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一人っ子は天真爛漫でマイペースな人が多いイメージがありますが、実際はどのような性格なのでしょうか?今回は、一人っ子に多いといわれている性格や行動のあるあるを紹介すると共に、上手に付き合う方法についても解説します。
一人っ子に共通する性格の特徴とは?
一人っ子には『穏やか』『頑固』『友達を大切にする』などの共通の特徴があるといわれます。上手に付き合うために、まずはそれぞれの特徴を把握しましょう。
穏やかで争いごとが苦手
一人っ子はきょうだいがいる人と比較すると、日常のささいな争いの機会こそ少ないものの、親に怒られてしまうと逃げ場がありません。
そのため、子どものときから大人や友達の空気を読むことに長けている人が多いといわれています。自分の意見と相手の意見が違うとき、すぐに反抗したり感情をぶつけたりするのではなく、平和に解決できる方法を探します。
平和主義な傾向があり、一人っ子は争いごとになりそうな場合にはうまくバランスを取る人が多いといわれています。この傾向から、一人っ子は『穏やかでマイペース』という印象が強いのかもしれません。
こだわりが強く頑固
一人っ子はきょうだいがいないため、幼少の頃から自らの判断で興味のあること・やるべきことを決めて育ち、こだわりを持っている人が多いでしょう。
『こだわり』が、他者には『頑固』と捉えられることもあります。興味のあることに対しては強いこだわりを持ち意欲的に取り組むものの、あまり興味がないことには力を入れないように見えるのかもしれません。
また『一人っ子は親族の愛をたっぷり注がれて大事に育てられている』というイメージもあるでしょう。愛されて育つと自己肯定感が強くなる一方で、自己肯定感が強過ぎて頑固な印象を与えてしまうこともあるようです。
友達を大切にする
きょうだいがいない一人っ子は、幼少期から両親からの愛情を一身に受けて育つケースも多いでしょう。愛情を与えられた分、他者にも愛情深く接したいと思うのか、友達や周りの人を大切に接する傾向があります。
また、両親との生活で会話やふれあいを重ねて深い関係を築けていると、友達とも濃い関係を築こうとします。そのため一人っ子とは深い友情関係を育むことができる可能性が高いでしょう。
別の視点では、一人っ子はきょうだいという存在への憧れから、友達との深いつながりを求めているという見方もあります。目の前の友達と憧れのきょうだい像を重ね合わせて、心から相手を大切に接しながら近しい関係を築こうとしているのかもしれません。
行動に特徴はある?
一人っ子には、行動にどのような特徴があるのでしょうか。主な特徴を紹介し、それぞれについて具体的に解説します。
マイペース
兄弟や姉妹など、家庭内に相手がいる環境がなかった一人っ子は、マイペースな行動をしやすい傾向があります。きょうだいがいれば『こうするべき』と見本があることも、一人っ子は自分で見本や正解を見つけて生きてきているため、自分軸で物事を進めることに慣れています。
一人遊びの時間も多いので、世間の常識にとらわれず独自のルールで行動することができます。人によっては『マイペースで自分勝手だ』と捉えられる可能性もありますが、ネガティブな批判と受け取るのではなく、『そういった意見もあるかもしれない』と俯瞰しつつ、自分の信念を大事にする人が多いでしょう。
一人っ子のマイペースな行動は、協調性に欠けていると考えられることもあります。しかし裏を返せば、素直で心に余裕があり、冷静沈着で焦らないというポジティブな要素になり得るでしょう。
一人の時間が苦にならない
両親が共働きの一人っ子は、幼少期から一人遊びの機会が多く、一人の時間の使い方が自然と上手になるようです。その経験が大人になってからも影響し、一人の時間を大切にする傾向があります。
誰にでも一人の時間は必要ですが、きょうだいがいて、いつでも家のなかが賑やかな環境で育った人は、一人の空間に長時間いると寂しくなりがちです。逆に一人っ子は静かな環境に慣れていて、『一人で長時間過ごすのは苦ではない』という人も多いのです。
一人っ子のなかでも一人時間の重要度には個人差があります。『他人と過ごす時間も好きだけれど、時々一人の時間も欲しい』『他人に合わせて行動するよりは、一人で好きなことをしていたい』など、さまざまなタイプがいるようです。
恋愛に関する一人っ子あるある
性格と行動に特徴がある一人っ子ですが、恋愛にはどのように影響しているのでしょうか。一人っ子の恋愛に関するあるあるを紹介します。
独占欲が強い
兄弟・姉妹がいる人は服や道具を共有することがありますが、基本的に一人っ子は与えられた物は全て自分の物となります。さらに親の愛情も独占しながら育っている人が多く、恋愛においても独占欲の強さが発揮されるケースもあるようです。
例えば、『好きな人の一番になりたい』という思いが強くなり過ぎるあまり、返信が少し遅くなったなど、ささいな出来事にも過剰に反応してしまうこともあるようです。
いつも自分が一番であった記憶があればあるほどこの傾向は強くなるものの、さほど悪気はないことがほとんどです。周りの空気を読み、争いを好まず平和主義な一面も併せ持つため、きちんと話し合いをすれば分かり合えるケースも多いでしょう。
異性からのアプローチに弱い
一人っ子は親や周囲の大人から気にかけられることが多いので、恋愛に対しては受け身になりがちです。平和主義でマイペースな分、自分からの積極的なアプローチは得意ではないものの、異性から優しくされるとすぐに恋に落ちてしまうこともあるようです。
争いごとが苦手で穏やかな性格の持ち主が多いので、男性は何があっても味方でいてくれるような、気を許せる女性に引かれる傾向があります。また女性では、自分へ関心を寄せる人や愛情を注いでくれる人に引かれるようです。
一人っ子は絆が強く深い関係を望む傾向があるので、一度心を許すと、それまでのイメージとは真逆に、甘えん坊になる一面もあります。気になる異性が一人っ子の場合は積極的に好意を示すことで、付き合える可能性が高くなるかもしれません。
束縛を嫌う
一人っ子の性格はこだわりが強く頑固に見られることもあり、行動はマイペースで恋人から干渉されるのが苦手なゆえ、束縛されることを嫌う傾向があります。
一人っ子は、幼少期から自分のペースを乱すきょうだいが周りにいなかったので、交際している恋人だとしても、連絡や会う機会が多過ぎると、窮屈に感じてしまう可能性があります。
一人の時間をとても大切にするので、恋人でもお互いの時間を確保することがよい関係を長く続ける秘訣になるかもしれません。