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エレベーターの「上座」はどこ?意外と知らない乗降時のマナー

2021.05.09

大切な取引先の人をお迎えすることもあるビジネスシーンでは、失礼のないようにエレベーターの席次を理解しておくことが大切です。エレベーターの上座と下座の位置や乗降時のマナーを把握し、自信を持って振る舞えるようになりましょう。

エレベーターにも席次がある?

普段、意識せずに乗っている人もいるかもしれませんが、エレベーターにも席次があります。まずは、『上座(かみざ)』と『下座(しもざ)』の意味や席次が大切だとされている理由について紹介しましょう。

そもそも「上座・下座」とは

上座と下座は、座る場所を指す席順のことです。目上の人や取引先の人などが上座に座り、上座に座る人をもてなす立場の人が下座に座ります。

社内での会議などの席次は、まずは役職で決めます。役職が同じ場合は社歴で判断し、次に年齢で判断するというのが一般的です。

ビジネスシーンでは、エレベーターに限らず会議室や会食の場・車内にも上座と下座があるため、社会人として一通り把握しておくことが大切です。

上座・下座が大事な理由

上座は最も安全もしくは快適とされる場所で、相手への敬意や尊重、おもてなしの気持ちを大切にする日本独自のマナーです。

例えば会議室であれば、入口付近は人の出入りがあり落ち着かない場所なのに対し、部屋の奥は静かで快適になります。そのため取引先や目上の人には、奥の上座に座ってもらうのです。

席次は敬意の表れと考えられているため、気にする人も少なくありません。ふさわしくない席に座らされたり立たされたりすることを、不快に感じる人もいるため注意しましょう。

覚えておきたいエレベーターの席次

社会人として覚えておきたい、エレベーターの席次について解説します。職場では上司やお客様と一緒にエレベーターに乗ることも少なくないため、きちんと覚えておきましょう。

向かって左奥が「上座」

エレベーターの上座は、常に『向かって左奥』です。2番目の上座は『向かって右奥』になります。これは、西洋の左よりも右が上位であるという『右上位』の考えに基づくマナーです。この考え方は、外務省の国際儀礼としても紹介されています。

日本では『左上右下』といわれ左側が上座とされますが、エレベーターは西洋から伝わったものであるため、マナーについても西洋のスタイルが取り入れられたのです。

しかし、さまざまな会社が入っているようなビルのエレベーターや混雑時などは、マナーを守るのが難しいこともあるでしょう。無理に上座に案内すると周りに迷惑を掛けてしまうことも考えられるため、その場の状況に合わせて臨機応変に対応することが大切です。

参考:プロトコールの基本|外務省

操作パネル前が常に「下座」

エレベーター内の下座は、『操作パネルの前』です。操作パネルの位置は特に決まっていないため、左右どちらのこともあります。どちらにあるとしても、常に操作パネルの前が下座と覚えておきましょう。

エレベーターに乗り合わせる人の中で一番身分が低い場合は、操作パネルの前に立ち、ボタンを操作する役割も兼ねます。ただし、すでに他の人が操作パネル前に立っているときは、出入口付近に立つようにしましょう。

パネルが二つある場合の下座の位置

近年の広いエレベーターには、操作パネルが二つあることも珍しくありません。操作パネルが二つある場合は、注意が必要です。

操作パネルの前であれば、どちらでも同じと勘違いしている人もいるかもしれませんが、下座の位置は決まっています。左奥の上座の対角線上である、『向かって右側のパネルの前』が下座になります。2番目の下座が、向かって左側のパネルの前です。

エレベーター乗降時のマナー

エレベーターの乗降時にもマナーがあります。降りるとき・乗るときそれぞれのマナーをしっかり把握し、失礼のないように心掛けましょう。

乗るときのマナー

エレベーターに乗るときの大切なマナーは、乗る順番です。お客様や目上の人が一緒のときは、「失礼します」と言ってから自分が先に乗ります。

操作パネルの『開』ボタンを押してドアが閉まらないようにし、「どうぞ」と声を掛けて中に促します。お客様と上司がいる場合は、お客様を先に乗せるのがマナーです。全員がエレベーターに乗ったことを確認し、行き先の階のボタンを押してから『閉』ボタンを押しましょう。

自分が後から乗る方法もあります。エレベーターのドアが開いたら、外側の『上』もしくは『下』ボタンを押して、手でドアを押さえて閉まらないようにします。「どうぞ」と中に促し、自分が最後に乗って操作ボタンの前に立ちます。行き先の階のボタンを押し、『閉』ボタンを押しましょう。

降りるときのマナー

エレベーターから降りるときは、基本的にお客様や目上の人が先です。自分が操作パネルの前にいるときは、『開』ボタンを押しながらドアを手で押さえ、「どうぞ」と促しましょう。

他にも人が乗っていて、自分以外の人が操作パネルの前にいるケースもあります。自分が出入口付近にいるのであれば、周りの人の邪魔にならないように、まず自分が先に降ります。外に出てからドアが閉まらないように手で押さえると、マナーがよく好印象になるでしょう。

自分やお客様が降りるまで『開』ボタンを押してくださった人に「ありがとうございます」と声を掛けるのもマナーです。

構成/編集部

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