DIME MAGAZINE
就活会議「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP 2021」
国内最大級の就活生向け企業口コミサイト「就活会議」がこのほど、「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP 2021」を発表した。本調査は今年で4回目の実施となる。
インターンシップが企業と学生の双方にとって、より有意義な機会に発展する一助になることを目指し、2017年から開始されている本調査。今年も、昨年夏のインターンシップに参加した学生から寄せられた体験記をもとに集計が行われた。
「総合評価が高かった部門」の1位に輝いたのは、「株式会社ユー・エス・ジェイ」。以降、2位「株式会社ミルボン」、3位「株式会社オービック」、4位「株式会社村田製作所」、5位「九州電力株式会社」と続いた。
「業界理解が深まった部門」の1位は「東洋エンジニアリング株式会社」だった。以降、2位「株式会社村田製作所」、3位「日本製鉄株式会社」、4位「みずほ証券株式会社」、5位「東日本旅客鉄道株式会社」と続く。
「社員が全力で取り組んでくれた」「積極的にフィードバックをくれた」など、メンターに対する評価が高かった「メンターのコミット部門」では、「株式会社オービック」が1位に。次いで、2位「みずほ証券株式会社」、3位「株式会社サイバーエージェント」、4位「PwCコンサルティング合同会社」、5位「レバレジーズ株式会社」となった。
「自己成長につながった部門」の1位は「デロイトトーマツコンサルティング合同会社」だった。以降、2位「株式会社サイバーエージェント」、3位「株式会社ユー・エス・ジェイ」、4位「レバレジーズ株式会社」、5位「PwCコンサルティング合同会社」となった。
学生から実践的・刺激的・独創的などテーマそのものが興味深く、様々な気付きを得たと評価された「テーマが興味深かった部門」において、1位は「株式会社サイバーエージェント」、2位は「株式会社ユー・エス・ジェイ」、3位は「東洋エンジニアリング株式会社」、4位は「西日本電信電話株式会社」、5位は「株式会社村田製作所」となった。
インターンシップに全力で取組み結果を残すことで、本選考も有利に進められると学生から評価された「選考に有利に働いた部門」において、1位は「株式会社ユー・エス・ジェイ」、2位「PwCコンサルティング合同会社」、3位「レバレジーズ株式会社」、4位「ソフトバンク株式会社」、5位「KPMGコンサルティング株式会社」となった。
■総評
今回、上位にランクインした企業に共通したのは「アウトプット型のプログラム」と「フィードバックの厳しさと親身さ」というポイントだった。
上位にランクインした企業の多くが新規事業立案やマーケティング戦略立案といったテーマでインターンシップを実施しており、座学ではなく、「アウトプット型かつ実践的なプログラム」が人気という結果になった。学生からは「自身の成長につながった」「新しい視点を得ることができた」といった高評価を得ている。
また、メンター部門で高評価を得た企業の多くにおいて、1グループに1名以上のメンター社員がついていた。メンター社員から「実際に本当の社員に接するかのようなレベルで真摯にフィードバックをもらえたと感じた」という声や、「インターン後に個別で一人ひとりにフィードバックがあった」といった声もあり、《フィードバックの厳しさと親身さ》が評価されたポイントとなった。
インターンシップは学生にとって、本選考の前に企業と直接触れ合うことのできるまたとない機会。実際に「企業の雰囲気を体感するために参加した」という学生が多くいた。また、「会社の雰囲気が合うと思った」「フィードバックを通してその企業が何を重視しているかが垣間見えた」など、自身の成長のみならず企業理解にも役立つという声も見られた。
2021年のインターンは、オンラインでの開催となった企業が大半だった。そのような環境下においても、工夫を凝らし、学生との双方向のコミュニケーションを実践した企業が高評価を得た結果になった。
＜開催概要＞
●対象となるインターンシップ
「就活会議」に掲載中のインターンシップ体験記（※）のうち、昨年夏（2020年6～9月）に開催されたサマーインターンシップを対象としている。
●対象体験記
昨年夏（2020年6月～9月）のインターンシップに参加した学生から寄せられた352件の体験記をもとに評点を集計している。（全817件の体験記のうち、1企業あたり3件以上集まっている企業が集計対象）
●選考方法
学生がインターンシップに参加する際に特に重視する「総合評価」「業界理解」「メンターのコミット」「自己成長」「テーマの面白さ」「内定直結度」の6項目において評点を集計し、上位5企業を選出している。
（※）インターンシップに参加した学生による体験レポート。各社が開催するインターンシップのテーマや内容に加え、「志望度が上がったか」「その後の就職活動にどのような影響を与えたか」といった、参加学生の本音を掲載している。
また、「総合評価」「選考難易度」「業界理解」「会社理解」「メンターのコミット」「自己成長」「内定直結度」「学生のレベル」「テーマの面白さ」の全9項目について、5段階評価にて評点を取得している。
出典元：就活会議（ポート株式会社）
https://syukatsu-kaigi.jp/
構成／こじへい
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