クラウドサービス
フリーランスから副業まで、個人でも仕事に使うなら、クラウドサービスは有料のサブスクプランを選択したい。無料のような制限がなく、作業の効率がアップする。
かつて新しいバージョンが出るたびに買い直さなければいけなかったソフトウェアも、今はその多くがサブスク型のクラウドサービスとなり、常に最新の状態で使える。初期費用が抑えられるので、筆者のようなフリーランスはもちろん、個人でもぐっと利用しやすくなった。Adobe Creative Cloudなど、プロのクリエイターと全く同じ道具を、学生やアマチュアでも使えるメリットは大きい。
クラウドサービスの中には、無料プランでもそこそこ使えるものもあるが、仕事に活用するならやはり有料のサブスクプランを選択したい。多くのサービスで無料プランのような制限がなく、できることの自由度が格段に増す。有料のみのサービスもそのほとんどが無料で試せるほか、解約のしばりもないなど、気軽に使い始められるのもサブスクのメリット。ただし月払いより年払いのほうがお得に設定されているケースが多いので、試して気に入ったら思い切って年払いにするのがおすすめだ。
【サブスクのメリット】
□ 初期費用が抑えられる
□ 常に最新の状態で使える
□ 無料プランのような制限なし
テックライター
太田百合子さん
スマホからIoTまで身近なデジタルガジェットと、それらを通じて利用できるアプリやサービスを中心に取材・執筆活動を続けている。
Microsoft 365
【総合ソフトウェア】スマホでも使えて大容量クラウドストレージも利用可能
Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリに加えて、メール&カレンダーをまとめて管理できるOutlookやSkypeなども利用できる。さらにOneDriveのクラウドストレージが1TB分使えるので、大切なデータのバックアップや、PC&スマホ間でのデータ共有などにも便利。仕事で使うなら、Microsoft Teamsを本格活用できる「Microsoft 365 Business Standard」(1ユーザー1496円/月)もおすすめだ。
〈対応〉
Windows/Mac/Android/iOS
〈プラン〉
Microsoft 365 Personal:
1万2984円/年 →1日約36円計算
1284円/月 →1日約43円計算
〈含まれるアプリ〉
○Word ○Excel ○PowerPoint ○OneNote ○Outlook
○Access(Windows PCのみ) ○Publisher(Windows PCのみ)
〈含まれるサービス〉
○OneDrive ○Skype ○Microsoftエディター
〈使用可能なデバイス〉
同時に5台までサインイン可能
[ココがポイント]
OneDriveが1TB分利用でき、PCのバックアップが超簡単。万が一のトラブル時やPCの買い替え時もすぐ復旧できる。
[ココがポイント]
Officeアプリの豊富なテンプレートが利用でき、本格的な資料を簡単に作れる。スマホでも簡単に編集が可能。
[ココがポイント]
Officeには購入可能なソフトウェア版もあるが、サブスクなら最新のアプリが利用できてセキュリティー面でも安心。
Adobe Creative Cloud
【総合ソフトウェア】プロ御用達の本格ツールで誰でもクリエイターになれる
1アプリ当たり2728円~で利用できる単体プランもあるが、コンプリートプランではPhotoshop、Illustrator、Premiere Proなど、写真、デザイン、ビデオのプロクリエイター御用達ツールをまとめて、PCだけでなくiPad向けのアプリも利用可能。さらにPDFの編集や、電子署名などにも欠かせないAcrobat Proも利用できるなど、コストパフォーマンスが高い。ほかに写真編集に特化したフォトプラン(1078円/月~)も用意されている。
〈対応〉
Windows/Mac/Android/iOS
〈プラン〉
コンプリートプラン:
7万2336円/年 →1日約198円計算
6248円/月 →1日約208円計算
〈含まれるアプリ〉
○Photoshop ○Illustrator ○InDesign ○Adobe XD ○Lightroom ○Acrobat Pro
○Animate ○Dreamweaver ○Premiere Pro ○Premiere Rush
○After Effects ○Dimension ○Audition ○InCopy ○Lightroom Classic ○Media Encoder
○Character Animator ○Prelude ○Fresco ○Bridge
〈含まれるサービス〉
○クラウドストレージ (100GB) ○Adobe Portfolio ○Adobe Fonts ○Adobe Sparkプレミアム
〈使用可能なデバイス〉
最大インストールは2台まで。
同時使用は1台まで
[ココがポイント]
プロクリエイターが使うのと全く同じ本格的なツールを使って、写真やビデオ編集、デザインなどができる。
[ココがポイント]
PCだけでなくiPad向けのアプリも利用でき、Apple Pencilを使った作業ができる。デバイス間でのデータ共有も簡単。
[ココがポイント]
アプリだけでなく、フォントやストレージ、素材が利用できる特典も。またアプリの使い方を学べる機会や情報も充実。