「DNGA」プラットフォームを採用した新世代SUV
ダイハツ『タフト』
Specification
■全長×全幅×全高:3395×1475×1630mm
■ホイールベース:2460mm
■車両重量:830kg
■排気量:658cc
■エンジン形式:直列3気筒DOHC
■最高出力:52PS/6900rpm
■最大トルク:60Nm/3600rpm
■変速機:無段変速CVT
■燃費:20.5km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:148万5000円
※「G」FF車
フロントデザインは、ノーマル仕様のほかに2タイプのディーラーオプションと、3タイプのメーカーオプションが選べる。
2WD(FF)、4WDが用意されているが、両車とも最低地上高は190mm確保されており、オフロードの走破性も考えられている。
『タント』『ロッキー』に続くダイハツの新世代クルマ造りの商品。SUVだが実用性よりワイルドなデザイン性を重視した。
熟成期間を経て復活した軽自動車の本格4WD
スズキ『ジムニー』
Specification
■全長×全幅×全高:3395×1475×1725mm
■ホイールベース:2250mm
■車両重量:1030kg
■排気量:658cc
■エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
■最高出力:64PS/6000rpm
■最大トルク:96Nm/3500rpm
■変速機:5速MT
■燃費:16.2km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:177万6500円
※「XC」4WD車
丸形ヘッドライトと縦長のスロットグリルはクロカン系4WDの本家『ジープ』と同じレイアウト。不変のデザインが支持されている。
全グレード、パネルルーフの3ドア。ホロ仕様などは用意されていない。アプローチアングル、ディパーチャーアングルも大きい。
スペアタイヤをリアゲートに装着するのはクロスカントリー4WDの常道。カタログ値の全長3395mmにはタイヤの分は含まれず。
SATFETY EQUIPMENT
積極的に安全性能を追求するメーカー各社の開発姿勢
軽自動車ユーザーは安全への関心が高い。ダイハツが行なった調査では新車販売における衝突被害軽減ブレーキ(AEB)の搭載比率は2019年度で92.4%。メーカーは先進安全技術に関しては普通車に負けないレベルで開発を進め実用化している。
【ホンダ】
「Honda SENSING」はサポカーSワイドに該当。衝突軽減ブレーキは軽自動車として初めて横断中の自転車に対応した。夜間の歩行者検知機能を標準で装備する。
【スズキ】
2020年8月『スぺーシア』に夜間の歩行者を検知するデュアルカメラとカーテンエアバッグを標準装備。ACCは一部グレードに標準で装備する。
【ダイハツ】
『タフト』で3年半ぶりにステレオカメラを一新。撮像性能向上で夜間歩行者検知が向上。17種類の予防安全機能を搭載した。停車保持機能が向上したACCは一部グレードに標準装備。
【日産】
『デイズ』のマイナーチェンジでミリ波レーダーを採用し運転支援技術の性能が向上。前方衝突予測、ふらつき、先行車発進などを標準で、プロパイロット(ACC)を一部に装備する。
取材・文/石川真禧照