テレワークが広まって自宅で仕事をする機会が増えると、プリンターが欲しくなる場面も増えるのではないだろうか。この記事では、安いプリンター選びのコツと、おすすめの製品を紹介する。
自分のニーズを満たす安価なプリンター選びのコツ
ただ安いプリンターを購入するのではなく、機能をはじめ自分に合うものを選ぶ必要がある。その上でコスパなどを考慮することがポイントだ。
自分が求めるプリンターにはどんな機能が必要かよく考えて、値段だけで決めて後悔する事態を避けよう。まずは、ニーズに合ったプリンター選びのコツを紹介する。
【参考】価格重視で選ぶならどれ?テレワークで使いたいコスパ抜群の家庭用プリンターの選び方
プリンターの選び方はランニングコストにも注目するのがおすすめ
安いプリンターというと本体価格に目を奪われがちだが、ランニングコストも重要だ。その中でも大きな比重を占めるインクコストを考慮して製品を選ぼう。
プリンター用の安いインクにはどんなものがある?
プリンター用の安いインクは、大きく分けて2種類ある。1つは、大容量インクだ。本体のインクタンクに補充して使うものや、容量の大きなカートリッジを搭載するタイプがある。いずれも標準のインクカートリッジを使うよりも、大幅にインクコストが安くなる。
大容量インクタンクを搭載した製品は本体価格が高めになる傾向があるが、多くの枚数を印刷すれば元が取れる上にお得。大量に印刷する人は、本体コストは多少高くてもランニングコストが安い大容量インクタンク搭載プリンターがおすすめだ。一方で印刷量が少ない人は、本体が安い製品を購入した方がトータルのコストが安くなる。
そしてもう1つは、プリンターのメーカー純正インクではない互換インクだ。互換インクは純正インクよりもかなり安い。ただし、プリンターがインクに起因する故障をした時に、メーカー保証の対象にならないというデメリットもある。
価格も安い! 小さいプリンターが欲しいなら単機能タイプも検討しよう
小さいプリンターが欲しいなら、印刷のみの単機能プリンターも考えてみるといい。単機能プリンターには、コピーやスキャン機能が付いた複合機よりも小型で安い製品がある。
プリンターのおすすめ機能はWi-Fi接続
Wi-Fiが使えるプリンターは、電波が受信できる範囲であればパソコンから離れた場所でも設置できる。置き場所の問題で悩まずに済み、複数のパソコンで共用もできる。安いプリンターを選ぶ場合も、Wi-Fi機能を搭載しているかはチェックしておきたい。
プリンターは安い時期を狙って購入しよう
時間的な余裕があるなら、プリンターは安い時期を狙って買いたい。安い時期は年に数回あるが、1つは新製品の販売時期。9~10月頃に新製品を発売するメーカーが多く、この時期には前年のモデル、いわゆる型落ちが安く買える可能性が高い。
新製品が欲しい場合は、年末頃まで待つと値段が下がる傾向がある。年賀状需要を狙って販売店が値下げするためだ。ほかには、ボーナス商戦や決算期のセールも狙い目となる。
2020年最新版! 安いプリンターのおすすめ◎選
ここからは具体的にお得なプリンターを紹介していく。本体価格が安いもの、ランニングコストが安い製品など、タイプごとに紹介しているので参考にしてほしい。
【プリンターおすすめ】Canon(キヤノン)の大容量タンク搭載タイプ
キヤノン「G1310」は、キヤノンオンラインショップにて2万1868円(税込み)で販売されている。
大容量インクタンク搭載プリンターのエントリーモデルで、ブラック約6000枚、カラー約7000枚を出力できる。インクコストは、A4モノクロ文書で約0.3円、カラー約0.8円と低コストだ。
【参考】キヤノン公式サイト製品詳細ページ
【プリンターおすすめ】EPSON(エプソン)の単機能プリンター
エプソン「PX-S160T」は、大容量インクのエコタンクを搭載するモノクロ単機能プリンター。
単機能タイプは機能を絞る代わりに価格が安くなる。モノクロ文書の印刷のみができればいい人にとって「PX-S160T」はお得な製品だ。大容量インクに対応しているので、コスパも高い。ランニングコストは、A4文書1枚約0.3円だ。エプソンダイレクトショップでの販売価格は1万9778円(税込み)。
【参考】エプソン公式サイト製品詳細ページ
エコタンク搭載プリンターはコスパ重視の人におすすめ!
エコタンクとは、エプソンの大容量インクタンクのこと。大容量インクの特徴は先ほど触れた通りだが、大量に印刷する人にはお得でおすすめだ。
【プリンターおすすめ】EPSON(エプソン)の標準カートリッジ式プリンターの価格は?
標準カートリッジのプリンターは、大容量インク搭載モデルより本体価格が安い傾向にある。エプソンの単機能モノクロプリンター「PX-K150」は、エプソンダイレクトショップでの販売価格は8360円(税込み)。大量に印刷するわけでなければ、こちらのほうがお得だろう。
エコタンク搭載モデルと標準カートリッジ、どちらがお得なのかは人それぞれ。どちらにも魅力があるので、自分に合うものを検討してほしい。
【参考】エプソン公式サイト製品詳細ページ
【プリンターおすすめ】EPSON(エプソン)のカラーインクが使えるエコタンク搭載モデルの価格は?
カラー印刷ができるエコタンク搭載モデルで、本体価格が安い製品はエプソン「EP-M552T」。
コピーやスキャンもできる複合機で、エプソンダイレクトショップでの販売価格は3万2978円(税込み)だ。
【参考】エプソン公式サイト製品詳細ページ
【プリンターおすすめ】A3サイズの印刷が可能なキヤノンのプリンター
家庭用プリンターでA3サイズが印刷可能な機種は多くなく、A4サイズ以下のプリンターと比べると価格もやや高めになる。
キヤノンの「PIXUS iP8730」は、その中でも比較的安くてお得。キヤノンオンラインショップでの販売価格は3万1680円(税込み)だ。6色ハイブリットインク採用で、写真も文字もきれいに印刷できる。
【参考】キヤノン公式サイト製品詳細ページ
【プリンターおすすめ】A5サイズ対応の小型プリンター
エプソンの「Colorio me PF-71」は、A5サイズまで印刷できる小型のプリンターだ。
A4サイズは印刷できないので、小さめの写真や年賀状の印刷ができればいいという人におすすめ。デジカメやスマホから簡単に印刷できて便利だ。エプソンダイレクトショップでの販売価格は2万1978円(税込み)。
【参考】エプソン公式サイト製品詳細ページ
【プリンターおすすめ】写真を楽しみたい人向けのフォトプリンター
写真のみ印刷したい人には、フォトプリンターと呼ばれる製品もある。
キヤノンの「SELPHY CP1300」は、写真用紙とシール紙が使え、最大ポストカードサイズまで印刷できる小型プリンター。デジカメやスマホと接続して印刷も可能だ。販売価格は、キヤノンオンラインショップで1万5180円(税込み)。
【参考】キヤノン公式サイト製品詳細ページ
安いといっても本体価格が安いものもあれば、ランニングコストが安いものもある。様々なタイプの製品があるので、この記事を参考にして自分の目的に合った製品を選んでほしい。
※データは2020年9月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット