[Scene:2]~休日のノンビリとした目覚め~
起き抜けのシーンなどは室内が暗く、AF設定だとカメラがピント合わせに迷って、手前の布団に合ってしまうことも少なくない。「そのため、カメラは三脚に固定し、視点を変えることなくMF設定で撮りましょう」と田中さん。なお、人物をフレームの中心にくるようカメラを設置すると、左右の空間が均等になり、バランスの取れた動画になる。
〈REC POINT〉レンズ交換で作品っぽい映像に
レンズ交換が可能なカメラを使う場合、自撮りなら24mm(最低でも28mm)がおすすめ。狭いベッドルームでも背景をしっかりとフレームインできる。
〈REC POINT〉明るさに注意して〝白飛び〟を防ぐ
撮影時に注意したいのが被写体の露出オーバー。特に白いシーツや布団は白飛びしやすい。「カメラのヒストグラム表示で確認してください」(田中さん)
〈HOW TO SETTING〉カメラの特徴に合わせて固定&手持ちを併用
メイン映像は『ZV-1』を自撮りし、インサート映像は『LUMIX G100V』をイスに固定して撮影。これらを組み合わせることで映像の作り込み度が増す。
[Scene:3]~メイクして〝スイッチオン〟~
ルーティンのVlogに多いメイクシーンの映像は、簡単に撮影できそうに見えるものの、いくつかのポイントを押さえる必要があるそうだ。「そのひとつが、カメラ映りです。多くの人は、顔の映り方が左右で異なります。当然、カメラ映りのいい方向から撮るのがベスト。鏡を見てチェックしましょう」(田中さん)
〈RECPOINT〉メイク動画は演出過多に注意
目にアイキャッチが入るライトを使うなどの〝やりすぎ〟に注意。表情が暗い時はパナソニック『VW-LED1』のようなライトを遠めから当てよう。
〈HOW TO SETTING〉映り込まない位置に機材をセットする
鏡に余計なものが映り込まないような注意も必要。特にリビングのテーブルにミラーを置いてメイクする場合、できるだけコンパクトなものを使うといいだろう。
暗くなりやすい屋内の撮影では、明るい大口径レンズが大活躍しました。今回、使ったのは「LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH.」で、日の差し込む時間帯では、LEDライトが必要なかったですね。ちなみに先日、明るい単焦点レンズを動画用に買いました。今回の撮影を機に、今後積極的に使いたいです。