防水ウエアの欠点を解消!【アウトドアウエア】
アウトドアウエアの進化をけん引するのは、透湿防水テクノロジーだ。これまでのレインウエアは汗でムレやすいなどの欠点があった。しかし、近年はこの問題を払拭。透湿性を一段と高めたウエアが登場している。
[レインウエア]汗ムレを大幅に軽減する次世代のシェルが続々!
ホグロフス『L.I.M シリーズ ブリーズGTX シェイクドライジャケットMen』5万9400円
サッと振り払うだけで水滴が落ちる優れた撥水性が魅力。ムレにくい状態を持続的に保つ。
●透湿防水被膜をあえて剥き出しに!
「ゴアテックス シェイクドライ」が画期的な理由は透湿防水メンブレンを覆う表地をなくしたこと。持続的な撥水性とともにさらなる軽さと透湿性を実現。
ザ・ノース・フェイス『FL ドリズルジャケット』2万9700円
ハリがありながらもしなやかな75デニールの表地に、独自の透湿防水被膜をセット。登山などのハードなアクティビティーに最適。
●ミクロ単位で繊維をシート化!
ザ・ノース・フェイスが独自開発した「フューチャーライト」は、ミクロ単位のポリウレタン繊維を吹き重ねたナノフィルム状の防水透湿皮膜。皮膜にできたまだらな隙間がムレを発散する。
ウール素材のインナーが再脚光を浴びるワケとは?
数年前からウールのインナーを選ぶハイカーが増えている。何を隠そうウールは吸湿性や撥水性、消臭性などに優れた天然の高機能素材。繊維を細くする技術が確立したことで、これまで欠点だった耐久性をカバー。アクティブなシーンで使いやすいウール製品が数多く登場している。
アイスブレーカー『M 200 オアシスLS クルー』1万1880円
17~19μmともいわれる超極細のメリノウールのみを使用。ウール繊維をコットン繊維で巻くことで耐久性を高めた。
取材・文/渡辺和博