ガスコンロには、プロパンガス用と都市ガス用があります。間違えて購入すると、危険な事故を引き起こす恐れもあるので気を付けましょう。この記事では、プロパンガス用と都市ガス用の見分け方や、ガスコンロの取り付け方について解説しています。おすすめの製品もご紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
ガスコンロを購入する際には、プロパンガス用と都市ガス用の違いに注意
ガスコンロには、プロパンガス用と都市ガス用があります。間違えて使用すると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の原因になったり、着火時に爆発したり、ガスコンロの故障につながることがあります。
ガスコンロの購入を検討する時には、プロパンガス・都市ガスのチェックを忘れないようにしましょう。
プロパンガス用のガスコンロの見分け方
ガスコンロには、プロパンガス(LP、LPG)用あるいは都市ガス(12A、13A)用かが明記されています。購入前はもちろん、ガスコンロの設置前にもプロパンガス用か都市ガス用かをチェックしてください。本体の側面や操作パネルの裏などに、ガスの種類について記載されたシールが貼られていることが多いです。
なお、引っ越しなどで使用ガスの種類が変わる場合には、部品を交換して使用ガスの種類を変えられることも。ガスコンロのメーカーやガス会社に相談してください。
プロパンガス用ガスコンロの取り付け方法は? ホースの違いに注意
ガスコンロは、ガスの種類のほかにも大きく2種類に分けられます。1つはキッチンに組み込まれているビルトインガスコンロ。このタイプは、資格保持者によるガスの配管工事が必要なので、自分で取り付けできません。業者に設置を依頼する必要があります。
そしてもう1つは、据え置き型のガステーブルです。こちらは、ガス栓とガスコンロを専用のホースでつなげれば使えるようになるので、基本的に自分で取り付けられます。
ガスホースにも、プロパンガス用と都市ガス用の区別があります。プロパンガス用のガスホースはオレンジ色です。都市ガス用は白っぽい(白、薄いベージュ)色なので間違えないようにしましょう。
【参考】まずは設置基準の確認を!自分でガスコンロを設置する時に注意すべきこと
中古でプロパンガス用ガスコンロを買う時の注意点
オークションサイトやフリマサイトで中古のガスコンロを購入する際には、十分に注意しましょう。売り手が、不具合を見落としていることも考えられます。プロパンガス用であることはもちろん、製造年が古すぎないか、きれいに使われているかなどを必ず確認しましょう。使用前には、メーカーなどによる点検を受けることを強くおすすめします。
プロパンガス用ガスコンロのおすすめ製品
ここからは、プロパンガス用ガスコンロのおすすめの製品をご紹介します。自分が欲しいと思える製品がないか探してみてください。
【参考】人気のモデルはどれ?新生活に欠かせないガスコンロの正しい選び方
すっきりとしたデザインで華やかさもある! プロパンガス用3口ガスコンロ
まずは、パロマの「Brillio α(ブリリオ アルファ)PD-721WS-75GK」。
操作パネルのプッシュボタンとグリルの取っ手が一直線になるようにデザインされていて、すっきりと洗練された印象にまとまっています。焼き魚・揚げ物のあたため直しや炊飯ができ、煮込みも自動で火加減を調節するなど便利な機能が充実。汚れが落ちやすいガラストップが採用されていて、掃除も簡単です。
【参考】パロマ公式サイト製品詳細ページ
調理の幅が広がるプロパンガス用ビルトインガスコンロ
続いては、リンナイの「DELICIA GRiLLER(デリシア グリレ)RHS71W16ALR-SL」。
本格的なグリル料理がオートメニュー機能で作れる、ココットダッチオーブン付属。料理だけでなく、パンやパウンドケーキ、プリンなども作れるので、調理の幅が広がります。
【参考】リンナイ公式サイト製品詳細ページ
機能がシンプルで価格が安いプロパンガス用ビルトインガスコンロ
パロマの「スタンダードトップ PD-N36」は、片面焼きグリルのシンプルな機能の製品です。
Amazon実売価格は3万2400円で、ビルトインガスコンロとしては低価格でコスパが良いです。丸くやさしいフォルムの五徳は、手入れのしやすさも考えて作られています。シンプルな機能で使いやすいガスコンロです。
【参考】パロマ公式サイト製品詳細ページ
調理機能が充実! 据え置きタイプの両面焼きプロパンガス用ガスコンロ
リンナイのLAKUCIEシリーズの上位機種であるLAKUCIE Prime(ラクシエ プライム)「RTS65AWG35R2NG-DBL」は、調理機能が充実しています。
温度調節機能が左右両方のバーナーに搭載されていて、130~220℃まで10度刻みで設定可能。調理タイマーとの併用も可能です。グリルには業務用にも使われる本格的な遠赤外線バーナーを採用し、水なしで一度に両面をこんがりと焼き上げます。鍋が置かれていない状態では火がつかない鍋無し検知機能や、地震を検知して自動で消火する感震停止機能も搭載していて、安全対策もバッチリです。
【参考】リンナイ公式サイト製品詳細ページ
コスパが良いリンナイのプロパンガス用ガスコンロ
続いて、リンナイの「ワンピーストップ RT64MH7R2-CL」。ワンピーストップシリーズは、リンナイのガステーブルでも比較的、低価格帯でコストパフォーマンスに優れています。この製品は、その中でも上位の機種です。
温度調節機能やタイマー機能が付いています。タイマー機能は、コンロは1~90分、グリルは1~20分の間で設定可能。Amazon実売価格2万7000円のコスパの良い製品です。
【参考】リンナイ公式サイト製品詳細ページ
グリルなしでコスパが良いプロパンガス用ガスコンロ
魚を焼かないなら、グリルなしの製品を選ぶとコスパが良くなります。そこでご紹介するのが、ノーリツのテーブルコンロ「NLC2293CDBAR」です。
Amazon実売価格2万3800円です。グリルがない分すっきりとしたデザインで、機能的にもシンプル。焦げつき消火機能やコンロ消し忘れ消火機能などの基本的な安全装置を備えた、コスパの良い製品です。
【参考】ノーリツ公式サイト製品詳細ページ
ガスコンロを購入する際には、プロパンガス用と都市ガス用と間違えないように気を付けてください。ご紹介したように、ガスコンロには高機能のタイプもあれば、機能を絞った低価格のものもあります。この記事も参考にして、自分に合った製品を選んでください。
※データは2021年5月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット