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「喧々諤々」の正しい意味とは?

2021.02.11

『喧々諤々(けんけんがくがく)』という言葉を見聞きしたことはありますか?近年では一般的に用いられている言葉ですが、本来は誤用であることを知る人は少ないでしょう。『喧々諤々』を適切に使用するために、正しい使い方や由来を解説します。

「喧々諤々」の意味とは?

まずは、『喧々諤々』の意味を理解し、どのような場面で使う言葉なのかを確認しましょう。理解を深めるため、具体的な例文も紹介します。

多くの人が騒がしく議論すること

『喧々諤々』は「けんけんがくがく」と読み、多くの人が騒がしく議論することを意味します。

たくさんの人が議論を行い、白熱してそれぞれ好き勝手に意見を出すようになり、もはや収拾がつかない様子のことです。

『喧々』とはがやがや騒がしいことを、『諤々』とは周囲の様子や力関係を気にすることなく、自分が正しいと思う意見を述べることを言います。

この二つの言葉が合わさり、「多くの人が、騒がしく自分の意見を主張して議論する」という意味になったのです。

「喧々諤々」を使う場面

『喧々諤々』という言葉からは、「参加者が自分の意見を主張するばかりで、話がまとまらず生産性のない様子」が想像できます。

つまり、ネガティブな意味で使われることが多い言葉といえるでしょう。

また、『喧々諤々』は議論の場に多くの人がいたことを示しているため、2人での議論に対しては使いません。

あくまでも『複数の人』がガヤガヤと意見を言い、それぞれの意見が聞こえないほどやかましくなった様子を指します。

あまりよい意味で使われることはないため、使う相手や状況を間違えないように気を付けましょう。

「喧々諤々」の例文

『喧々諤々』は以下のような使い方をします。多くの人が集まる場所に対して使うため、会議が出てくることが多いでしょう。

  • 今年の株主総会は喧々諤々としていた
  • 会議は喧々諤々とし、結局何も決まらなかった
  • 隣の人の声も聞こえないほどに、喧々諤々とした議会だった

「喧々諤々」は間違いだった?

今では一般的に用いられる『喧々諤々』という言葉ですが、実は間違った言葉が広まったものです。正しい用語について、しっかりと理解を深めておきましょう。

「喧々囂々」と「侃々諤々」が由来

『喧々諤々』は、『喧々囂々(けんけんごうごう)』と『侃々諤々(かんかんがくがく)』が混同されてできた言葉です。

『喧々囂々』とは、たくさんの人々がやかましく騒ぎ立てる様子を指す言葉です。

『喧々』も『囂々』も、騒がしい様子を表しています。ただし、意味するやかましさは、議論のような複数の人が話す状態ではなく、一方的に「相手に声を浴びせる」といったニュアンスが強い傾向にあります。

一方、『侃々諤々』とは、遠慮することなく自分の意見を主張し、議論することをいいます。

『侃々』は、簡単に自分の意見を曲げないという意味で、『諤々』は周囲を気にすることなく、自分の意見を主張するという意味です。あまり一般的ではありませんが、省略して『侃諤(かんがく)』と用いられることもあります。

『喧々囂々』と『侃々諤々』は、音やリズムが似ていること、それぞれの言葉が示す状況も通ずるところがあったため混同され、そして生まれた言葉が『侃々諤々』だったのです。

「喧々諤々」は広辞苑に掲載されている

元々は誤用であった『喧々諤々』ですが、間違ったまま使われ続け、使う人が増えた結果、今では日本語として認知され、広辞苑にも掲載されています。

言葉の使い方は、時代の流れとともに変化していくものです。そのため、誤用であっても広く使われるようになると、そのうちに市民権を得ることも少なくありません。

『喧々囂々』も、広く浸透することで一般的に使われるようになった言葉の一つなのです。

「喧々諤々」の類語

『喧々諤々』の類語の代表例として、『議論百出』『諸説紛々』が挙げられます。似た意味の言葉ではあるものの、まったくの同義ではないので、きちんと意味を理解した上で使うようにしましょう。

「議論百出」

『議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)』とは、さまざまな意見が出て、活発に議論される様子のことを言います。会議の参加者の熱量が高く、議論が盛り上がっている様子をうかがわせる言葉です。

『喧々諤々』が「議論の収拾がつかなくなって続行が困難な様子」であるのに対し、『議論百出』は「たくさんの意見が交わされ、建設的に議論が進んでいる様子」を表します。

『喧々諤々』がネガティブな様子、『議論百出』がポジティブな様子を示すことが多いため、使う場面を間違えないよう注意しましょう。

「諸説紛々」

『諸説紛々(しょせつふんぷん)』とは、「さまざまな意見や学説、噂が入り乱れ、真相が分からない状態」を指します。

会議など、実際の議論の様子を表すというよりは、対象となる問題について過去から現在に至るまで議論されてきた経過を表すことが多いです。

この点において、『諸説紛々』は『喧々諤々』と少しニュアンスが異なります。

構成/編集部

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