手軽に、安全に、短時間でお湯を沸かせる電気ケトル。忙しい朝や来客時、ゆったり過ごしたい休日のティータイムなどに重宝するアイテムだ。コーヒー好きの人にはハンドドリップに適した電気ケトルがおすすめ。自分の暮らしに合ったものを選んでみよう。
【参考】インテリアとしてもしっかり映える!おしゃれな高機能電気ケトル9選
コーヒードリップに適した電気ケトルを選ぶポイント
ホットドリンクを作るのに便利な電気ケトル。コーヒードリップ用に選ぶ時にはどのようなポイントを押さえればいいのだろうか。
コーヒー向けを選ぶなら温度調節が簡単な電気ケトルを
コーヒー向けの電気ケトル選びでまず押さえておきたいのは、お湯の温度調節が簡単であること。コーヒーの種類により最適な温度は異なり、好みにもよって変わるが、一般的にドリップには80〜90℃前後のお湯が適しているといわれる。1℃刻み・5℃刻みなどで細かく温度設定できる機能があると便利だ。
また、ドリップの際には湯量や注ぎやすさも重要なポイント。細口ノズルのケトルを選べば湯量を調整しながら注ぎやすく、粉全体に適量のお湯が均等に染みわたるように注げる。
保温機能付きの電気ケトルならおかわりも美味しく飲める
保温機能付きの電気ケトルを選べば、準備や抽出時のお湯の温度低下を防げる。大人数のコーヒーを用意する時や、おかわりが多い人には便利だ。
キャンプなどでコーヒーを飲むならアウトドアケトルを
登山やキャンプでドリップしたコーヒーを飲みたいなら、アウトドアケトルを持参したい。アウトドアケトルには、大量の湯を沸かせる縦長タイプ、湯が早く沸くやかんタイプ、簡単な調理もできる寸胴タイプ、また折りたたみ式などもある。
国内&海外メーカーのおすすめ電気ケトル
お馴染みの国内メーカーから知る人ぞ知る海外メーカーまで、各社おすすめの電気ケトルをピックアップする。
コーヒードリップに便利なハンドドリップモードを備えた象印の電気ケトル
象印の「電気ケトルCK-AX08」(0.8L)と「CK-AX10」(1.0L)は、レバーから指を離すと自動ロックされる安全設計。蒸気が本体の外に出ない構造で設置場所を選ばない。約90℃で1時間の保温が可能だ。ハンドドリップモードに切り替えると注ぐ湯量が少なくできるので、コーヒードリップにも便利。
タイガー魔法瓶の電気ケトルは保温効果が高い二重構造
タイガー魔法瓶の「PCJ-A081」(0.8L)と「PCJ-A101」(1.0L)は、転倒お湯漏れ防止や蒸気レス構造を採用した安全設計。カップ1杯分(140mL)のお湯が約45秒で沸くので、コーヒーを飲みたい時にサッとお湯が沸かせる。また、本体が熱くなりにくく、保温効果が高い樹脂製の二重構造。ワンタッチでフタが外せて、給水や手入れがしやすい。
【参考】タイガー公式サイト製品詳細ページ
ニトリの電気ケトルは安さも魅力
ニトリの電気ケトル「ラマーレ」は1.2Lと大容量。電源ベースとケトルが一体化して見えるすっきりしたデザインだ。空焚き防止機能や沸騰後自動スイッチオフ機能を搭載した安全設計で、キッチンでも食卓でも安心して使える。公式通販で1969円(税込み)と低価格なのも大きな魅力。
【参考】ニトリネット製品詳細ページ
ティファールの電気ケトル、おすすめは「温度コントロールタイプ」
ティファール「アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L」は、7段階の温度設定で飲み物のおいしさを引き出す、温度コントロールタイプの電気ケトル。設定した温度で60分間保温できて、2杯目も適温ですぐに飲める。スリムな注ぎ口で湯量の調節がしやすく、コーヒーだけでなく様々な場面で重宝しそうだ。
コーヒー向けケトルといえばコレ! コーヒー関連製品で有名なハリオの電気ケトル
「V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノN」は、50~96℃の範囲で1℃刻みの温度設定ができるコーヒードリップのための電気ケトル。注ぎ口が細いのでお湯を注ぎやすい。加熱後は15分間の保温が可能で、空焚き防止機能やオートパワーオフ機能を搭載。安全性にも優れている。
【参考】ハリオ公式サイト製品詳細ページ
IHや直火で沸かせるコーヒーケトルも見逃せない
お湯の準備段階からコーヒーの世界に浸りたい時には、IHや直火のコンロで沸かしてみるのもいい。ハリオの「V60ドリップケトル・ヴォーノ」は、全ての熱源(IH200V・100V、ガスコンロ、エンクロヒータ、ラジエントヒータ、ハロゲンヒータ、シーズヒータ)に対応している。
前述した「V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノN」と同じく、細い注ぎ口のため湯量やスピードを調節しやすく、狙ったところにお湯を注ぎやすい。蓋は逆さにしても安定して置けるフラットつまみを採用。クールなデザインも魅力だ。
【参考】ハリオ公式サイト製品詳細ページ
毎日使いたくなる! バルミューダの美しい電気ケトル
美しいデザインが目を引く「バルミューダ ザ・ポット」。容量600mLのコンパクトサイズで、お湯が約3分で沸く。ハンドルが手に馴染むため使いやすい。湯切れが良く、流速や注ぐ位置をコントロールしやすい細口ノズルはコーヒードリップに最適だ。
カラーは3色展開で、クロームカラー(右)のみオンラインストア限定販売。
ホットドリンクのおいしさを引き出す山善の電気ケトル
山善の電気ケトル「YKG-C800」は、60~100℃まで1℃刻みの温度調節が可能。握りやすく安定感のあるハンドルと細口ノズルのため、コーヒードリップに適している。約0.8Lの容量で、60分間の保温機能もあり使いやすい。シンプルなデザインはインテリアにもとけ込む。
【参考】山善 公式サイト製品詳細ページ
おしゃれなガラス製電気ケトルならBODUMがおすすめ
BODUM「BISTRO」は、スタイリッシュなガラス製電気ケトル。60~100℃まで5段階の温度設定が可能で、コーヒーだけでなく様々な飲み物を適温で作れる。断熱効果に優れ、最大30分間保温が可能。沸騰すると自動で電源が切れる温度センサー付きで、安全性にも配慮されている。
おしゃれで安い電気ケトルならアイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの「IKE-C600T-B」は、おしゃれなアンティーク調デザイン。容量0.6Lと普段使いにちょうど良く、Amazonの販売価格が5380円(税込み/9月上旬時点)という安さも魅力だ。
70・90・100℃の3段階設定に加えて、温度調節ボタンで60~100℃の間の5℃刻みで設定可能。また、60~95℃の間で5℃刻みの設定で保温もできる。細口ノズルでコーヒードリップにも使いやすい。
【参考】アイリスオーヤマ ドリップケトル 温度調節付 IKE-C600T-B ブラック
コーヒーや紅茶、日本茶など、ホットドリンクづくりに欠かせないケトル。自宅で、オフィスで、アウトドアで。時には家族や仲間と賑やかに、時には1人でゆったりと。自分にぴったりの電気ケトルを手に入れて、くつろぎの時間を過ごそう。
※データは2020年9月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット