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テレワーク中こそ気をつけたい!部下の褒め方と叱り方5つのポイント

2021.07.19

普段、部下に対してほめたり叱ったりする方法について、無意識に行っている上司もいるだろう。けれど、自分がほめたり叱ったりしたことで、関係が崩れることもある。

現在はテレワーク体制となっていることも多く、部下とのコミュニケーションが希薄になり、信頼関係の構築もしづらい状況だ。そのような中では、ほめ方と叱り方の基本を押さえながら、テレワーク環境下でも信頼関係の構築に取り組んでいきたい。

そこで今回は、上司と部下の関係構築について詳しい、1分トークコンサルタントの沖本るり子氏に、新刊「人を動かしたければ1分以内で伝えろ!」をもとに部下のほめ方と叱り方のポイントを教えてもらう。最後にはテレワークならではの注意点もアドバイス。上司は必見だ。

部下の褒め方・叱り方のポイント5つ

まずは上司は部下を褒めたり叱ったりするとき、どんなことに気をつければいいか。そのポイントの中から、今回は5つを沖本氏に解説してもらった。

【取材協力】

1分トークコンサルタント 沖本るり子氏
聞き手が「内容をつかみやすい」「行動に移しやすい」伝え方を研究。現在、企業向けコンサルタントや研修講師を務め、台湾(労働部)の講演会でも登壇。人を動かす伝え方講座が人気である。TBS報道番組Nスタで“プレゼンの達人”と紹介された。著書に「期待以上に人を動かす伝え方」(かんき出版)、「人を動かしたければ1分以内で伝えろ!」(三笠書房)他がある。
http://www.e-cheerful.co.jp/

1.素直にほめて認める。いいと感じたタイミングで短く、端的に。

「できないリーダーほど、素直に相手の成果を認めません。残念なことに、出る杭を叩きつぶすリーダーが世の中には存在します。彼らは自分の力に自信がないので、人を蹴落とすことでしか自分の地位を守れないのです。

リーダーの役割は、部下が成果を出せるように導くことです。その導き方の一つが『素直にほめて、認める』ことなのです。できるリーダーには気持ちにゆとりがあり、器が大きい。メンバーが成果を出すことを応援し、部下が出した成果を一緒に喜びます。

またほめ言葉は、『○○さんはよくやったな。だからこっちの仕事もできるよな?』など余計な言葉は付け足さず、端的に。そしてほめる中身よりタイミングが大事です。部下が成果を上げたとき、部下がほめてほしいと思っているとき、いいと感じたときにすかさず褒めてこそ、最高のインパクトがあるのです」

2.「あなたはできる」で部下の自信が育つ

「いつも自信がなさそうな部下に対して、『もっと自信を持ちなさい』という言葉では、部下は変わりません。自信を持てないのは、理想が高く自分に厳しいことの裏返しです。ですので、こういう人には、『あなたはできる人です』と、周囲がまずその人を認めてあげることです。とくにリーダーから認められた場合、その効果は絶大です。まずは上司の自分が、部下の能力を信じること。そして『あなたはできる』と語りかけること。そして実際にできている部分だけを教えてあげてください」

3.叱る前に、まずは事情を聞く

「お客様や自分の上司から、自分の部下について叱られたとき、部下にはそのことをどのように伝えますか? 決して『自分が恥をかいたではないか!』などとなじってはいけません。情報量が少なく、全容がつかめないからです。まずは部下に、事実の確認をしましょう。

実際、部下には叱られた事実を伝えつつ、事実を聞き出します。ここで注意なのは、リーダーとしての見解や意見、感想は後回しにするということ。意見を言うと部下は『どうせ何も分かっていないくせに』と憤りを覚え、感情的になって真実を語らず、言い訳に走りやすくなります。まずは事実だけ確認し、その後で部下の感情や意見を聞くのがポイントです。そして今後の対応策を一緒に考える姿勢が大事です。部下には叱られたということに対しての問題解決案を自ら考えさせ、次の行動へと導くようにします」

4.「見て見ぬふり」では結局、自分の首を締める

「最近は、部下に遠慮してなかなか注意できないリーダーが増えているようです。例えば、敬語や言葉遣いが間違っていることに気付いたけれど、注意をすると部下に嫌われるのではないかと思い、注意しないということはよくあること。しかし、これは逆効果です。注意をされなければ、その部下はずっと恥をかき続けることになるのですから。

今は転職も多い時代です。リーダーとして、メンバーが巣立ったとき、よそで恥をかかないようにという意味でも、気付いたら注意をしてあげましょう」

5.「ごまかし」のないコミュニケーションをつくる

「上司が部下を叱るシーンでよくあるのが、部下が進捗報告をごまかしたときです。私が以前、新規のシステム開発を手がけていたとき、プログラムのテストをしていた部下から『順調です』という報告を聞いていましたが、実際は進捗が2日遅れていたことが判明したのです。そのとき『なぜ、そんなことするの!』と部下を叱ったところ、必死で言い訳ばかりをしてきました。

大事なのは、まず決して叱らない覚悟を決めること。そして『正直に報告してほしい』と伝えます。問題のある報告を受けたら、部下とともに解決策を考えれば良いのです。『○○の件は、どんな状況かな? どんな問題が起こっているか、すべて教えてほしいんだ。そうすれば、みんなで問題をカバーすることができるからね』という感じで話してみましょう」

テレワーク下のコミュニケーションで上司が心がけるべきこと

テレワークが浸透している今、遠隔コミュニケーシンが当たり前となりつつある。しかし、ほめる・叱るという、親身になって指導するようなコミュニケーションがしにくいのが現状だ。

こうした状況では、オフラインと比べて、上司は特にどんな心がけや工夫が必要だろうか。沖本氏は次のように話す。

「コミュニケーションは、離れている、いないは無関係。『むしろ離れているから取りやすい時代になっている』という心がけが必要です。

例えば、こんな工夫はいかがでしょうか。

まず上司から『●●の件は、どうなっているか3~5行くらいで中間報告をあさっての午前中までに頼む』というようなメッセージを部下に投げます。その返事が来たら、上司は『急な報告依頼にも対応してくれてありがとう。○○という点は、心配してたけどうまくいっているんだね。安心したよ。もし、問題だと思ったら夜中でも気にせずメッセージ入れておいてくれよ』と返事をすることで、双方向のコミュニケーションは取れます。

何もやりとりすることがない場合、中間報告の依頼なら違和感はありません。もし、やりとりが頻繁にある場合は、わずらわしいので、わざわざ報告の依頼を頼む必要はありません」

こうしたやりとりの中でも、ほめたり叱ったりするチャンスはたくさんあるという。

「急な依頼に対応してくれたこと、これはほめる材料です。うまくいっている点があれば、それを認めれば、ほめたことにもなります。うまくいっていない報告がきたら、取り組んでいる行動を認めれば、ほめたことになります。でも『うまくいっていないことは、すぐ報告してほしい、このままだと取り返しがつかなくなるとこだったよ。頼ってくれなくて残念だ』と言えば、叱ったことにもなります」

離れているからほめにくい、離れているから叱りにくいと感じてしまいがちだが、それは思い込み。遠隔コミュニケーションであっても、部下との日々のやりとりの中で、ほめたり、叱ったりするシーンで今回のポイントを活用してみよう。

【参考】

沖本るり子「人を動かしたければ1分以内で伝えろ!」(三笠書房)

取材・文/石原亜香利

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