守銭奴にはどう対応する?
お金への執着心が強い人と付き合う必要があるとき、普通の感覚で接するとイライラしたり腹が立ったりしやすいでしょう。なるべくお互いがストレスをためずに付き合うには、どうすれば良いのでしょうか。
相手に合わせる
守銭奴とそれなりに円満に付き合うには、自分の感覚と相手の感覚が違うことを受け入れる必要があります。守銭奴がお金に細かいのは当然と考えて、相手のペースに合わせましょう。
例えば、飲み会や食事会はあらかじめその人に金額の上限を聞いて、みんなで割り勘にすると決めておきます。会計の際は面倒でも端数まできっちり割り、端数でもめそうだと思ったら、最初から自分が出すと決めておくと良いでしょう。
誰かの執着やこだわりをなくしたり、変えたりするのは難しいことです。面倒なことも、全て想定内ならさほどイライラしません。自分が一歩引いて対応した方が、ストレスを感じずに済むでしょう。
お金の話題を避ける
お金の話題が絡まなければ、守銭奴をやり過ごすのは簡単です。なるべく波風を立てずに付き合いたいなら、お金の話題は避けましょう。お金の話が思わぬトラブルを招き、お互いが相手に対してイライラしやすくなります。
それでもストレスを感じる場合は、距離を取るしかありません。相手が職場にいて避けようがないなら、仕事以外の話を控えます。
プライベートな話題を避ければ、「得する・しない」「儲かる・儲からない」といった話にはなりにくいでしょう。
守銭奴と言われないためには
お金にこだわるのは、度が過ぎなければ悪いことではありません。しかし、あまりにも度が過ぎる場合は現状を改めた方が良いでしょう。
守銭奴と呼ばれるのが不本意だと感じる場合は、そう呼ばれることがないように自分を変えるためのポイントを紹介します。
お金への執着心を手放す
何かを成し遂げたり手に入れたりするために必要なツールがお金です。あくまでも目標達成手段の一つと考えれば、こだわるポイントはそこではないと理解できます。
お金をためることに執着している人は、お金を手放すことに意識を向けてみましょう。
いきなりお金の使い道を考えるのが難しい場合は、お金を使う練習から始めてみるのがおすすめです。毎月一定額を決めて使い道を考えてみたり、誰かにちょっとしたプレゼントを贈ってみたり、どのようなことでも構いません。
お金を使って楽しみを得る体験をすれば、『お金はツール』という考え方にも共感できるようになってくるはずです。
お金以外の大切なものを増やす
お金に執着してしまうのは、それ以上に価値のあると感じられるものがないためとも考えられます。より大切なものが見つかれば、お金への執着も薄らぐかもしれません。
例えば、少し豪華な食事を楽しんでみたり、すてきな景色を見に出掛けてみたりすれば、気分が上がります。さまざまな体験をする中で『趣味』と呼べるものが見つかれば、そこにお金を使いたくなることもあるでしょう。
お金以外に集中できるものや好きだと思えるものが見つかれば、お金の優先順位は自然に下がるのではないでしょうか。
構成/編集部