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「作る」「造る」「創る」の正しい意味と使い分け方

2021.03.27

『作る』『造る』『創る』は、いずれも何かをつくることを表す漢字です。それぞれ対象とするものによって使う漢字は異なるため、シチュエーションに合わせて使い分ける必要があります。三つの漢字の意味の違い、さらには類語や熟語を紹介します。

「作る」「造る」「創る」の意味

『作る』『造る』『創る』は、訓読みが同じで文字が異なる『異字同訓』の漢字です。どのように使い分ければよいのか、まずは言葉の意味をそれぞれ見ていきましょう。

「作る」は無形・有形のものをつくること

『作る』は、主に小さかったり形がなかったりするものを対象とする言葉です。

例えば、野菜や稲を育てるときは『野菜を作る』『稲を作る』などと書きます。また、『チャンスを作る』『定義を作る』などのように、目に見えない事柄についても『作』の漢字を充てるのが一般的です。その他、俳句や短歌などを詠むときも『歌を作る』などと記します。

小学校学習指導要領における『学年別漢字配当表』では、『作』は2年生で習う漢字として掲載されています。

「造る」は大きいものをつくること

より大きなものを対象にするのが『造る』です。

ただし、このくらい大きかったら『造る』を充てるといったはっきりとした決まりはありません。ただ漠然と規模が大きいと感じられるもの、大きいことが当然であると認知されているものには『造る』を使います。

具体的には、『庭園を造る』『貨幣を造る』『空母を造る』などです。

また、特定の原材料を醸造したり蒸留したりしてアルコールを生み出す場合も『造る』を充てることが多いでしょう。『ウイスキーを造る』『日本酒を造る』などと書きます。

なお、『造る』も小学校で習う漢字です。現在の小学校学習指導要領では、5年生で習うと定められています。

「創る」は新しいものをつくること

『創る』は『ゼロから生み出す』という意味の強い言葉です。

例えば、まだ定まっていない未来や明日については、『未来を創る』『明日を創る』などと書きます。創造力を働かせて生み出す料理や芸術についても、『料理を創る』『芸術を創る』などと記すのが一般的です。

もともと、常用漢字では『創』を「つくる」とは読ませませんでした。しかし、平成22年に常用漢字表が改定され、『創る』を『つくる』とする読み方が加えられたのです。

現在の小学校学習指導要領では、6年生で『創』の漢字を習います。

「作る」「造る」「創る」の使い分け方

「何かをつくった」ことを書き言葉で表現する場合、『作』『造』『創』のどれを充てればよいのか迷いがちです。

「つくる」を適切に使い分けるには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。言葉の選び方に迷ったときに、覚えておきたいポイントを紹介します。

一般的な表記は「作る」

何かをつくる場合は、『作る』とするのが一般的です。公的な文書で『つくる』と記す必要がある場合は『造る』『創る』を使用せず、『作る』を使うのが望ましいとされています。

また、教科書でも一般表記とされているのは『作る』です。『造る』は『酒造』『造幣』といった慣用的な表現にのみ使用され、『創る』は制作者の創意工夫が感じられるものについて、限定的に使用されます。

つまり、日常生活で『つくる』を表したい場合は、『作る』を充てるのが最も無難です。

迷ったときはつくるものの規模で判断を

三つの漢字の使い分けに迷ったときは、対象となるものの大きさや規模で判断しましょう。

前述の通り、一般的に小さいものが『作る』、大きいものが『造る』です。身近にあるもので何かをつくった場合は『作る』、たくさんの機械を使ったり大掛かりな準備をして何かをつくったりする場合は『造る』と考えれば分かりやすいかもしれません。

ただし、刺身は『お造り』『活き造り』などと記されることがあり、判断が難しいところです。

このように規模や大きさで判断しにくいもの、どちらの漢字を選ぶか分かりづらいものなどは、平仮名で記しましょう。刺身なら『おつくり』とするのです。

それぞれの類語・熟語で理解を深めよう

三つの言葉の違いを理解するときは、類語や熟語を並べてみると分かりやすいでしょう。言葉の大きさや内容がイメージしやすく、それぞれの違いがより明確になります。

「作る」の類語・熟語

『作る』はシチュエーションによってさまざまな意味を持ちます。類語としては、次のようなものがあります。

  • 成型する
  • 構築する
  • 用意する

『成型する』は形作る、『構築する』は組み立てて築くという意味です。何かを手づくりしたり組み上げてつくったりするときに使います。

『作る』を『お金を作る』などのように使う場合は、『お金を用意する』と置き換えられるでしょう。

『作』を含んだ熟語には、『作曲』『作画』『小作』『試作』などがあります。規模の小さいものや抽象的な何かを対象としたものが多い印象です。

「造る」の類語・熟語

『造る』の類語には以下のようなものがあります。

  • 開発する
  • 生産する

土地やエリアなどをつくるときは『開発する』、工場で何かを生み出すときは『生産する』に置き換えられます。

また、『造』を含んだ熟語には『製造』『造船』『造林』『酒造』などが挙げられます。規模が大きいもの、あるいは酒類をつくることを指す言葉です。

「創る」の類語・熟語

『創る』の類語は以下の通りです。

  • クリエイトする
  • 編み出す
  • 発明する

『創る』を全く新しいものを生み出すという意味で使う場合は『クリエイトする』と置き換えられます。一方、方式や技術を新しくするという意味なら『編み出す』『発明する』と置き換えてよいでしょう。

さらに、『創』を含む熟語には『創刊』『創立』『創世』などがあります。いずれも全く新しいものを生み出すときに使う言葉です。

構成/編集部

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