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不要だと思うビジネスマナーTOP3、3位言葉遣い、2位席次のルール、1位は?

2021.02.21

「不要と思うビジネスマナー」がある人は69.2%

あなたも心当たりがあるかもしれない。「誰に対する気遣いなのかわからない」ような形式的なビジネスマナーは存在する。「正直、面倒だな」と疑問や不満を感じている人も多いだろう。

そこでビズヒッツは働く男女500人に「不要だと思うビジネスマナー」についてアンケート調査を実施。今回はランキング形式で紹介しよう。

ビジネスマナーに自信がある人は49.8%

10代以上の男女500人に「あなたはビジネスマナーに自信がありますか?」と質問したところ、ビジネスマナーに自信がある人とない人が、ほぼ半分ずつという結果だった。

若手(10~20代)、中堅(30代)、ベテラン(40代以上)の3つの世代にわけてみると、以下のような結果に。

「自信がある」「多少ある」と回答した人の割合は、意外にも、若手(10~20代)世代でもっとも多くなった。

若手社員は新入社員研修で叩きこまれたビジネスマナーをまだしっかり覚えており、自信があるのかもしれない。

ビジネスマナーを知らずに恥ずかしい思いをしたことがある人は約3割

「ビジネスマナーを知らずに、恥ずかしい思いをしたことがありますか」と聞いたところ、3割近くの人が「ある」と答えた。

・敬語を使おうとしたあまり、変な日本語になってしまい、相手から笑われた(20代女性)

・名刺をどちらから出すかわからなくて、恥ずかしい思いをしました(40代男性)

・新入社員のころ、座席位置を知らずに、一番偉い人が座る位置に座ってしまった(50代男性)

「誤った言葉づかいを注意された」「名刺交換のマナーを知らなかった」「上座・下座を間違えた」というエピソードが多く寄せられた。

ただ「ビジネスマナーを知らなくて恥ずかしい経験をした」人のうち44.3%が、現在では「ビジネスマナーに自信がある」「多少ある」と回答している。恥ずかしい思いをバネに、ビジネスマナーを身につけた人も多いことがわかる。

不要と思うビジネスマナーがある人は69.2%

さらに、「不要と思うビジネスマナーがあるか」と質問した。「どのビジネスマナーも、物事を円滑に進めるために必要なもの」という回答もありましたが、70%近くの人が「不要と思うビジネスマナーがある」と答えた。

なお、「不要と思うマナーがある」と答えた人の割合を若手(10~20代)、中堅(30代)、ベテラン(40代以上)の3つの世代にわけてみた結果は、若手が67.6%、中堅が69.5%、ベテランが69.8%。世代ごとの差はあまりなかった。

次からは、具体的にどんなビジネスマナーが不要だと思うのか、ランキング形式で紹介しよう。

不要なビジネスマナーランキング

1位になったのは「名刺交換の所作(84人)」。2位以下は「上座・下座の席次ルール(56人)」「言葉づかいや呼称のルール(55人)」と続く。

「名刺交換」は、「ビジネスマナーを知らずに恥ずかしい思いをした」という質問でもコメントが数多くあがっており、社会人を悩ませるマナーの代表格と言えそうだ。

まとめ

「心がこもっていない」「誰に対する気遣いなのかわからない」ような形式的なマナーに対し、「不要だ」と考える人が多いとわかった。l

形式にとらわれるより、ビジネスマナーの本質である「相手への思いやりの気持ち」を大切にするほうが、相手からの信頼を得やすい気もする。

とはいえ、形式的なマナーを重視する職場では、上司や取引相手に合わせざるを得ないのが社会人のツライところだ。ビジネスマナーに厳しい職場で働いている人は、「面倒だなぁ」と思いながら嫌々するのではなく、「この相手には、敬意や気遣いを伝えるために、このマナーが必要なのだ」と割り切ってみてはいかがだろう。

「必要なことなのだ」と考えると、マナーの所作・作法だけが今よりもっとスムーズにできるようになり、仕事上のコミュニケーションも変わるかもしれない。

調査概要

調査対象:全国の働く男女
調査日:2021年1月16日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性307人/男性193人)

構成/ino.

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