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好きな相手に避けられているように感じることはありませんか?
「嫌われているかも」と不安になることもありますが、もしかすると、それは『好き避け』されているのかもしれません。好き避けの心理や見極め方、対処方法をチェックしていきましょう。
好き避けとはどのような意味?
好きな人に避けられていることに悩んでいませんか?自分に思い当たる原因がないにもかかわらず、相手に冷たい態度を取られるようであれば『好き避け』されているかもしれません。
ここでは「好き避けとはどのような心理なの?」と疑問を持つ人に向けて、意味や特徴について紹介します。
「好き避け」は好きな人を避けてしまう心理
好き避けとは、言葉の通り『好きな人を避けてしまう心理』を意味します。相手への好意はあるものの、その好意を隠すように素っ気ない態度を取ったり興味のないふりをしたりするのです。
一般的には付き合う前の段階で好き避けされるケースが多いですが、付き合いに発展した途端、手のひらを返すように避けられてしまうケースもあります。
避けられている側は「嫌われているのかな?」「何かしてしまったのかも…」と不安になることでしょう。しかし、好き避けの裏には好意が隠されていることが多く、相手の行動や発言をよく観察して、好き避けなのか、本当に避けられているのか見極めることが大切です。
意図的なものと無意識のものがある
好き避けには、本人が自覚しているケースと無自覚に行っているケースがあります。
自覚して好き避けしている場合は、あえて避けることで「好きな気持ちはない」「付き合っているわけではない」と周囲にアピールして、自分の好意や恥ずかしさを隠しているのです。中には、わざと冷たく接することで「もっと自分に興味を向けて欲しい」と考えているケースもあるでしょう。
一方、無自覚で行っている場合は、恥ずかしさから相手の顔が見られない・話せないだけで、本人に避けている意識はないのです。
好き避けの具体的な行動
好き避けされているかどうかを見極めるためには、まず相手の行動をチェックしてみましょう。以下の三つの行動をされた場合は、好き避けされているかもしれません。
態度が冷たい
好きな人に話しかけられたら嬉しく感じて、少しでも長く話したいと思うでしょう。ところが、好き避けをする人は『話しかけられたときの態度が冷たくなりがち』です。
とはいえ完全に無視されることはなく、基本的には話を聞いてくれますし、返答もあるでしょう。ただ「早く会話を終わらせたい」という雰囲気を出されることが多く、こちらの気持ちが萎えてしまうことがあるかもしれません。
また、出会ったばかりの頃は会話が弾んでいたにもかかわらず、やり取りを重ねる中で会話が続かなくなり、態度が冷たくなるパターンもあります。
意地悪をされる
小学生や中学生の頃、好きな子に意地悪をしてしまう子を見たことはありませんか?もしくは実際に意地悪をされた経験があり、印象に残っている人もいるでしょう。
『好きな人に意地悪をしてしまう』のは、好き避けする人によくある行動です。意地悪といっても、憎まれ口を叩く・些細なことでからかう・頑なに褒めないなど、かわいいレベルであることがほとんどでしょう。
目を合わせてくれないことや無視されることなどもあるかもしれません。しかし、あなたを嫌な気持ちにさせようとしているのではなく、好きだからこそ困った顔を見たい、構って欲しいという感情から、意地悪してしまうというのが本音です。
好意がない言動を取られる
「今は誰かと付き合うつもりはない」「好きなタイプと反対だ」のように『好意がないように見える言動を取ること』も好き避けする人の特徴です。
こちらから好意を示した場合ならまだしも、相手が予防線を張るように好意がない言動を取ってくるのは、あなたを『強く意識している』かもしれません。
反対に、好意をアピールしたときに「〇〇さんが好きって言っていたよ?」「自分にはもったいない」などとわざと他の異性を薦めて、好意を隠すこともあるでしょう。
好き避けするのはなぜ?
好きという感情を持っているはずなのに、避けてしまうのはなぜなのでしょうか?考えられる原因を見ていきましょう。
相手を意識しすぎてしまう
好き避けする人は『好きな気持ちが強い』からこそ、相手を意識しすぎてしまいます。「仲良くなりたい」「気軽に話したい」と考えていても、相手のことを考えすぎた結果、素っ気ない態度を取ってしまうのです。
友人や知人の段階では普通にコミュニケーションが取れていたはずなのに、急に避けられるようになった場合は、相手があなたへの好意を自覚したことに『戸惑っている』可能性が考えられます。また、素っ気ない態度を取ってしまった後に「どうしてあんな態度を取ってしまったのだろう…」と後悔していることも少なくありません。
恋愛経験が乏しい
恋愛経験を重ねている人であれば、恋心を自覚したらすぐに相手に好意を伝える行動に移せるでしょう。
反対に恋愛経験が乏しい人は、『どのように行動に移せばよいのか分からない』こともしばしばです。これにより、ぎくしゃくした態度を取ってしまうこともあるでしょう。
恋愛経験が少ないことで『自分に自信がない』タイプの人もいます。「どうせ自分なんて」「好意を伝えても迷惑なだけ」とネガティブな考えに支配され、相手から向けられた好意に気付けないこともあるのです。
好き避けは、こちらが相手の態度に振り回されているように思えますが、実は『相手も自身の恋心に振り回されている状態』といえるでしょう。
恥ずかしい気持ちが強い
『好きな気持ちがバレることへの羞恥心』も好き避けの原因になります。例えば目が合った瞬間に視線をそらすのは、相手に嫌悪感を抱いているのではなく、恥ずかしいと感じていることもあるでしょう。
特にシャイな男性は『恋愛に対して奥手』な面があります。恋心を自覚した途端に相手の表情を見られなくなったり、うまく話せなくなったりすることも珍しくありません。
しかし、そのような一面を知られるのは「男らしくない」「ダサい」と考え、素っ気ない態度でごまかそうとする場合もあるのです。
周囲の目を気にして好き避けすることも
周囲の目が好き避けの原因となるケースもあります。どのような場合が考えられるのか、さっそく見ていきましょう。
好意を周囲に知られるのが恥ずかしい
職場の同僚や共通の友人がいる場面では、好意が周囲にバレるとからかわれたり余計なお節介を焼かれたりすることもあるでしょう。周囲の反応に恥ずかしさを感じる人は、好意がバレないように知り合いがいる場所では意図的に避けることもあるのです。
特に、自分のペースで恋愛を進めたい人は、周囲の干渉を嫌います。誰にも邪魔されずに恋愛を発展させたいと考え、人前ではあえて素知らぬふりをすることもあるでしょう。
また、恋愛が成功しなかった場合を考慮して、密かに恋心を抱える人もいます。
嫉妬したくないから避ける場合も
好きな人が他の異性と仲良く会話している姿を見て、モヤモヤした経験はありませんか?人がいる場面で好き避けされるのは、『嫉妬したくない』気持ちも原因といえます。
交際関係にあれば、「自分の恋人だから」と独占することもできます。しかし、まだ好意を抱いている段階では、異性との会話を制限することは難しいでしょう。
だからこそ『嫉妬しないための自衛』として、避けたり冷たい態度を取ったりすることがあるのです。嫉妬の感情はどうでもよい人には抱きません。裏を返せばそれだけ強い好意を抱いているといえます。