自宅で保管する際にギターへの負担を減らし、弾きたい時にサッと手に取れるようになる「ギタースタンド」。ギタースタンドには様々なタイプがありますが、特に壁掛けタイプは、省スペースでかっこよくギターを飾ることができます。この記事ではそんな壁掛けタイプのスタンドにフィーチャーして、おすすめ商品を紹介します。
【関連記事】吊り下げ、複数台対応、壁掛け、タイプ別に厳選したギタースタンドおすすめ8選
壁掛けタイプのギタースタンドのメリットと選び方のポイント
壁掛けタイプのギタースタンドは、壁にギタースタンドをネジ留めして、ギターを吊るして保管します。“立てかけタイプ”や“吊り下げタイプ”といったギタースタンドの種類の中で、壁掛けタイプは特に少ないスペースでギターを置くことが可能。Vシェイプなどの変形ギターで使用可能な製品が多いのも特徴です。まるで楽器店のように楽器を飾れるため、インテリアの一環としてギターをおしゃれにディスプレイしたい方にもピッタリです。
ネックで支えることでギターを吊すように設置するため、一見不安定に思えますが、実は安定感が高いです。さらに、ネックにかかる負担が少なくネック反りを防ぐ効果もあるともいわれています。フックにギターをかけると自動的に落下防止のロックがかかる“自動ロック機構”を備えた製品を選ぶとより安心です。
賃貸住宅は壁掛けだけでなく網掛けタイプやハンガータイプのギタースタンドを検討しよう
壁掛けタイプのスタンドには、“網掛けタイプ”や“ハンガータイプ”も含まれます。これらのタイプは壁に直接金具を設置するのではなく、鴨居やパネルにスタンドを引っ掛けて使用するもの。賃貸住宅で壁に穴を空けられないという方におすすめです。
壁掛けタイプのギタースタンドを選ぶ時の注意点
壁にネジやホッチキスなどで金具を固定する場合、飾りたい壁がコンクリートか石膏ボードかをまず確認しましょう。コンクリートの場合は壁に直接取り付けることができない可能性が高いので、その場合は網掛けタイプやハンガータイプに選択肢が絞られます。
また、ラッカー塗装のギターの場合、スタンドのゴムの部分が長期間ギターに触れると変色したり溶けてしまう恐れも。ラッカー塗装対応のスタンドを選ぶか、ギター本体が直接触れる部分にクロス(布)を敷くか、ギタースタンド用のカバーを併用しましょう。
ワイヤーネット付きの突っ張りパーテーションを使ってギターを壁掛けディスプレイ
壁面収納に便利な「突っ張りパーテーション」に網掛けタイプのギタースタンドを引っ掛けている方もいます。余ったスペースにS字フックを使ってシールドケーブルをかけるなど、小物も一緒にディスプレイできます。
突っ張りパーテーションは、できるだけ安定感のあるものを選びましょう(※突っ張りパーテーションの使用は自己責任でお願いいたします)。
ギターが落ちる可能性も!? パーテーション+壁掛けスタンドの組み合わせは耐荷重に注意
突っ張りパーテーションを選ぶ際は、耐荷重を必ず確認しましょう。特に楽器を2本以上飾ったり、ギター以外のアイテムも一緒にディスプレイする場合は要注意。ギターが落ちる危険があるので、耐荷重ギリギリにならないよう余裕を持つことが大切です。
壁掛けタイプのギタースタンドのおすすめ
続いて、壁掛けタイプのギターを5点ご紹介します。
【壁掛けタイプのギタースタンドのおすすめ】Amazonで評価の高いハーキュレスの人気スタンド
ギタースタンドの人気ブランド「HERCULES(ハーキュレス)」は、立てかけタイプ、吊り下げタイプ、複数台立てかけ可能なスタンドなど、様々な種類のギタースタンドをラインナップ。どの製品も安定感の高さに定評があります。
「GSP38WB PLUS」は、ロック機能「AGS(オートグラブシステム)」を備えた壁掛けタイプのギタースタンド。楽器の重みで自動的にアームが動き、ギターのネックをつかんでくれます。また、付属のNINA(ナロー・インストゥルメント・ネック・アジャストメント)を使うことで28~52mmのネック幅に対応。耐荷重は7kgです。
【壁掛けタイプのギタースタンドのおすすめ】ホッチキスで固定!? 賃貸住宅でも利用可能な石膏ボード専用スタンド
若林製作所「壁美人 ギターヒーロー」は、石膏ボード専用ホッチキスで金具を壁に固定します。壁の穴もほとんど目立たないため、賃貸住宅でギターを飾りたい時にも便利です。
180度開くタイプのホッチキスに、付属の専用針をセットすれば取り付け可能。耐荷重は8kgです。ラッカー仕上げ等のギターには対応していないので注意しましょう。
【壁掛けタイプのギタースタンドのおすすめ】木目調デザインのおしゃれなスタンド
ギターを壁に飾るだけでもおしゃれですが、せっかくならギタースタンドそのもののデザインにもこだわりたいところ。そこでおすすめなのが、木目調のデザインのNeboicのギターハンガーです。
壁との接合部分がアコースティックギターのボディの形になっている点もキュートです。耐荷重は15kgで、アコギ/エレキ/ベースなどに対応しています。
【壁掛けタイプのギタースタンドのおすすめ】クローゼットにギター!? 衣類ハンガーのように使えるスタンド
KIKUTANI「GA-150」は、楽器をクローゼットやハンガーラックなどに吊るして収納できるギターハンガーです。
新設計のフック部により、左右の揺れを抑え、工具を使わずに向きを変更できます。また、ラッカー塗装のギターにも対応。耐荷重は10kgです。
【壁掛けタイプのギタースタンドのおすすめ】横向きにギターを飾れるスタンド
ギターを吊り下げるのは不安という方や、よりおしゃれにギターをディスプレイしたいという方は、横向きの壁掛けスタンドも検討してみましょう。
Colorfylcocoのエレキギター向けハンガーは、ギターを横向きに置くことができます。
スタンドがネック部用とボディ部用で分かれているので、ギターを好きな位置・角度に飾ることが可能。ギター本体のボディ厚9.7cm程度まで収容できます。
※データは2021年2月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/bommiy