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令和の新入社員は他の世代と比べて「失敗を恐れる気持ちが強い」「他人からの評価が気になる」人が多い?

2020.11.26

「失敗は成功の母」とよく言われる。しかし、令和時代の新入社員は、他の世代と比べて他人からの評価を過剰に気にし、失敗を過度に恐れる傾向にあることがこのほど、日本能率協会マネジメントセンターの意識調査によって明らかになった。

本調査は、2019~2020年に入社した新入社員と、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員の計1,502名に対して実施された。

【キャリア(将来)】 自分自身の将来や働き方について考え直すきっかけを得ている

新型コロナ前と現在を比べて、「仕事」「プライベート」「働き方」すべてにおいて考え直すきっかけとなったという回答が半数以上となった。特に新入社員(Z世代)ほどその傾向が強く出ている。

【時間】「コントロール」「集中力」はポジティブな回答が多い一方で、「使い方」は課題が多い

テレワーク(在宅勤務)により「コントロールできる時間」「集中時間」が増えたという回答割合が全世代とも過半数を占めた。反面、「時間をもてあました」という回答も全世代50%近くあり、自由時間が増えた一方で、生産性を高めるための時間活用に関しては課題が多い結果となった。

【意識と行動①】将来に不安は感じつつも、人生の充実度は高く、仕事よりもプライベート重視

将来の不安を感じつつも、「人生の充実度」はどの世代とも 70%程度と高い結果となった。また、「仕事よりもプライベートを重視する」は新入社員の82.5%がYesと回答しており、各世代と比較して5~10%高い数値となった。将来について悲観的になるよりも、自分のやりたいことを大切にして人生を楽しみたいという気持ちがうかがえる。

【意識と行動②】「失敗を恐れる気持ち」「他人からの評価」は各世代とのギャップが大きい

若い世代ほど「失敗を恐れる」「他人からの評価が気になる」などの数値が高くなる結果となった。新人・若手社員が自律的に成長していくためにも、周囲からの動機づけや経験学習などを通じて、小さな成功体験を積み重ねられる支援が重要といえる。

【意識と行動③】やりとげる意思はあるが、創意工夫や他者への働きかけなどは成長課題

就職氷河期世代やバブル世代に比べ、若い世代ほど「創意工夫」や「主張する」ことをしない傾向があった。経験を重ねることで高まっていく要素ともいえるため、指導側は職場内で心理的安全性が高い状態をつくりながら、若い世代の発言や活動をうながす仕掛けづくりが大切といえる。

【意識と行動④】「自己肯定感」「自己効力感」の低さは各世代とのギャップも大きい

自己肯定感・自己効力感ともに新入社員(Z世代)の結果は他世代と比べ低い数値となった。特に「自己効力感」は数値の低さが目立ち、他世代よりも 20~30%程乖離がある。

この結果は「失敗したくない」「他人の評価が気になる」などのネガティブな意識が他世代よりも高いことと関係性が強いといえる。

このような意識や感情は、職務経験を通じてある程度高まる可能性もあるが、日々の経験から学ぶ力(内省力)やそのサポートは令和時代の新人には重要であるといえる。

【総括】これからの新人・若手社員の成長支援は、環境適応力を高めるためのテーマを重視する

いままでの新人・若手社員への期待は、決められた仕事をきちんと遂行するために必要な「基本の型(ビジネスマナー・仕事の進め方など)」を習得することだった。もちろん、このテーマは今後も基礎教育として重視されるものだ。

一方で、これからは環境変化に柔軟に適応していくために「創造的な発想で、新たな解決策をもたらすための考え方やスキル」の体得が重要視されていくといえる。

上記の考え方やスキルは一律的な短期集中型の教育だけでは体得が難しいため、「個別最適な成長支援」「小さな成功体験の積み上げ」「振り返る機会(場)の設定」などを通じたアウトプット重視の教育設計へアップデートしていくことが求められる。

<調査概要>
調査方法: インターネット調査
調査地域: 全国
有効回答: 1,502名。2019~2020年に入社した新入社員(=Z世代):694名、ミレニアル世代:257名、就職氷河
期世代:347名、バブル世代:204名
(新入社員は、例年比較のため企業規模 501 名以上の大卒の 503名に母数を絞って集計)
調査期間: 2020年6月

出典元:株式会社日本能率協会マネジメントセンター

構成/こじへい

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