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「クライアント」と「取引先」「仕入れ先」「得意先」の違いとは?

2024.07.08

ビジネスシーンでよく使われる用語の一つに『クライアント』があります。取引先や得意先など混同しやすい言葉も多いため、意味の違いをきちんと把握しておくことが大事です。クライアントの意味や利用シーン、似た意味の言葉について解説します。

「クライアント」の意味とは?

クライアントとは、顧客や依頼人という意味を持つ言葉です。業種や分野によりさまざまな使われ方をしますが、いずれの場合でもサービスを受ける側を指します。

顧客や依頼人という意味を持つ

ビジネスにおけるクライアントとは『顧客』や『依頼人』を意味する言葉です。英語の『client』を由来としています。

顧客の意味で使う場合は、長期的な関係を持つ特定の相手を指すことがポイントです。弁護士や公認会計士が仕事を請け負うケースでは、依頼主である個人や企業をクライアントと呼びます。

サービスを提供する側と受ける側に分けたときは、サービスを受ける側がクライアントです。取引先や得意先の中にサービスを受ける個人や企業があるなら、クライアントと呼べる場合があります。

基本的には、クライアントに対面して直接使う言葉ではありません。クライアントに呼びかけるシーンでは、名前に『様』『さん』を付けるのが一般的です。

医療やITでは別の使われ方も

医療分野では、病院を受診する人や入院患者など、医療サービスを受ける人がクライアントです。医者や看護師が医療現場でよく使います。

IT分野で指すクライアントとは、各種ITサービスを受ける側のソフトウェアやハードウェアです。例えば、サービス提供側のシステムが万全の状態でも、クライアント端末に異常があればサービスを満足に使えません。

医療やIT以外でも、クライアントという言葉はよく使われています。意味が分かりにくい場合は『サービスを受ける側』と理解しておけば間違いにくいでしょう。

「クライアント」を使うシーン

仕事を依頼してくる顧客がいる場合は、依頼を受けるときやアポを取るときに『クライアント』を使います。会話や文章の中で正しく使えるようになることが大事です。

よく使われる2つのシーン

依頼を受けるとき

ビジネスでは、長期契約を結ぶ相手から依頼を受けるケースがあります。企業と契約している税理士なら、確定申告や税務書類作成など、年間を通してさまざまな依頼を受けるのが一般的です。

ある企業と長期契約を結ぶ広告代理店は、企業が望むタイミングで企業PRの依頼を受けることになるでしょう。税理士や広告代理店にとって、依頼主である企業はクライアントです。

依頼主の企業が属している分野や業種により、依頼内容はさまざまです。いずれの場合でも、仕事の依頼を受けるときは『クライアントから依頼を受ける』と表現できます。

今までに付き合いがない企業や個人から単発の仕事を受ける場合は、基本的にその依頼主をクライアントとは呼びません。

アポを取るとき

長期契約を結んでいる企業や個人と、打ち合わせや会議を行いたい場合は、先方と約束を交わす必要があります。上司と一緒に参加するなら、上司へクライアントとのアポを取る旨を伝えて、約束の連絡をすることになるでしょう。

あらかじめ上司との間で話がまとまっていれば、『クライアントとアポを取る』と伝えるだけで意味が分かってもらえます。自分だけ打ち合わせや会議に行く場合でも、報告の目的で伝える際に先方のことをクライアントと表現することが可能です。

ビジネスシーンでは、顧客とアポを取る機会が頻繁にあるものです。適切な表現を知っていれば、同僚や上司に意図を伝えやすくなります。

クライアントとの違いを知っておきたい言葉

ビジネス上で関係する企業や個人を指す言葉には、取引先・仕入れ先・得意先など、意味を混同しやすい言葉があります。それぞれの違いを理解し、会話や文章できちんと使い分けられるようになりましょう。

混合しやすい3つのことば

取引先

取引行為を行う相手を『取引先』といいます。商品やサービスの売買において、仕入れや販売に関係する全ての企業や個人が対象です。売買の方向に関係なく、売る側と買う側のどちらにとっても相手は取引先となります。

一度しかやり取りがない関係から継続的に売買が行われる関係まで、取引の形態はさまざまです。

小売業者にとっての消費者も、広義では取引先に含まれます。クライアントも取引先の一つです。企業によっては、クライアントと取引先を同じ意味で使っているケースもあります。

仕入れ先

商品を製造するためには、原材料や部品を購入する必要があります。商品を販売する場合も、商品自体を購入しなければなりません。

製造に必要な原材料や部品、販売する商品を購入することを、仕入れといいます。原材料・部品・商品を供給する側が『仕入れ先』です。

一般的には、メーカー・商社・問屋が仕入れ先に該当します。メーカーは製品の企画・製造を行う企業であり、商社は主に輸入品を扱う企業です。メーカーや商社から問屋にストックされた商品が、小売業者を通して消費者へ販売されます。

得意先

企業にとって大きなメリットのある取引先が『得意先』です。自社の商品を頻繁に購入したり、回数は少ないものの一度に大量購入したりする相手を指します。

自社に安定した利益をもたらすクライアントがいれば、得意先といえるでしょう。単なる取引先とは違い、やり取りがなくなればデメリットの大きい相手であることがポイントです。

一般的に得意先との取引には、慎重さや気配りが求められます。得意先との交渉役は、ある程度の経験を積んだ中堅以上の社員に任されることが多くなるでしょう。

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