
総合商社一強から群雄割拠に。IT、通信インフラ、業界TOPメーカーなどの人気が上昇中。リーディングマークは、最上位校生の「2022年卒就職人気企業ランキング」を企画・編集し、上位100社の人気ランキングを発表した。
※1最上位校生:旧帝大(北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大)、早大、慶大、一橋大、東工大、神戸大を指す
2022年卒・旧帝大/早慶 新卒就職人気企業ランキング
直近3年間では、ランキング上位5位を5大総合商社が独占し続けたが、22卒ランキングでは、総合商社の牙城にサントリー、三井住友銀行が食い込む結果となった。就職活動の長期化も相まり、学生の企業選択の取捨選択が進み、人気が分散化したことが大きな要因と考えられる。
また、例年、リアルでの合同説明会などで学生は情報を集めていたが、オンライン上でのコンテンツが増えてきたことで企業情報を取得することが容易になっている。知名度だけではなく、学生に魅力を伝えられる、真に実力がある企業に集まりやすい状況になり、群雄割拠の状態となった。特にIT/通信インフラ、業界トップのメーカー、メガバンクが順位を伸ばす結果だった。
2022年卒就職人気企業ランキング 1~100位
1~50位
51~100位
大学別に見ても、東大生のランキングでは楽天が7位、外務省が24位にランクイン。NTTドコモ、KDDIが京大生のランキングで30位以内にランクイン。早大生、慶應生のランキングでは、広告、損害保険が上位にランクインとなっているなど、全体結果と若干の違いは見られるものの、全体の傾向と大きく変わらない結果となった。
2022年卒大学別就職人気企業ランキング 1~30位
左:東京大学 右:京都大学
左:早稲田大学 右:慶應義塾大学
近年人気が上がっているコンサルティングファームや外資系企業に関しては、本選考を終えている企業も多いため、調査ではランキングを落としているが、年間を通じては根強い人気を誇っている。2021年5月に22卒向けの調査では、外資コンサル(アクセンチュア、マッキンゼー 等)外資メーカー(P&G、ユニリーバ)、IT企業(サイバーエージェント、Amazon 等)の人気もさらに高く、年間を通してみると各企業の人気がさらに分散化されている。
「2022年卒 就職人気企業ランキング」調査概要
1.調査対象 : 22卒業予定 登録学生会員
※対象大学:東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、一橋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の計12大学
2.調査期間 : 2021年2月22日~2021年3月16日
3.調査方法 :同社主催のオンライン合同説明会、または弊社会員へのWEBアンケートにより回収、選社企業は、弊社にてリストアップした約400社より学生1人につき第一志望企業群(5社)を選定
4.有効回答 : 2,146名(文系64.9%、理系32.3%、その他2.8% / 男性65.5%、女性34.5%)
2022年卒就職人気企業ランキング(5月) 1~100位 ※2
22NH向け1~50位(2021年5月取得)
22NH向け51~100位(2021年5月取得)
「2022年卒 就職人気企業ランキング(5月)」調査概要
1.調査対象 : 22卒業予定 登録学生会員
※対象大学:東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、一橋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学など計25大学
2.調査期間 : 2020年5月16日~2020年5月25日
3.調査方法 :同上
4.有効回答 : 2,242名(文系71.9%、理系25.8%、その他2.3% / 男性57.1%、女性42.9%)
構成/ino.