iPad付属のケーブルを使う
注意したいのは、iPhone用の充電器を使っているケースです。iPadとiPhoneでは使う電流の大きさが違うので、iPad用でなければアンペア数が足りず「停止中」などの表示が出る場合があります。
Apple公式でこの症状に関する正式な解決策は出ていませんが、上記のように純正品以外のものを使ったり、中古でiPadを買って新しいiPadのケーブルを使っていたりすると起こりやすいとされています。
こんな場合は修理が必要! iPadが充電できない時
iPad本体の充電口が破損したり汚れが酷かったりすると、修理が必要になります。
iPadの修理にかかる料金は「Apple製品限定保証」の保証対象であれば、無料で行えます。ただし「保証がすでに終了している場合」「iPadの画面が過失や事故により破損している場合」「iPadに過失・事故・不正改造による損傷がある場合」などは料金がかかります。料金表は公式サイトから確認可能です。
すばやくチャージできる! おすすめのiPad充電器
ここからは、iPadにおすすめの充電器を紹介していきます。商品を選ぶ際のポイントもあわせて参考にしてください。
【参考】たった18分で満充電!1000回繰り返し充電できるELECJETの5000mAhモバイルバッテリー「ApolloTraveller」
ノートPCとスマホを同時に急速充電できるPeak Stateの超コンパクトサイズ「65W Type-C PD充電器」
iPadの充電器を選ぶ時に知っておきたいワット数とアンペア
iPadの充電器に表記されている「A」「W」の文字は、Aがアンペアで電流、Wがワットで消費電力です。アンペアと電圧のボルトをかけた合計がワットになり、1Aは100V(ボルト)の電源コンセントに差した場合は100Wの白熱電球1個分にあたります。
充電器選びでは、ワット数を確認しましょう。iPhone 11以前のほとんどのiPhoneモデルに付属している純正充電器は5W。iPad用はモデルによって10W、12W、18W、20Wの電源アダプタが付属しています。純正以外の商品を購入する時は、間違ってiPhone用の5Wを買わないよう注意が必要です。
おすすめのiPad充電器:iPhoneも高速充電できるApple純正の「20W USB-C電源アダプタ」
純正の20W USB-C電源アダプタは、USB-C対応モデルで2200円。iPad ProやiPad Airも充電できます。
iPhone 8以降でも高速充電できるので、USB-C対応デバイスで統一したい人におすすめの充電用アダプタです。
おすすめのiPad充電器:iPadにもiPhoneにも対応する厚さ1.6cmの急速充電器
コンパクトな急速充電器を探している人におすすめなのが、Anker「PowerPort Atom III Slim」です。
約1.6cmの薄さでコンセントの場所を占領せず、持ち運びも便利です。USB-Cに対応し、最大30Wでフルスピード充電が可能です。
おすすめのiPad充電器:iPad充電器におすすめのケーブル
iPadを電源アダプタに接続したり、PCと接続して同期するのに必要なのが「ケーブル」です。ケーブルを選ぶ時は、耐久性やデータの転送速度なども確認しましょう。また、機種によってコネクタが異なるので、対応するものを選びましょう。
iPad(第8世代)やiPad mini(第5世代)のコネクタはライトニングです。このライトニングケーブルは、3万5000回の折り曲げテストに合格した耐久性を持ち、動画や写真などを高速データ転送できます。
また、現行のiPad ProやiPad AirはタイプCコネクタに対応しています。
このケーブルは、iPadをUSB-Cタイプのパソコンにつなげばデータ同期も可能です。最大出力100Wの高出力に対応し、iPad以外にも幅広い機器でフルスピード充電ができます。長さやカラーのラインナップも豊富。
100均でiPadの充電器は購入できる?
ダイソーなどの100円ショップでは、2.1Aの充電器(330円)などが販売されています。パッケージにiPad対応と書かれていれば、端子が対応するiPadシリーズなら充電可能です。
iPadのバッテリーが長持ちする充電方法
iPadを充電したら、できるだけ長持ちさせたいですよね。公式サイトによると、iPadのバッテリーが長持ちする充電の条件は次の通りです。
■最適な温度の範囲(16~22度)を保つ
■熱を持たせないために充電時はなるべくケースを外す
■iPadを使わず長期保管をする時は50%前後充電する
バッテリーを満タンにすると、かえってバッテリー容量が少なくなる恐れがあるので気をつけましょう。さらに、保管する時は「電源を切る」「湿気のない32度以下で保管」「6か月ごとに50%まで充電する」といった注意も必要です。
【参考】バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばす(Apple)
iPadの充電時間の目安を把握しておこう
充電時間の目安は、使っているiPadのモデルや、充電器が急速充電対応かどうかで変わってきます。まずは自分のiPadはどれくらいで満タンになるのかを把握しましょう。充電しすぎを防ぐためにアラームをかけるとわかりやすいです。充電器によっては約○時間で充電完了と目安を記載している製品があるので、それを参考にするのも1つの方法です。
充電機器やケーブルは基本的に付属品を使えば、問題なく充電できます。より耐久性のあるケーブルや高速充電できるアダプタを買い足す場合でも、付属品はいざという時のために保管しておきましょう。
※データは2021年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット