焼き肉は肉を焼くだけで満足度の高い食事になるが、ニオイや油汚れなど自宅での決行はハードルが高いもの。強い火力で上手に焼け、さらに煙も出にくいモデルはどれか、科学的に検証!
減煙グリル
ステイホームでおうち焼き肉の人気がアップ。導入すべきは肉を焼くのに特化した焼き肉グリルだが、家で必須の機能は〝減煙〟だ。
【Check Point】
[01]焼け具合
焼き肉の旨さは火力の強さにあり。肉、野菜、どちらも検証する。
[02]煙の有無
空気の汚れを感知する「PM2.5ほこりセンサー」で計測。
[03]加熱方式
熱源の位置と、火力に関わる加熱のシステムをチェック。
サシの入ったカルビでもガンガン焼いて楽しめる
自宅でも焼き肉を楽しみたいが食べた後のニオイや油汚れを考えると……と二の足を踏んでいる人も多いだろう。近頃「減煙」をうたったグリルが各社からリリースされているが、いったいどれほど煙を減らす効果があるのだろうか。今回は煙の出やすい脂多めの牛カルビと、オイルを絡めた野菜を焼いて、煙や油の飛び散り具合を検証した。
「リビングで焼き肉をすると食べている時はいいが、宴の後のニオイと煙くささが気になって仕方ない。でも今回使ったグリルは、ほぼ感じなかった。これはぜひ買い替えるべきですよ。減煙グリル、最高!」と熱く語る肉食編集のヒロ。
ニオイの元である煙の削減効果は全モデルが優秀。であれば、火力の強さ、プレートのサイズ感をチェックして、自分に最適のモデルを選ぶといいだろう。
編集 ヒロ
学生時代、焼き肉食べ放題で20人前を平らげた肉食系の新人編集。今回試したエムケー精工の近未来的なフォルムに♪
上下ダブル加熱で自動回転
エムケー精工 無煙ロースター『ヘルシーグリル HG-100K』
1万6000円
上部からの加熱と、輻射熱によるプレートからのダブル加熱で厚切り肉もジューシーに。プレートが回転してムラなく焼き、程よい傾斜で余分な脂が落ちるため、煙が出にくくヘルシー。
SPEC
サイズ:W360×H305×D445mm、4.8kg 消費電力:1400W
【Check_01】
熱源から食材が離れているので高火力な感じではないが、じっくりジューシーに焼き上げるので厚切り肉もいける。
【Check_02】
空気のキレイ度を示す、PM2.5、PM10はともに0。間違えているのかと2度計測したが、やはり数値は0だった。
【Check_03】
上部の赤外線カーボンヒーターで食材を加熱し、輻射熱でプレートも加熱。
プレート数/1枚
一度に焼ける面積/766cm2
〈EDITOR’S REVIEW〉上部の熱源から焼くシステムがかっこいい。プレートがぐるぐる回るので、子供がいるおうちの焼き肉パーティーで盛り上がりそう!