米国株投資は、価格変動リスクやカントリーリスクなど、さまざまなリスクを抱えている。ここでは、初心者が知っておくべきリスクヘッジの方法を具体的に解説していく。
VIXを活用したETFなどでリスクに備える!
相場が混乱すると値が上昇するVIX指数
VIXは別名で恐怖指数と呼ばれ、相場の値動きが大きくなる混乱期に値が上昇するように計算される。代表的なのは「S&P500種株価指数」(以下、S&P500)という米国市場での代表的な500銘柄の平均株価を使ったもの。この平均株価の値動きが大きくなる相場の混乱時に、値が上昇するような計算式となっている。おおむねVIXが15以下の時は相場が安定し、20を超えると相場が混乱していると考えられる。2020年3月に起こったコロナショックによる相場急落では、VIX指数が約85まで上昇。相場への不安が募るほどに値が大きくなるので、まさに恐怖指数という名にふさわしい。
ちなみにS&P500をもとにしたVIXを「VIX指数」、それ以外の株価指数、例えば日経平均をもとにしたVIXは日経平均VIということが多い。知っておくとデータを調べるのに便利。
[GoogleやチャートツールでのVIXの例]
引用元:TradingView(http://jp.tradingview.com/)
引用元:Google(http://google.com/?hl=ja)
VIXの値動きはGoogle検索や「TradingView」などのチャートツールで調べられ、誰でも手軽に知ることができる。相場が混乱すると値が急騰する特徴があり、米国株取引の参考にもできる。