コワーキングスペース
テレワークが増え、定額で使えるコワーキングスペースの利用者も急伸している。カフェよりも仕事に適した設備が揃い、コスパも抜群なセカンドオフィスになった。
働き方改革やコロナ禍によって需要が伸び、今では全国に1000店以上のコワーキングスペースが乱立。その分、機能や設備も充実し、選び方が難しくなっている。
「設備で選ぶ方法もあります。テレワーク利用なら電話ブース、オフィス機能を求めるならゲストを呼べる会議室はあったほうが便利です」と語るのは、ポータルサイト「コワーキングジャパン」を運営する秦博雅さんだ。
「ドロップインで1回試して仕事がしやすいか確かめるのが大事。営業職なら、複数の拠点を利用できるほうが便利です」(秦さん)
カフェと違い、人と人の小さな出会いがあるのも魅力だという。
「利用頻度の高い人はカフェをはしごするより、コワーキングスペースの月額プランのほうがお得。利用時間限定なら、フルタイムだけではなく、朝だけ、夜だけなど、複数のプランから選べる店舗のほうが経費を抑えられます」(秦さん)
アドバイスをもとに、最適な居場所を探してみたい。
【サブスクのメリット】
□ 複数のプランを用意している
□ 電話ブースと会議室は重要
□ カフェよりもコストは低い
エッグレイ 社長
秦 博雅さん
2015年からコワーキングスペースのポータルサイト「コワーキングジャパン」を運営。自社でも店舗を経営し、ニーズの検証を行なっている。
WeWork
全国の拠点が自由に使える「All Access」プランが人気!
月額料金で、全国7都市30以上の拠点を使えるお得な「All Access」プラン。Web会議に使える電話ブースや、落ち着いて仕事に打ち込める集中ルーム(一部拠点に設置)も追加料金なしで利用できる。メンバー同士がつながるWeWorkだけのユニークな「専用SNS」など、付帯サービスも充実している。
〈入会金としばり期間〉
[入]2万2000円~(初期費用) [し]2か月以上
〈対象〉
全国30拠点以上
〈プラン〉
All Access:月額4万2900円 →1日1430円計算
〈主なサービス〉
○Free Wi-Fi ○電源 ○フリードリンク(コーヒー、紅茶、お茶、ビール)
○シュレッダー ○複合機(有料) ○プリンター(有料) ○専用SNS
[ココがポイント]
追加料金不要で、電話ブースやモニター付きの集中ルーム、会議室(※)が利用できる。
※プランごとに付与されるクレジットを使用。
ビジネスエアポート
都心のビジネス一等地にある拠点をフルに使える
丸の内、新橋、渋谷など、都内15拠点に展開。ソロワークでの利用に加え、ゲストを招いて打ち合わせもできる。プライベート会員はオープンから10時まで、17時からクローズまで、土日祝日と限定的。平日の日中利用メインなら、営業時間内はいつでも使えるマスター会員がおすすめ。
〈入会金としばり期間〉
[入]月額料金1か月分〜 [し]最短2か月〜
〈対象〉
都内15拠点
〈プラン〉
●シェアワークプレイス(プライベート会員):月額9900円 →1日330円計算
●シェアワークプレイス(マスター会員):月額3万3000円 →1日1100円計算
〈主なサービス〉
○Free Wi-Fi ○電源 ○会議室(有料) ○複合機(有料)1名用web会議室(有料)
○電話ブース ○コンシェルジュ常駐 ○モニターなど備品の無料貸し出し
[ココがポイント]
営業時間内は、常駐のコンシェルジュが来客に対応。ビジネス向けのサービスが受けられる。
クロスオフィス
東京の中心で24時間365日いつでも仕事に打ち込める
「コワーキングプラン」なら、日比谷、渋谷、新宿など都心・駅近にある全6拠点を自由に使え、メイン拠点1つは24時間365日いつでも利用できる。場所ごとに空間デザインが異なり、仕事の集中力を高めるサイレントルームを設置する拠点も用意。今なら1年間利用料半額キャンペーンを実施している。
〈入会金としばり期間〉
[入]3万3000円~ [し]なし
〈対象〉
都内6拠点
〈プラン〉
●コワーキングプラン:月額3万3000円 →1日1100円計算
〈主なサービス〉
○Free Wi-Fi ○電源 ○フリードリンク ○コピー(有料)
○カンファレンスルーム(有料) ○電話ブース
[ココがポイント]
スタイリッシュな空間に複数のスペースが用意され、自由なスタイルで仕事ができる。