
東京消防庁によると、救急車の出動件数が増えるのは、7月、8月の夏季と、12月、1月の冬季だそうです。
年末年始での帰省中や、自宅でくつろいでいる時にあなたや家族の具合が突然悪くなり、救急車の呼ぶことがあるかもしれません。
そんな時、救急隊に伝えるポイントを事前に知っておけば、慌てることなく簡潔に情報を伝えられるはずです。
【参照】東京消防庁
119番で救急車を呼ぶ時に伝えるコト
救急車を呼ぶ時にあなたが慌てていて要請内容をきちんと伝えられなければ、救急隊は出動できません。
まずは落ち着いて「救急」であること。次に来てほしい「住所」を伝えます。
電話で具体的に聞かれる内容は以下のとおりです。
【参照】総務省消防庁|救急車利用マニュアル A guide for ambulance services
119番に電話した時に聞かれるコト。答えるポイント
1:最初に「火事ですか? 救急ですか?」と聞かれます。はっきりと「救急」と伝えましょう。
2:救急車の行き先を聞かれます。落ち着いて住所を伝えてください。緊急性が高い場合はこの時点でも救急車は出動します。
外出先などで現在地がわからない時は、Googleマップなどスマホのアプリによる確認方法を試してください。
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3:症状を聞かれるので、「誰が」「どのように」「どうなったか」を簡潔に伝えます。あわせて呼吸や意識の有無なども伝えてください。状況によっては、応急手当が指導されます。
4:具合の悪い人の年齢を聞かれます。正確な年齢がわからない場合は、おおよそでも構いません。
5:最後に通報した人(あなた)の名前と連絡先を聞かれるので、答えましょう。
ほかにも、急病やけがの状況、持病の有無や普段服用している薬、かかりつけの病院なども聞かれるケースがあります。わかる範囲で答えてください。
文/髙見沢 洸