ホテル
コロナ禍による旅行客の減少を補うため、各ホテルがサブスクプランを導入。「月額料金」だけでなく、仕事で使えるサービスの有無にも注目したい。
今年2月、月額(30泊)36万円のサブスクプラン『帝国ホテル サービスアパートメント』が大きな注目を集めた。それに追随するように今や多くのホテルが、格安のサブスクプランを立ち上げ始めている。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんはこう話す
「帝国ホテルのサブスクは〝限られた人〟しか使えないという印象でしたが、ビジネスホテルのプランは1泊当たり5000円を下回ります。Wi-Fi環境が整った個室オフィスでいて、契約も登記も必要ないことを考えるとかなりリーズナブルです。長期滞在なら使わない手はありませんね」
同程度の価格ならば、カフェやコワーキングスペースでリモートワークするよりも、ひと休みしたい時に使えるベッドやシャワーがあるホテルのほうが快適なのは当然のこと。
「最近では客室の机を仕事に適したサイズにする動きも。テレワーク需要を意識したサービスは、ますます進むでしょう」(鳥海さん)
【サブスクのメリット】
□ Wi-Fi環境のある個室をオフィスにできる
□ ラウンジなどを自由に使える
□ 大浴場や食事などのサービスが受けられる
航空・旅行アナリスト
鳥海高太朗さん
帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師、飛行機ニュースサイト『ひこ旅』編集長。近著『コロナ後のエアライン』(宝島社)。
ドーミーイン
大人気!名物「夜鳴きそば」の無料サービス
写真上の「RESIDENTIAL ROOMS」は、従来の客室よりデスクの奥行きを広くしたり、部屋ごとにポストを設けたりするなどリモートワークに最適な環境を整えた(「ドーミーイン・global cabin浅草」「ドーミーイン梅田東」で先行実施中)。深夜作業の際は、もちろん名物の「夜鳴きそば」で腹ごしらえできる。
〈対象〉
全国の「ドーミーイン」85施設
〈プラン〉
●ウィークリー(4〜29泊):30泊当たり16万5000円〜 →1泊5500円~計算
●マンスリー30(30〜89泊):30泊当たり15万円〜 →1泊5000円~計算
●マンスリー90(90〜364泊):30泊当たり13万5000円〜 →1泊4500円~計算
●ロング365(365〜730泊):30泊当たり12万円~ →1泊4000円~計算
〈主なサービス〉
○定番の「夜鳴きそば」無料
○天然温泉大浴場&サウナ
○湯上がりにアイスキャンディーや乳酸飲料などを用意(施設によって異なる)
○週1回の無料清掃(オプションで追加清掃あり)
○Free Wi-Fi、コピ-、FAX、シュレッダーなど各種サービス
[ココがポイント]
浴場は日替わり季節の果実湯&ひのきボール風呂が楽しめる(施設によって異なる)。
三井不動産
ホテル×サブスクリプションの「サブ住む」
38施設の中から、お気に入りのホテルをセカンドハウスのように利用できるプランで、宿泊者専用の大浴場、フィットネスジム、ラウンジなどを利用できる。1名に限り同伴者の宿泊が無料になるのは、あまりないサービスだ。料金はホテル、客室のタイプで異なる。
〈対象〉
全国12都道府県、38施設の「ザ セレスティン ホテルズ」「三井ガーデンホテルズ」「sequence」
〈プラン〉
HOTEL ここだけパス:13万2000円/30泊~ →1泊4400円~計算 ※宿泊期間は2021年6月30日まで
〈主なサービス〉
○会員制度「MGH Rewards Club」のプラチナクラスの入会権付与
○部屋の清掃・リネンの交換サービス
○Free Wi-Fi
○宅配便の受け取りサービス
○大浴場、フィットネスジムの利用(施設による)
[ココがポイント]
併設のフィットネスジム(施設による)だけでなく、好立地を利用してリフレッシュ!
クロスホテル
札幌、京都、大阪の3都市を〝クロス〟利用できるサブスク
30泊のうちメインで宿泊するホテルで20泊すれば残りの10泊は札幌、京都、大阪の3ホテルから好きなホテルを選んで宿泊できる。平日は大阪のホテルでリモートワーク、週末は京都や札幌にプチ旅行といったオン・オフを切り替えた使い方もできるので特別な1か月を過ごすことができる。
〈対象〉
「クロスホテル札幌」「クロスホテル京都」「クロスホテル大阪」
〈プラン〉
サブ@クロスプラン:13万5000円/30泊31日 →1泊4500円計算 ※宿泊期間は2021年6月30日まで
〈主なサービス〉
○1室2名まで宿泊可能
○広めの客室(28~37平方メートル)
○Free Wi-Fi
○プリンター、コピー機の利用可能
○特別価格での朝食サービスあり
○大浴場あり(札幌のみ)
[ココがポイント]
客室のほか、Wi-Fi環境が整ったラウンジをワークスペースとして使えるのはありがたい。