Withコロナのビジネスシーンにおいて、もはやなくてはならないものになっているオンライン会議。とはいえ、企業も個人もここ一年あまりで急ごしらえ的にシステムを導入したこともあり、不満やストレスを感じることもあるのではないだろうか?
そんな「オンライン会議」に関する意識調査がこのほど、GNオーディオジャパン株式会社により、20~50代の働く男女(合計500名)を対象にして実施された。
ポイント1:オンライン会議の実施について
全国の20~50代の働く男女にオンライン会議の実施について聞いたところ、約4割の人が「2019年に比べて、2020年はオンライン会議が増えた」と回答しており、会議のオンライン化を実感しているようだ。
2019年以前よりオンライン会議を実施しており「変わっていない」と答えた人と合わせると、2人に1人がオンライン会議を実施していると考えられ、徐々にオンライン会議が浸透していることがわかる。地域別でみると、特に増えたことを実感している回答者が多かったのは関東地域で、58.2%の人が増加を実感していた。
ポイント2:オンライン会議に関する不満について
オンライン会議に関する不満については、2人に1人が何らかの不満を抱いていると回答した。具体的な不満についてが、「発言タイミングに困る(26.8%)」と回答した人が最も多く、続いて「相手の音声が聞きづらい(20.5%)」、「相手の接続環境が悪く、一時中断することがある(16.7%)」という回答が多い結果になった。
また、オンライン会議に関する不満のうち、約30%は「音」に関連した不満という結果になっており、対面で会議をしているような感覚になれる一方、コミュニケーションの要になる「音」に不備があると気になってしまう人も一定数いることがわかった。
ポイント3:オンライン会議でのシステムトラブルと印象について
オンライン会議中のPCやオンラインツールなどのシステムトラブルがその後のビジネスに影響すると感じるか聞いたところ、約4人に1人が「その会議だけでなく、その後のビジネスに直接影響する」と感じており、特に30代は約3人に1人が影響を感じると回答していた。さらに「ビジネスに直接影響はしないものの実は気になっている」人が7.8%いた。
オンライン会議で相手の印象の良さを決める基準について聞いたところ、特に「話している音声がクリアに聞こえるか(26.8%)」、「通信環境が整っているか(17.5%)」、「周囲の雑音の少なさ(15.8%)」が整っている相手に対しては良い印象を受けやすいことがわかった。
オンライン会議で自分の印象をあげるために行動を起こした人は5人に1人(21.5%)という結果になっており、リモートワークが浸透した2020年らしく「背景を隠すものを購入し背景を整えた」人が6.5%いた。
全体の約30%が不満を感じていた「音」について、「音を聞き取りやすくするためにヘッドセットを購入した」人が最も多い(11.0%)一方で、複数人でのオンライン会議に対応するためのスピーカーフォンを購入した人は4.9%と意識の差が生まれていた。
※Jabra(GNオーディオジャパン㈱)調べ
<調査概要>
調査対象:20~50代の働く男女(合計500名)
調査期間:2021年1月15日~1月18日
調査エリア:日本全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社シグナル
出典元:GNオーディオジャパン株式会社
構成/こじへい