会社員5000名に聞いたテレワーク導入後の体調や精神面の変化
ニューノーマルな働き方として着々と浸透するリモートワーク。しかし、コロナ禍を受けて突貫工事的に導入された会社がほとんどであるため、いまだ課題は多い。
そんなテレワークの導入実態と課題に関するアンケート調査がこのほど、一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会により、一都三県の会社員5,000名を対象として実施された。
■テレワークの導入後、困っている/困ったこと
「社内コミュニケーションの問題」「仕事をする環境の整備」「光熱費の負担」「テレワークで対応できない業務」などが上位となっている。
■テレワーク導入後の体調や精神面における変化
テレワーク導入後、体調や精神面における何らかの変化があったと回答した人は、551人中、398人(72%)となっている。
「体重の増減」「体力低下」「肩こり」といった体調の変化が上位となっているが、「ストレス」「集中力の低下」「頭の切り替えが難しくなった」などの精神面における変化がそれらに次いで多くなっている。
「仕事へのモチベーションの低下」「孤独感が増した」という回答も一定数あり、精神的なケアが必要な状況となっている。
■仕事の内容的にテレワーク導入の余地があるもののテレワークの制度導入に消極的な企業について
約8割の人が「テレワークを導入するべきだと思う」と回答しており、テレワークの導入に前向きな回答結果となった。
■テレワークを社会全体に拡大するために必要だと思う企業や政府の活動施策
回答が多かったものは、「家計支援(光熱費・通信費・リモートワーク手当)」「環境整備(物理的支援・通信環境の整備・ワーキングスペースの確保)」「業務改善(押印の廃止・セキュリティ面の強化・ペーパーレス化)」となっている。
<調査概要>
調査対象:〈事前・本調査共通〉20~59歳男女の会社員〈本調査〉テレワーク実施者
調査地域:一都三県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
有効回答数:〈事前調査〉5,000名〈本調査〉551名
調査期間: 2021年3月1日~3日
調査方法:インターネットリサーチ
出典元:一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会
構成/こじへい