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パナソニックが提案する次世代オフィス「worXlab」を体験してきた!キーワードは〝人起点の空間価値創出〟

2021.01.29PR

働き方改革、そして新型コロナウイルスの存在により、オフィス空間に対するニーズは急激に変化している。これからの時代、働き手が求める理想のワークプレイスとはどのような環境だろうか。

2020年12月、パナソニック株式会社は「『働く』を実験する」をテーマにしたライブオフィス「worXlab(ワークスラボ)」を開設。ニューノーマル時代における、一つのオフィスの在り方を提示した。

本稿では、同社のテクノロジーの集大成とも言える「worXlab」を取材し見えてきた、次世代オフィスのかたちを紹介したい。

アップデート型ワークプレイス「worXlab」の特徴と誕生背景

パナソニック株式会社 空間ソリューション事業推進室 マーケティング推進部 部長 丸山功一氏(右)、主幹 神谷学氏(左)

パナソニック東京汐留ビル内にある同施設は、およそ800平米のオフィスフロアに200以上のセンサデバイスが設置された、最先端のオフィス空間。「breathing 生きた空間 健やかに働く」をコンセプトに、同社のテクノロジーを集結させ、働く人にウェルネス環境を提供する。

人起点で「安心・安全・働きやすさ」に徹底的にこだわり、光、空気、音、香り、映像などを駆使しながら、オフィスワーカーがより快適に働けるよう、随所に工夫を施した。入室者が身に付けるウェアラブル端末や各所に設置されたセンサーにより、ヒト・環境・設備データを繋げ可視化。それらをクラウド上で解析し、より最適な制御指示をフィードバックする好循環を生み出す。つまり、worXlabは常に進化し続ける「アップデート型ワークプレイス」だ。

パナソニックの持つ技術、ノウハウを集め、トータルで空間ソリューションを提案

worXlab誕生の背景について、空間ソリューション事業推進室 マーケティング推進部 部長 丸山氏と神谷氏は次のように語る。

「worXlabの企画は2020年4月にスタートしました。同年10月後半に完成し、12月からお客様に体験いただけるようになったところです。新しく発足したこの部署は、企画、技術、商品開発、営業、宣伝、知財、法務、デザイナーなど、さまざまなバックボーンを持った社員で組織されています。はじめは『これからのオフィスの在り方、働き方とは何か』を考えるワークショップからはじめ、170ほどのアイデアを出しました。その中から『安全・交流・集中・回復』の4つのテーマに絞り込み、それらに対し我々の技術で何ができるのかを考えながら、かたちにしていきました」(神谷氏)

「このプロジェクトは元々、働き方改革つまり業務の効率化や生産性の向上を目的としていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大により、空質技術による『安全性』にも特化させていきました」(丸山氏)

「安全」「交流」「集中」「回復」をテーマに作り込まれた空間

今もこれからも、感染症への不安を感じさせない空間は、誰しもが理想とするものだ。フロア内には自立型熱交換気ユニット、ダウンフロー気流、調湿・次亜塩素酸での除菌といった感染症対策がしっかりと施されており、どこにいても安心感がある。

しかし、worXlabはこうした「安全」だけでなく、「交流」「集中」「回復」など、より働き手に寄り添った機能も充実している。施設内にある「ウェルカムゾーン」「ミーティングゾーン」「執務ゾーン」「集中ゾーン」「カンファレンスゾーン」、それぞれの特徴を見ていこう。

エントランス、ウエルカムゾーン

入室時には、センサーによる顔認証と体温測定を行う。マスクはしたままでOK。反対に、マスクをしていないと注意喚起される。また、サイネージには「出社率」「時差通勤率」「安全性」「快適性」などの情報が表示され、中の様子を一目で確認できる。

エントランスに一歩足を踏み入れると、まず〝空気の違い〟に驚かされる。淀みがなく、クリーンな空気が風のように流れ、そこにふわりと良い香りが加わる。とてもビルの中にいるとは思えない開放感があった。

「スイッチスポット」と呼ばれるスペースには、本物の焚き火のような設備が配置されている。視覚的、聴覚的なアプローチにより、その名の通り働き手のスイッチを切り替える場所だ。出社時、仕事と仕事の合間に立ち寄ることで、メリハリをつけて仕事に取り組める。

来訪者の待合スペースにもさまざまな工夫が施されており、上部からは鳥のさえずり、下部からは川のせせらぎが、そして中央部分からはほのかな香りでおもてなししてくれる。実際に座ってみると安心感はもちろん、緊張が緩和していくような感覚があった。

ミーティングゾーン

ミーティングスペースには、上から下に空気が流れるダウンフロー気流を取り入れ、マスクから漏れ出るエアロゾル拡散を低減させている。安心して人と直接交流できる場は、コロナ禍の今もこれからも欠かせない存在だ。

ミーティングゾーン内に配置されているディスプレイには、センサーでセンシングされた「人密度」「快適性指標」などの情報が表示される。室温度や騒音の状況も確認できるため、〝今日働く場所〟を選択できる。

データによる解析で、「今日はここで勤務してみてはどうですか?」など音声による提案をしてくれるのも面白い。毎日、新鮮な気持ちで働けるはずだ。

執務ゾーン、集中ゾーン

執務ゾーンはフリーアドレスを採用。さらに、ここではデータ活用によるゾーニングが行われ、場所ごとに光の色、流れる音楽が異なっている。例えば、「カフェのような雰囲気で仕事がしたい人には暖色系の光とジャズを」といった具合に、働く人の好みにより自動で切り替えが行われ、集中力をサポート。仕切りのあるデスクに加え、スタンディングデスクも備わっている。音楽は指向性のスピーカーを使用しているので、その場にいる人以外には聞こえないので仕事の邪魔にならない。

窓際の席と個室ブースは集中ゾーン。「プレゼンの資料作りに専念したい」「新しいアイデアを考えたい」など、その時々の状況から働く場所を自分で選択できる自由度の高さもworXlabの魅力の一つだ。

カンファレンスゾーン

カンファレンスゾーンは、大きく2つの機能を有している。一つはシームレスなミーティング、テレビ会議ができる場所としての機能。テレビ会議時は、プロジェクターにより壁に映像が映し出され、オンライン上とは思えないほど臨場感がある。

もう一つは、「回復」の機能。光、風、映像、香りの演出により、短い時間でしっかりとリフレッシュできる。神谷氏は「意識的に回復の要素を取り込みました。Well-beingに注目が集まっていますが、それはワーカーにとっても必要な要素です。日本ではまだあまり浸透していませんが、数年後には『当たり前』になっていると思います」と話す。

自然の風景や夜景など没入感のある映像で非日常感も味わえる。仕事中にもこうした時間を取り入れることで、常にハイパフォーマンスを維持できそうだ。

理想のオフィス環境がここから始まる

施設内を案内してくれた二人は、実際にここで働き始めてから、身をもってその快適さを体感しているという。

「心の部分で今までと違う感覚があります。心にゆとりができ、マインドが変わりましたね。クリエイティブな仕事ができるようになったと感じています」(神谷氏)

「『自由だな』と実感しながら仕事ができています。今までは書類をデスクに置くのが当たり前でしたが、フリーアドレスになったことで、今まで以上に整理整頓に工夫をするようになりましたね」(丸山氏)

今までは建物起点、つまり「スペースの効率性」が重視されてきたが、これからは「人起点での働きやすさと生産性のバランスが重要」と二人は話す。

worXlabはテナントとして入居している企業を想定し、いわゆるC工事(現場復旧が前提のテナントビル内部の工事)に対応。新しいオフィスのソリューションをトータルで提案してくれる。オフィス移転などに伴う全面的な改装はもちろん、一部の設備を取り入れることも可能だ。

またクラウド上に蓄積される人の行動データも、企業にとっての財産になる。活用次第でチーム、組織の強化にも繋げることができるはずだ。働き手が気持ち良く、そして常に最大限の能力を発揮できるオフィスは、経営層にとっても大きなメリットになるだろう。

コロナ禍でオフィスを持たない選択をする企業がある一方で、人との直接的な交流の大切さに気付かされた人も少なくない。神谷氏は最後に、「worXlabが社内の人だけでなく、パートナーとの共創の場、そして情報発信をしていくハブ的な役割を持たせたい」と話してくれた。安心感と人との交流、それらを両立させたWorXlabは、これからも時代に寄り添いながらさらに進化し続けていくだろう。

公式サイト:https://www2.panasonic.biz/ls/solution/office/

取材・文/久我裕紀 撮影/末安善之

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