小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

便箋や文書の上のほうにある「レターヘッド」の上手な使い方

2024.04.26

企業間のやりとりやDMなどに使われる、企業のロゴマークが入った封筒や便箋。普段は見落としてしまいがちだが、こういった文書の上部に記載されている「レターヘッド」が、特に海外では重要な役割を持っていることはご存知だろうか。

日本ではあまり馴染みがないが、海外のビジネスマナーでは電子メールの場合も使用が推奨されており、覚えておくと役立つかもしれない。そこで本記事では、レターヘッドの役割や使い方を詳しく紹介していく。

レターヘッドとは何?その役割や使い方

英語の書類

はじめに、そもそもレターヘッドにはどういった役割があるのか、何が書いてあるのかを解説したい。

便箋の上部に注目!レターヘッドは手紙のどの部分を指す?

レターヘッドとは、便箋の上部にある企業名や住所、ロゴマークなどが印刷されている部分のこと。最近はメールアドレスや公式ホームページのURLが記載してあるケースも多く、いわば「企業の顔」となる情報がまとめられている。また、こうした印刷が施された便箋そのものをレターヘッドと呼ぶこともある。

特に海外では公式文書を証明するために使われる

日本においては、公式文書かそうでないかは「角印」などの印章で判断する。海外では、印章の代わりにレターヘッドが公式文書の証明。そのため、日本企業から海外に文書を送る際、署名や捺印があってもレターヘッドがないと受け取ってもらえないケースもある。ビジネスシーンで使用されるレターヘッドは、大きく以下の2種類。

公的文書では会社独自の透かしが印刷されている場合も

一つは先述した公的文章を証明するためのレターヘッド。これは法的な効力を持つため、偽造防止の印刷が施されていたり、使用する際には発信先の記録や申請が必要であったりと、きちんと管理されている場合が多い。公式のレターヘッドは印刷会社で刷られた紙に、会社独自の透かしが入っているケースもある。

普段使いであれば簡易なデザインやコピーを使用することが多い

もう一つは、会社のロゴや住所は印刷されているが、簡易なコピーを使用して作成された、いわば普段使いのレターヘッド。会社が発行した文書を証明していることに変わりはないが、法に基づいた証明をするためのものではなく、企業間の一般的なやり取りやDM、fedexなどを利用して海外に貨物を送る際にもこちらが使われる。

日本でも、CI(コーポレート・アイデンティティ)にこだわりを持つ企業は、自社のレターヘッドをイメージ戦略の一つとして活用していることもある。

レターヘッドの使い方

レターヘッドは「ファーストシート」とも呼ばれ、1枚目のみに使用する。書簡が2枚以上になる場合、2枚目以降はレターヘッドと組み合わせる専用の用紙(ロゴマークなどがより控えめに印刷されているもの)や、レターヘッドと同じ紙質のものを使用し、封筒も同素材のもので統一するのがルールだ。

また、レターヘッドはあくまでも企業の公的文書という位置づけ。ビジネス上のやり取りであっても、お礼状やお詫び状などの個人的な目的では使わないのがマナーだ。

おすすめのレターヘッド作成方法

海外との文書のやり取りの中でレターヘッドが必要となった場合や、電子メールに自分でレターヘッドを記載する場合、「どのように作成したらいいか分からない」という人も多いのではないだろうか。ここからは、レターヘッドを作る際におすすめの方法を紹介する。

無料のテンプレートを利用する

インターネット上では、無料のテンプレートからレターヘッドを作成できるサイトもある。サイズや形状、デザインなどを選択するだけなので手間がかからず、ダウンロードや共有が簡単にできるのも魅力。サイトによっては、和文・英文を選択できたり、そのまま業者に印刷を依頼することも可能だ。

オリジナルのレターヘッドを作成する

「デザインにこだわりたい」「せっかくなら長く使えるものを作りたい」という方には、印刷会社やデザイン会社に作成を依頼するのがおすすめ。上質なレターヘッドを使用して送られた書簡は、会社のイメージアップにも繋がりやすい。レターヘッドには直筆で署名をすることもあるため、初めて作成する時は書きやすい質感の紙を選ぶのもポイントだ。

会社名や住所の入れ方は?レターヘッドの基本的な書き方

わざわざ依頼して作るほどではない場合や、簡易的なレターヘッドで十分な場合は、自分で作成するのも一つの方法。

必要になるのは、発信者の「会社名」「住所」そして「日付」だ。日本語で記載する際は、住所は「都道府県名→市区町村名」のように広い地域から表記するが、英語では「番地→市区町村名→都道府県名」と狭い地域から記していく。

また、日付を「2/11/2021」のように数字のみで表した場合、アメリカ式では2021年の2月11日、イギリス式では2021年の11月2日という意味になってしまうため、「February 11,2021」と月を英語で表記した方が誤解は生じにくい。

このように、企業のロゴがない簡易的なレターヘッドのことを「ヘッダー」と呼び、正式なレターヘッドと区別する場合もある。公的な文書ではないメールや文書に使うのであれば、特に効力に違いはない。

文/oki

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。