今週は『道具』をテーマに1品紹介します。今回作る料理はコチラ。
『ハムカツ』
赤提灯の居酒屋などでは定番の1品ですが、お肉屋さんの惣菜としてテイクアウトの定番でもあり、子供の頃から慣れ親しんだ懐かしのメニューと言う方も多いのではないでしょうか。昔から変わらないこのハムカツ。気がついたらなんだか食べたくなってしまう時があります。
そんなハムカツですが、家で作るのは意外と敬遠されがちです。何故かというと、やはり揚げ物だということが大きいかもしれません。揚げ物をするのが面倒くさい、揚げ物の温度管理が難しい。そういう方は多いと思います。
ただ、今回紹介するハムカツは本当に簡単。調理工程はだいたいの想像が付くと思いますが、揚げ物と言うのは炒め物をするより簡単なんです。だって、油の中に入れるだけで出来上がるんですから。なので、面倒なことは何もなし。使い終わった揚げ油だって、また他の料理に再利用すればいいんですから。
もう1つの問題の温度管理。料理番組や料理雑誌などには、衣を少し垂らしてその揚がり具合を見るとか、菜箸を入れて細かい泡が出ればそれが適温、などとありますがそれを見極めるのが難しい。火力が強ければ、揚げてる間にもどんどん油温は上昇しますし、材料を入れた瞬間には油温はグンと下がります。とてもじゃないけど、そこまでの見極めは素人には難易度高いです。
ということで、これを解消するには今回のテーマとなる道具を使いましょう。用意するのはコチラ。
これは揚げ物用温度計です。揚げ油の高温にも耐えれる計測器。ちなみにお値段はホームセンターで1280円程度。盤面はこのようになっています。
これさえあれば、揚げ油の温度管理はバッチリ。失敗する事はまずないでしょう。この計器を見ながら火力を調整すればいいんです。
揚げ油の適温は180℃。低温と言われるのが160℃からで、高温となると200℃。この間で揚げ物は調理されます。よっぽどの食材でなければ、180℃を守っておけば、焦げる事も生焼けになることもないでしょう。これで準備は万端。実際に作ってみましょう。