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米国株、スーパースクリーナー、投資先選び、投資系YouTuberぽんちよさんが明かす「株選びの秘訣」

2021.01.17PR

サラリーマンという本職があり、あくまでも副業として投資を始めた「ぽんちよ」さん。YouTubeでは「【投資家】ぽんちよ」というチャンネルを運営し、投資に関する様々な情報を発信している。

前回記事に続き、今回は実際にどんな投資先をどれくらい購入しているのか、それらはどのような基準で選ばれているのかを解説する。

ぽんちよさん

投資家/ぽんちよさん
以前まで勤めていた企業からの転職を機に、都心から離れた企業に勤続しながら、副業として投資を実践。〝金のなる木〟を作って経済的に自立するセミリタイアを目指している。

 

→ぽんちよさんのYouTubeチャンネルはこちら

ポートフォリオと投資先の傾向

Q. 米国株にはどの程度投資している?

分析にはスーパースクリーナー(下欄で詳述)などを使い、セレクションをかけています。ファンダメンタルズ(※1)が好きですが、テクニカル(※2)は勉強中です。自分はグロース株が好きなのでハイテク銘柄やSaaS(サービス型ソフトウェア)銘柄に固まってしまいますが、そこの分散自体は、あまり考えていません。あとは、自分の資産全体としては、貯金を30%くらい持っておきたいなと思っています。残りの半分ずつくらいを日本株と米国株に投資し、これからは米国株の比率を上げていこうかなと。新興国の株も視野に入れています。ちなみに私は、個別株投資とインデックス投資を並行して行なっています。前者は後者に比べてリスクが高く、その分、リターンを狙える可能性は大。ゴールとして設定している自己資産額5000万円を、いち早く実現させるのが目的です。一方の後者は、前者よりも低リスク。ポートフォリオ全体のリスクを抑える役割を果たしています。なお、一般的にリスクが低いといわれている債券や金への投資はしていません。

●米国株運用は34.8%!ぽんちよさんのポートフォリオを公開

ぽんちよさんのポートフォリオ

全体の約32.9%に当たる約539万円の日本株に対し、米国株は全体の約34.8%に当たる約569万円。そのほか、米国株に連動した投資信託は約139万円とのこと。なお、現金に関しては300万円以上を保有することをマイルールとしている。「最近では総資産の上昇に伴って現金保有率自体が22.5%に低下しています」(ぽんちよさん)(2020年12月末時点)

ぽんちよさんが活用しているスーパースクリーナーとは?

証券会社が用意している株主向けのツールのこと。Webサイトなどで指定した任意の条件に合わせて、銘柄をスクリーニング=抽出する。指定する条件には、売上高や利益といった業績・財務情報だけでなく、PER(株価収益率)や配当利回りなどの投資指数、テクニカル分析による売買サインなどが含まれる。

スーパースクリーナー引用元:楽天証券

Q. 投資先選びの指針は?

つみたてNISAとiDeCoを利用した米国株メインの投資信託とともに、投資信託以外の個別株を運用しています。過去に楽天VTI(※3)も買っていました。私はグロース株が好きで、売上高成長率が「プラス15以上」はあってほしいなと。営業利益率は10%以上あったらうれしいところです。ただし、最近のSaaS銘柄とかだと赤字経営でスタートし、その後、売上高成長率が強い企業も少なくありません。そのため、営業利益率にはそんなにこだわらず、売上高成長15~20%以上ある銘柄を意識しています。

Q. 具体的に投資している銘柄は?

個人ビジネスをしている関係上、普通のサラリーマンは使わないようなクラウドサイン系や、確定申告に関連するクラウド会計系の銘柄に、ほかの人よりも早めに目をつけ始めていたと思います。例えば、日本株の場合には、Freee(4478)やMoneyForward(3994)といったクラウド会計の銘柄を持っていて、今では〝2倍株〟になっています。それがきっかけで「日本のビジネスモデルでこういうのがあるのか」「それなら米国株はもっと強いよね」ということで、米国の「インテュイット(INTU)」というクラウド会計に投資をしました。なお、コロナショックにおいて米国株では唯一、エクソンモービル(XOM)だけ「損切り」をしました。エクソンモービルは米国株を始めた頃に「高配当だな」と思って買いましたが、芳しくない経営状態が続いていたためです。米国ハイテクETFは毎週買っていて「今週いい銘柄ないな」と思ったら、とりあえずQQQ(※4)の株を見ますね。それと、最近ではEWW(※5)の銘柄を買ったほか「メキシコやインドネシアでは将来的に人口が増えそう」といった国々の動きを考慮し、購入を決めることもあります。

■グロースとインデックスに対する投資の考え方の違い

グロースとインデックスに対する投資の考え方の違い

ぽんちよさんは、通常取引としてグロース株に投資しつつ、インデックス投資では税制優遇を活用。両者を巧みに使い分けている。

●ぽんちよさんが投資するグロース株の魅力

ぽんちよさんが投資するグロース株の魅力

INTUをはじめとするグロース株はインデックス投資よりも大きなリターンを上げられる可能性がある。売上高成長率で成長度合いがわかるのも魅力だと、ぽんちよさんは話す。

eMAXIS Slimシリーズの魅力とは?

ぽんちよさんが主な投資先として挙げるのが「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。同銘柄をはじめとするeMAXIS Slimシリーズは信託報酬(手数料)を段階的に下げ、投資家が継続して運用しやすいようにしている。

eMAXIS Slimシリーズ

※1 企業の財務状況や業績をもとに「企業の本質的な価値」と「市場価値とのギャップ」を分析すること ※2 チャート化した過去の値動きからトレンドやパターンなどを把握し、今後の株価や為替動向を分析すること ※3 米国バンガード社が運用する株式指数「CRSP USトータル」に連動させたインデックスファンド(VTI)を買い付ける投資信託のこと ※4 正式名称はインベスコQQQトラストシリーズ1。「NASDAQ100指数」に連動するETF(上場投資信託)のこと ※5 正式名称は「iシェアーズMSCIメキシコETF」。MSCIメキシコIMI25/50というインデックスに連動するETFのこと

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取材・文/編集部

次回「ぽんちよさんの「忘れられない失敗と、そこから学んだこと」

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