元日本テレビアナウンサーの魚住りえさん。今はアナウンサー業だけではなく、スピーチボイスデザイナーとして活躍している。発声や滑舌、抑揚のつけ方など“伝え方”について書籍を書いたり講演会をしたりと幅広く活動していた彼女だが、コロナウイルスの影響で生活が一変したそうだ。
そんなコロナ禍でスタートさせたのがYouTubeでの動画配信。動画制作の裏側と、魚住さん自身が「よく観ているチャンネル」について聞いた。
綺麗に映るために照明を3つ準備
どんな風に自分が映っているか、気をつけています。YouTubeの制作は女友達と二人三脚で作っていますが、撮影の最初に写真を撮ってもらい、構図のバランスや明るさなどを確認して、撮影をスタートします。例えば、画面を明るく綺麗に撮影するために、照明を3つ使うんですよ。センターと横二つに焚いて、顔に影が入らないようにしています。
動画の柱となるのはコミュニケーション時のテクニックなどではあります。しかし、テクニックだけ伝えればいいかというとそうではなく、ビジュアルも疎かにしてはいけないと思うんですよね。かれこれアナウンサー業を30年近く経験してきていますが、伝えるうえでの話者の見た目というのはとっても重要なポイントだなと思っています。
気持ちよく観てもらうために、テレビ時代から、自分がどう映るのかということに研究を重ねてきました。YouTubeではすっぴんや私服を披露している方もいて、それが見せ方として合っている人はたくさんいます。しかし、いざ私自身のことを考えると、コミュニケーションスキルを伝える際の見せ方の正解は、清潔感のある姿だと思うんです。
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自分のメンテナンスは深夜の3時間で
深夜0時~3時は自分のために使う時間と決めています。日中は家族のことや仕事のことなどが中心に回るため、自分自身のことはつい後回しになるのは仕方ないことです。でも、この3時間を確保することで、リフレッシュの時間になって頭が冴えてアイディアが浮かんだりするんですよ。あと、大好きなワインを飲んで幸せだなぁと感じることも大事! 映りを考えていると言いましたが、自分が幸せな気持ちになっていないと、暗い動画になっちゃうと思うんです。この深夜の3時間は私の毎日のモチベーション維持のために必須ですね。
そして、この3時間で大好きなYouTube動画の「スターテニスアカデミー」(通称スタテニ)を観ているんです! 私はテニスがすごく大好きで、もっとうまくなりたいと常に思っています。このスタテニはトレーニング動画で、テレビだとなかなか出演しないようなプロテニスプレイヤーのプレーを観ることができます。こんなに気軽にプロの技を観ることができるなんて幸せですよね。勉強にもなるし、うまいプレーを観て感動もできるという、大好きなチャンネルです。ぜひ一度、スタテニに生徒として出てみたいってずっと思っているほどです。
【PROFILE】魚住りえ(うおずみ・りえ)/1972年3月2日生まれ。フリーアナウンサー。著書に「たった一日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)、「話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読」(東洋経済新報社)など。
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コスパ最高!メイク、スキンケア、表情チェックに使えるDIME5月号の雑誌付録「LEDビューティーミラー」
毎号、話題を集めている雑誌「DIME」の付録。3月16日(※一部エリアでは3月15日)に発売される5月号では「LEDピューティーミラー」が登場する。「LEDビューティーミラー」とは、特に、メイク好きの人や、メイクが上手になりたい人たちが愛用する、いわゆるメイクアップミラー。ミラーの良し悪しでメイクの仕上がりも変わってくるとも言われている。
今回、DIMEに添付されるのは、LEDライトを搭載した卓上スタンドタイプで、3倍拡大鏡も付いてくる。27個のLEDを内蔵しており、タッチセンサーで発光色も3パターン切り替えられるというスグレモノ。また、USBで給電するタイプなので、電池切れを気にせず、PCやモバイルバッテリーなどにつないで使えるのもポイント。
一般的に「女優ミラー」や「ハリウッドミラー」とも呼ばれるLEDなどのライト付きのミラーなので、メイクをよりきれいに仕上げやすくなるはず。天候や部屋の照明の影響を受けないため、顔に影ができにくく厚塗りやムラ付きの防止にもつながるのが特徴だ。ミラーを使えば、全体も、ディテールも、チェックしやすくなるので、メイクの仕上がりにも違いが出てくる。
しかも、拡大鏡を使うと、さらに細部まで見えるようになるので、毛穴のカバーやマスカラなど微調整が必要なメイクが簡単にできるのがうれしい。Zoomなどを使ったオンライン会議やライブ配信の前や途中で、メイクや身だしなみ、表情のチェックをするのにも便利なこの「LEDビューティーミラー」、すでに、主要オンライン書店では、予約を受付中。気になる方は、早めの予約をおすすめしたい。
取材・文/田村菜津季