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「CF」の正しい使い方!業界やシーンによって意味が異なる理由

2024.04.06

「CF」と聞いて、まず何をイメージするだろうか。会計業務に携わっている人は「キャッシュフロー」を思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし、実はそれ以外にもCFという言葉が使われる場面があるのをご存知だろうか。略語であるCFは広告業界や建築業界、医療用語などで使われ、分野ごとにまったく別の意味を表す。

そこで本記事では、CFのさまざまな意味と使われ方を紹介する。シーンごとに変化するCFの意味の違いを、この機会にチェックしてほしい。

企業会計、ビジネスにおけるCFとは英語の「キャッシュフロー」の略

キャッシュフローとは、その名の通り「お金の流れ」のこと。企業会計において、企業にお金が入ってくることを「キャッシュイン」と言い、反対に企業からお金が出ていくことを「キャッシュアウト」と呼ぶ。そして、キャッシュインからキャッシュアウトを差し引いた収支のことを、キャッシュフローと言う。

会社がキャッシュフローを把握する目的は?株価にも影響する!

企業には、商品やサービスの提供によりお金が入るが、商品の仕入れや従業員の給与の支払い、事務所の家賃や光熱費の支払いによってお金が出ていく。会計業界は、「利益は意見、キャッシュは事実」という言葉がある。この言葉は、「利益や収益以上に、現金の移り変わりを明確にすることが重要」という考え方を表したものだ。

キャッシュフローを把握する目的は、時間差で起きる利益や現金等の誤差を知り、それを経営に生かすこと。キャッシュフローを明確にすると、手許の現金を増やしたり、資金ショートを防いだりすることができる。資金繰りを十分に予測できるため、金融機関からの資金調達をスムーズに受けられることが多い。投資家にとっても、CFは重要な指標の一つ。CFは純現金流入額を示すため、企業の収益性を把握するうえで大切な情報だ。

不動産業界でもキャッシュフローの意味で使われる

不動産業界でも、CFは「キャッシュフロー」の意味で使われ、物件や事業から生じる現金の流れを指す。この数値は、投資の収益性を判断するうえで重要だ。収入から経費を差し引いた純額がキャッシュフローになるため、CFの値が正の場合、利益を生み出していることを意味する。

広告宣伝業界で使われるCFとは「Commercial Film(コマーシャルフィルム)」のこと

広告宣伝業界では、CFは「Commercial Film(コマーシャルフィルム)」の頭文字を取った略語として使われる。コマーシャルフィルムとは、映像を使用した商業用の広告のこと。テレビコマーシャルをはじめ、インターネットの動画広告や映画の本編が始まる前に流れるスクリーン広告も、このコマーシャルフィルムに分類される。

一般的に良く耳にするCM(コマーシャルメッセージ)が、広告全般を示す言葉なのに対し、コマーシャルフィルムは「映像広告」だけを指す。コマーシャルメッセージは、新聞や雑誌、電車の中づり広告などの紙媒体広告やラジオでの伝言広告など、仕様を選ばないのが特徴。

映像は、視覚と聴覚に同時に訴えかけることができるため、コマーシャルフィルムは短い時間で人の心を掴むことができる手法として注目されている。

論文に出てくるcf.とは「参照」の意味

英語の論文中には、ところどころスラングが使われることがある。論文中に出てくるcf.はラテン語の「confer」の略語で、「参照せよ」「比較せよ」という意味。参考文献や比較事例など、追加の情報を見る必要がある際に使われる。例えば、「cf. p.30」と書かれている場合は「30ページを参照」と言う意味だ。

cf.以外によく使われる略語ex.とは何の略?

論文の中に出てくるex.は、英語「example」の略語。日本語で「実例」「例」という意味がある。cf.のようにラテン語で表す場合は「e.g.(exempli gratia)」という表記を使う。実は、「ex.を使うのは日本人だけ」とも言われており、世界では一般的に「例」を記す際には「e.g.(ラテン語exempli gratiaの略)」が使われる。

医療用語のCFとは「大腸内視鏡検査」のこと

医療用語のCFは「Colono Fiberscope(大腸内視鏡検査)」の意味で用いられる。この検査は、内視鏡を肛門から挿入し、大腸ポリープや癌、大腸内の出血や炎症などの有無を調べるもの。腹痛や血便、ひどい便秘や下痢の症状がある場合に行われることが多い。

CFを行っている主な診療科は、消化器内科、消化器科、内科、外科、消化器外科。大腸内視鏡検査でわかる病気は、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患(クローン病)、虚血性腸炎、大腸憩室症、潰瘍性大腸炎などがある。

建築業界で使われるCFとは「cushion floor(クッションフロア)」のこと

建築、不動産業界で使われるCFは、「cushion floor(クッションフロア)」を意味する。クッションフロアとは、弾力性に優れた塩化ビニル製の床材のこと。耐久性耐や耐水性に優れているため、キッチンや洗面所、トイレなどの水まわりに用いられることが多い。

一般的に住宅で使われるクッションフロアは1.8mm、店舗や事務所など土足対応になっている場合は2.3㎜以上が選ばれることが多い。薄くて柔らかいシート状の床材のため、誰でも簡単にカットすることが可能。ボンドや両面テープで施工できるため、近年はDIYに活用する人も少なくない。

サッカーで使われるCFとは「Center Forward(センターフォワード)」のこと

サッカーでは、CFを「センターフォワード」の意味で使われる。CFは攻撃の最前線に位置し、得点を目指す重要な役割。敵陣深くでボールを受け、ゴールを狙うことが主な任務だ。そのため、体力と技術を兼ね備えていることが求められる、難しいポジションの一つ。

 

文/oki

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