HUAWEI Pシリーズは老舗カメラメーカーLeicaとの協業に始まり、AIやトリプルカメラ、高倍率ズーム、超広角カメラに、RYYBイメージセンサーの採用など、常にスマホカメラの進化をリードし続けてきた。その最新モデルで最高峰のカメラを搭載する5Gスマートフォン『HUAWEI P40 Pro 5G』が、日本でもSIMフリーモデルとして登場する。その実力はどれほどか。カメラマンがプロの目で検証した。
業界をリードしてきた
最新カメラの実力をチェック
2016年、Leicaとの協業で世界の度肝を抜いた『HUAWEI P9』。続く『HUAWEI P10』は写真・映像製品のプロが選ぶTIPAアワードを受賞。大手キャリアから発売された『HUAWEI P20 Pro』は高倍率ズームを含むトリプルレンズ、『HUAWEI P30 Pro』は超広角を加えたクアッドレンズを搭載するなど、常に業界をリードしてきた。そのシリーズ最新モデルとなる『HUAWEI P40 Pro 5G』は、進化したセンサーで圧倒的な表現力を獲得。究極のカメラスマホへと進化を遂げている。
カメラマン福永仲秋氏の作例で紐解く『HUAWEI P40 Pro 5G』のカメラ機能
プロも驚くエモーショナルな色彩
スナップ撮影が主だったスマホのカメラで、「作品」と呼びたくなるような、写真撮影を可能にしたファーウェイ。『HUAWEI P40 Pro 5G』ではホワイトバランスを調節するRGBセンサーが3色から8色となり、より正確に色温度を測定できるようになった。作例を撮影した福永氏もその色合いについて「目で見たままの色に近い、自然な色味が再現されている」とコメントしている。
一眼レフカメラもびっくりの
超広角~超望遠を体験しよう!
- ゆがみが押さえられていて、建物などもシャープ。風景写真の撮影に最適
- 広角でありがちな周辺光量不足がおきていない。スマホとは思えないほどの鮮明さ
- 光学ズームでここまで寄れる。非常に鮮明で色合いも自然
- ハイブリッドズーム。ノイズが押さえられていて、デジタルズームを使っているとは思えないほど
- さすがに力業感はあるものの、2km離れた被写体にここまで寄れて、しかも手持ちで撮れるのはすごい
- 超広角
- 1倍
- 5倍
- 10倍
- 50倍
ワイドからズームまでこれひとつ
3つのレンズで超広角から50倍望遠までカバーする。「超広角もゆがみや周辺光量不足がなく、望遠も鮮明。拡大してもここまで撮れるのは、Leicaレンズのシャープさの証明」(福永氏)。
一眼レフクラスの背景ぼけを実現
ToFカメラの搭載で、より洗練された背景ぼけを実現している。「距離に応じた自然なぼけ具合になっていて、違和感なし。エモーショナルな写真が簡単に撮れる」(福永氏)。
さらに美しく撮れるセルフィー
フロントカメラでも背景をぼかした、印象的なポートレート撮影が可能。「ビューティーをオンにしても肌の色合いが自然。主題となる人が浮き立ってきれいに見える」(福永氏)
夜景に強いカメラがさらに進化
スマホ最大1/1.28インチイメージセンサーの搭載で、シャープな夜景撮影が可能。「白飛び、黒つぶれがなく、色もとてもきれいに出ている。手持ちで撮れるのは驚き」(福永氏)。
暗いシーンでもフォーカスが速い
暗いシーンでも素早いオートフォーカスで、手ぶれのない撮影ができる。「AIが被写体を認識し、ピントを合わせてくれるので、自由な構図で撮影ができます」(福永氏)。
通行人も消える!?進化を続けるAI
撮影後に通行人を2名までワンタップで消せる機能も新搭載。ガラスの写り込みも低減。「レタッチでやるには高いスキルが必要なので、これは今までにない画期的な機能」(福永氏)。
時代のニーズにあわせて
進化を遂げた
動画撮影機能
Vlogなど動画配信へのニーズが高まる中、『HUAWEI P40 Pro 5G』では写真だけでなく、動画の撮影機能も大きく進化を遂げている。0.5ルクスとほぼ真っ暗の環境でも驚くほど明るく撮れる、4K対応超広角シネマカメラを搭載。被写体の音声を的確にとらえるオーディオズームも備える。また、今やテレワークに欠かせないビデオ会議に役立つ機能も搭載している。
真っ暗な環境でも、まるで昼間のような明るい映像を撮影できる。ノイズも少なく、暗所で撮ったとは思えないほど。
明るいフロントカメラや、3つのマイクがビデオ会議をサポート。スマホひとつで快適に会議に参加できる。
カメラ以外もフラッグシップ
モデルに
相応しい機能満載
6.58インチのフルHD+と高精細かつ、上下左右の角を曲げて狭額縁を極めたディスプレイを搭載。従来よりも高彩度&高コントラストで、なめらかな表示が可能になっている。CPUには圧倒的な速さと省電力を誇る「HUAWEI Kirin990 5G」を搭載。国内キャリアの5Gサービスに接続可能かつ、デュアル SIM&eSIM、Wi-Fi 6にも対応する。バッテリー容量は約4200mAhで、もちろんワイヤレス給電にも対応している。
生体認証はディスプレイ内指紋認証と3D顔認証のデュアル対応。指紋認証の解除速度も従来よりアップしている。
IP68準拠の防水防塵に対応。専用のクリアケースも標準添付されているなど、至れり尽くせりだ。
『HUAWEI P』シリーズの集大成とも言える最高峰のカメラ機能を搭載し、ハイエンドモデルとして高い完成度を誇る『HUAWEI P40 Pro 5G』だが、現在米国の措置によってGoogleが提供するGMS(Google Mobile Services)が利用できない。このため、アプリケーションはファーウェイが提供する「HUAWEI AppGallery」または、アプリベンダーから直接入手する必要があるので注意が必要だ。なお、アプリベンダーの公式ページなどで公開されているアプリを簡単に探せる検索ツール「Petal検索」も提供されている。初心者にはやや敷居が高く感じるかもしれないが、LINEなど普段使うアプリは「AppGallery」にあるので安心だ。
「AppGallery」には、日本のアプリベンダーが提供するアプリなども登録されている。登録数はまだ少ないものの、急成長中だ。
GoogleマップやGoogleカレンダー、Gmailなどのアプリもインストールされないが、これらのサービスをはブラウザ等を通じて利用することはできる。
充実のカメラ機能と手頃な
価格を
両立する姉妹機も発売!
6400万画素の高精細なAIクアッドカメラ&5G対応ながら、高いコストパフォーマンスを誇る『HUAWEI P40 lite 5G』、パンチホール型の大画面ディスプレイにAIトリプルカメラを搭載しながら、2万円台という手に取りやすい価格で提供される『HUAWEI P40 lite E』も登場。幅広いユーザーのニーズに応える、ファーウェイのスマートフォンに注目したい。 *AppGallery、HUAWEI AppGalleryは、Huawei Technologies Co.,Ltd.の各国における登録商標又は商標です。
製品名 | HUAWEI P40 Pro 5G |
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カラー | シルバーフロスト/ブラック |
ディスプレイ | 約6.58インチ OLED、DCI-P3 リフレッシュレート ❘ 最大90Hz 2640 x 1200ピクセル |
カメラ | アウトカメラ(クアッドカメラ): 約5000万画素ウルトラビジョン広角カメラ(広角、F1.9、OIS)、約4000万画素超広角シネマカメラ(超広角、F1.8)、約1200万画素スーパーセンシング望遠カメラ(F3.4、OIS)、3D被写界深度カメラ(3Dデプスセンシング) インカメラ: 約3200万画素カメラ(F2.2、オートフォーカス) / デプスカメラ ※画素数はカメラの撮影モードにより若干の変動があります。 |
CPU | HUAWEI Kirin990 5G SoC オクタコア 2 x 2.86GHz + 2 x 2.36GHz + 4 x 1.95GHz |
メモリー | 8GB RAM / 256GB ROM ※CPU処理能力の限度、オペレーションシステムによるメモリの使用、プリインストールされたアプリケーションのため、実際に使用可能なメモリは表示のメモリより少なくなります。実際のメモリの容量はアプリケーションのアップデート、ユーザーの操作、また、別の関係機能により、変わります。 |
通信機能 | 5G NR: n1 / n3 / n7 / n28 (TX: 703-733MHz, RX: 758-788MHz) / n38 / n41 / n77 / n78 / n79 4G FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32 4G TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
バッテリー | 約4200mAh(一体型) 超急速充電 ❘ 最大40W ワイヤレス充電 ❘ 最大27W* ワイヤレス給電対応 *数値は代表値になり、実際のバッテリー容量は製品により、表示と多少異なる場合があります。 *ワイヤレス充電器は別売りです。 |
サイズ | 幅 約72.6mm × 縦 約158.2mm × 厚さ 約8.95mm × 重さ約209g(バッテリー含む) ※プロダクトサイズ、重さ、また関係するスペックは理論値です。実際の製品とは異なる場合があります。 |
耐水・防塵 | IPX8* / IP6X* *IPX8とは、常温で水道水、かつ静水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。*IP6Xとは、保護度合いを指し、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れて撹拌させ、取り出したときに内部に塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。 |
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取材・文/太田百合子 撮影/ANZ モデル/藤田たかや、垰 智子