LINEのアイコンは何がいい？人物写真を使う時に注意したいポイント

現代では日常生活に欠かせないほど普及しているLINEですが、アイコンの設定に悩んだ経験はありませんか？アイコンは設定で変更がすることが可能で、アイコン次第で相手に対して与える印象が変わります。おすすめのアイコンや変更方法を解説します。

LINEのアイコンとは

LINEのアイコンとは、そもそもどのようなものでしょうか。まずは、LINEのアイコンの概要について説明します。

LINEのアイコンは何がおすすめ？おしゃれで好印象を与える画像の選び方

プロフィール画像のこと

LINEのアイコンとは、プロフィールに表示される画像で、トーク画面やホームタブの1番上、友達リストなどに表示されます。

初期設定は人型シルエットですが、そのままでは殺風景で地味な印象を与える可能性があります。密にコミュニケーションを取るLINE上において、アイコンは『あなたの印象』を決定付けるものであるといえるでしょう。

『あなたがどういう人間なのか』がはっきり伝わるアイコンを設定することで、スムーズにコミュニケーションを取れる可能性が高まります。

相手に与える印象を左右する

LINEのアイコンとは、LINE上で真っ先に目に入る情報です。実際に対面したときの雰囲気や話し方なども重要ですが、アイコンにどんな画像や動画を設定しているのかをチェックする人も少なくありません。

なぜなら、LINEのアイコンには『あなたの興味や心理』が表現されているからです。例えば趣味の写真にしている人は、『どんな趣味なのか』『アウトドア派かインドア派か』がすぐに分かります。恋人や家族との写真であれば、パートナーがいることを伝えることも可能です。

LINEアイコンは誰もが自由に設定できるもので、常に目に入ってくる情報だからこそ、トークの内容と同様に、印象を大きく左右するポイントであると認識しておきましょう。

人物写真をアイコンにする場合のポイント

それでは、実際に人物の写真をアイコンにする場合は、どのようなポイントを意識する必要があるのでしょうか。『自分の写真』や『横顔や後ろ姿の写真』、『仲のよい友人との写真』に分けて、それぞれのポイントを解説します。

自然体の自分の写真

自分自身が写っている写真をアイコンにする場合は、友人などの他の人から撮ってもらった自然体の写真がおすすめです。

自撮りではない自然体の写真であれば、ふとしたときの表情や雰囲気などから、相手に堅苦しくない、素のままの印象を感じ取ってもらいやすいのです。さらに、自然な写真だけでなく、仕事やスポーツ、趣味などに真剣に打ち込んでいる様子を撮ってもらった写真も、『あなたらしさ』や『あなたの魅力』を伝えてくれます。

横顔や後ろ姿の写真

横顔や後ろ姿の写真もLINEのアイコンに向いています。実際に、『正面を向いていない写真』や『離れた距離から撮った後ろ姿』など、顔がはっきりと見えない写真をアイコンにしている人も多いです。

横顔や後ろ姿の写真であれば、笑顔や表情を伝えることはできませんが、『顔や表情が見たい』と思わせて、興味を引き付けることができます。

LINEアイコンは不特定多数の人に見られる可能性もあるので、横顔や後ろ姿の写真はセキュリティ面からもおすすめです。

仲のいい友達と撮った写真

仲のいい友達と撮った写真やグループでの写真をアイコンにすることで、楽しそうな雰囲気や友人を大切にする人柄を伝えることができます。

また、友達との集合写真は、自然な笑顔や柔らかい雰囲気で写真を撮ることができるので、集合写真から自分が写っている部分だけを切り取り、それをアイコンにするのもよいでしょう。

恋人との熱々なツーショットは、ビジネスシーンではポジティブな印象を抱く人ばかりではないため、同性の友達あるいは異性であっても大人数での写真がおすすめです。

人物写真以外のおすすめアイコン

人物の写真以外では、『風景の写真』や『ペットの写真』、『好きなものや趣味の写真』や『アバター』などがおすすめです。一つずつ特徴を確認していきましょう。

旅先などで撮った風景の写真

旅先などで撮った風景の写真をアイコンにすることで、センスの高さや旅行好きであることをアピールできます。海や山などの大自然だけでなく、人気の観光スポットや幻想的な夜景など、バリエーションが豊富で、他人と重複しづらい点もメリットです。

さらに、きれいな景色の写真は相手に癒やしを与えたり、トークの話題になったりすることもあるでしょう。『自分が行ったことのない場所や景色を知っている』と印象付けられて、あなたが魅力的な人物に見えるかもしれません。

また、景色の撮り方がうまい場合は、『写真好きな人』という印象も与えられます。風景をアイコンに設定する場合は、異性に受けそうな場所をリサーチして、設定するか判断するとよいでしょう。

ペットの写真

ペットの写真をアイコンに設定すると動物との関係を大切にしている愛情深い人物であることを伝えられ、ペットであれば職業や住んでいる地域などよりも、気軽にトークの話題にしやすいでしょう。

また、ペットの写真は見たときの『癒やしの感情』が、そのままあなたの印象につながる可能性もあります。癒やしの感情は男女問わず、多くの人が求めているものなので、ペットの写真はポジティブな印象を与えやすく、使いやすい写真になります。

しかし、ペットの写真は『誰のアイコンであるか分かりづらい』場合もあるため、ペットと自分が写っているアイコンに設定するのもおすすめです。

好きなものや趣味の写真

好きなものや趣味の写真は、自分の『人となり』を伝えたいときに有効で、設定するアイコンを工夫することによって自分の人物像をある程度は演出できます。

例えば、料理の写真であれば『家庭的な人物』、本や読書の写真であれば『落ち着いた知的な人物』、スポーツの写真であれば『活発で健康的な人物』など、バリエーションは豊富です。

また、おしゃれなカフェやインテリアの写真は、センスのよさをアピールしたいときに適しています。

アバターを作るのもあり

自分の写真を使うのは恥ずかしいものの、人物系のアイコンに設定したいという場合は、自分そっくりのアバターやキャラクターを作れる、LINEのアバター機能を利用しましょう。『ホーム』のタブにある、自分のアカウント名からプロフィール画面を開き、『アバター』を選択すると作成することが可能です。

アバター機能では、LINEアプリのインカメラで自撮りをしたり、アルバムにある写真を選択したりすることで、顔を読み取って似たようなアバターを作成することができます。写真を撮らずに、デフォルトで設定してあるアバターを使用するのもよいでしょう。

LINEのアバター機能で作成した画像は、LINEのプロフィールへはもちろん、その他のSNSにも利用可能です。

人によって好みが分かれるアイコン

『美肌アプリで加工した写真』や『アニメ・ゲームのキャラクター』は人によって好みが分かれる傾向があります。アイコンに設定する場合の注意点を確認しておきましょう。

美肌アプリで加工した写真

美肌アプリで加工した写真は、過度に目などのパーツを大きくしたり、顔の輪郭を小さくしたりすることで、『実際の顔と違う』『自分をよく見せたい思いが強い人』という印象を与える可能性があります。

しかし、写真全体を少し明るくしたり、軽度の美肌加工であれば、逆に印象が良くなる可能性があるので、あくまで『加工のしすぎはNG』ということを把握しておきましょう。アイコンを見たとき、一目では誰か判別できないような顔写真でなければOKです。

アニメ・ゲームのキャラクター

アニメやゲームには魅力があり、キャラクターの画像をアイコンに設定したくなる人も多いでしょう。しかし、LINEを交換した際に、プロフィール画面にキャラクターのアイコンが表示された場合、人によってはネガティブなイメージを抱く可能性があります。

さらに、異性のアニメキャラの場合は、『こういった人物がタイプなのか』と相手に印象付けてしまうかもしれません。趣味が合う人を見つけたり、アイコンをきっかけに交流したりするには最適ですが、幅広い交流を求めるのであれば、キャラクターのアイコンは避けた方が無難です。

どうしてもアニメやゲームの画像をアイコンにしたい場合は、ジブリやディズニーなど幅広い人が知っているものがおすすめです。

オリジナルアイコンを作る方法

ここからは、オリジナルアイコンを作る方法をご紹介します。『フリー素材』や『アプリ』を使った方法と、注意点について確認しましょう。

フリー素材から好みのものを探す

無料で使える『フリー素材』を上手に利用することで、自分だけの好みのアイコンが作成できます。検索することでバリエーション豊富な素材が見つかり、加工も可能であればより理想のアイコンに近付けるでしょう。

フリー素材を集めるサイトなどで無料配布されている場合もありますが、個人で作成して配布している場合もあるので、検索して複数のサイトを見比べるのがおすすめです。

しかし、フリー素材とはいえ『利用条件』が決められているので、『二次配布』や『商標利用』、『画像加工』といった、利用規約を使用前に細かくチェックする必要があります。再配布や販売に関しては、ほとんどのサイトで禁じられています。

アプリを使う

オリジナルアイコンで、より個性を表現したいのであれば、『アイコン作成アプリ』を使用しましょう。顔や髪型だけでなく、背景やファッションなどのパーツをスタマイズすることで、自分そっくりのアイコンや理想のアイコンを作成できます。

特におすすめなのが、LINEアプリで使用できる『アバター機能』やiPhoneユーザーが作れる『アニ文字・ミー文字』、3Dアバター作成アプリ『ZEPETO』です。

イラストを自分で描くのは難しいという人でも、用意されているパーツを組み合わせるだけなので簡単に作成できます。事前に、アプリに対応したスマホやタブレットであるかを忘れずに確認しましょう。

ZEPETO for Google Play

ZEPETO for App Store

キャラクターや芸能人の写真は著作権に注意

キャラクターや芸能人の写真をアイコンに設定したい場合、著作権や肖像権に注意しましょう。特に芸能人などの有名人の写真は、著作権と肖像権の侵害になるケースもあります。

著作物とは『思想感情を創作的に表現したもの』と定義されており、『工夫して作成したもの』は基本的に著作権の対象となってしまいます。キャラクターや芸能人の写真をアイコンに設定することは、肖像権の侵害だけでなく、『複製権』や『公衆送信権』にも触れてしまう行為です。

また、そのキャラクターや芸能人が本来しないような発言を付け加えてしまうのは、態様によっては、人格権もしくは著作者人格権の侵害にもなり得るので、注意しましょう。

参考：著作者にはどんな権利がある？ | 著作権って何？ | 著作権Q&A | 公益社団法人著作権情報センター

LINEのアイコンを変更する方法

最後に、LINEアイコンを変更する方法を紹介します。簡単に設定できるので、理想のアイコンを見つけた後にさっそく設定してみましょう。

プロフィールから変更可能

LINEアイコンの変更はプロフィールの編集画面から行うので、まずは編集画面を開きましょう。編集画面は、LINEのホーム画面の『アイコン』、もしくはホーム画面の『設定』から開くことができます。

設定方法は以下の通りです。

1. 編集画面から『プロフィール』を選択する
2. 現在のアイコンが表示されているので、アイコンを選択する
3. 下に表示される『写真・動画を選択』を選択する
4. カメラフォルダの中からアイコンにしたい画像を選ぶ
5. 丸型に合わせてアイコンを調整する
6. フィルターなどで加工する
7. 終わったら『次へ』『完了』を選択する
8. プロフィール画面のアイコンが変更されていれば完了

また、LINEの編集ツールでは、左から順に以下の編集が可能です。

1. ペンで落書き
2. テキスト入力
3. 持ってるスタンプの貼り付け
4. フィルター加工

以上の手順や方法で、自分の理想のアイコンを設定しましょう。

画像の変更を通知したくない場合は

LINEのアイコンを変更すると、タイムラインやストーリーに、プロフィール画像変更の通知が投稿されてしまいます。しかし、画像の変更を通知しないように設定することは可能です。

プロフィール画像の変更が、タイムラインに投稿されてしまう場合は、プロフィール設定画面で『画像の変更を投稿』をOFFにしましょう。初期設定ではONに設定されているので、今後投稿したくない人は、すぐにOFFにしてしまうのがおすすめです。

また、タイムライン通知を停止したとしても、プロフィール画像や背景画像の変更はストーリーにも投稿されてしまいます。ストーリーへの投稿を停止したい場合は、画像変更画面の下に表示されている『ストーリーに投稿』のチェックを外しましょう。

LINEのトーク画面の背景をおしゃれな画像に変える方法

構成／編集部