運動記録や睡眠状況のモニタリングができるだけでなく、血圧測定もできるという革新的なスマートウォッチが登場した。それが、『HUAWEI WATCH D』だ。管理医療機器の血圧計という、計測数値の正確さへの期待も高い。『HUAWEI WATCH D』で叶う、簡単に便利に血圧を測ることができる毎日は、働き盛りのビジネスマンに、どのような好影響を及ぼすのか、医師の谷本哲也先生に話と共に紹介していく。
他人事じゃない!
高血圧は日本の国民病
日本の高血圧患者は、全体として約4300万人いると推定される。その数は日本人のおよそ3人に1人だ。しかし、適切な治療を受けていたり、生活習慣の改善に取り組めていたりする人はそこまで多くないという。
谷本 哲也 先生
ナビタスクリニック立川 内科医ナビタスクリニック立川医師。1972年生まれ。国立がんセンター中央病院やPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)などに勤務し現職。著書に『知ってはいけない薬のカラクリ』(小社刊)など。
「高血圧は症状が出にくく、あまり自覚症状もありません。そのため、そもそも血圧が高いことに気づいていない人や、ちょっと高くても放置している人がたくさんいます。ところが血圧が高い状態が10年20年と継続していくことで、動脈硬化がすすみます。その結果、年をとってから脳卒中や心筋梗塞という死に至る病を発症するリスクが高まるのです。特に40歳前後からは老化現象により血圧が上がってきがちです。ぜひ日常的にチェックする習慣をつけていただきたい。身体からのSOSにいち早く気付き、早め早め に対処することが、大きな病気を防ぐことに繋がります」
※編集部にて作成
手軽に血圧を測定できる
スマー
トウォッチが登場!
一般の血圧計の25分の1サイズで、軽量薄型であるため、手軽にいつでもどこでも簡単に血圧を測ることができる。計測の肝となるバンド部分には、特殊なバンド&バックルを採用し、強度と安定性を確保している。測定時の圧迫感も少なく、従来の血圧計の締め付けに不快感がある人にとってはうれしいポイントだ。
『HUAWEI WATCH D』では、医療用圧力センサー+リニア昇圧制御+流体工学に基づいた空気回路設計により高精度の測定ができ、臨床結果では加圧式血圧測定精度±3mmHg を実現させた。日本の医療機器規格に適合しており、管理医療機器である。最大1週間使えるロングバッテリー搭載で、充電切れなどの心配が軽減され、24時間の健康管理をストレスなく行えるだろう。
正確な血圧測定の秘密は革新的な
圧電式マイクロポンプにあり!
圧電式マイクロポンプは、コンパクトなサイズ(19mm×19mm×2.5mm)かつ高圧縮で(最大圧力40kPa)計測対応範囲は40から230mmHgとなっている。高周波数の振動や膨張時の騒音も少なく、静かに落ち着いて測定を行なうことができる。
カフによる計測と血流の検知の
両方が作用して高精度に計測
心臓の収縮と拡張に伴い、動脈の血流は常に変化している。ウォッチ本体のセンサーからも皮膚を通して血流の状態をモニタリングし、血圧の数値を試算。カフでの血圧測定結果とあわせて最終的な数値を算出することで、より精度の高い測定結果を導き出している。
しっかりフィットし、悪目立ちしないカフ
人間工学に基づいた曲線デザイン&二層式カフデザインにより、加圧中にカフが手首にフィットし、より正確に数値を測れる。また、ビッグデータに基づいて様々なグループの血圧特徴を収集し構築したHUAWEI TruBP™血圧測定アルゴリズムにより、測定結果の正確性をより高めている。
谷本医師がチェック!
使ってわかった3つのポイント
リマインド機能があるから
定期的に測定できる!
リマインド機能があるから
定期的に測定できる!
「血圧を測る時間として、起床して1時間以内と、寝る前の少なくとも2回が一般的に推奨されています。ただし、測り忘れる方も多いので、測る時間のリマインド設定がついているのは、計測習慣をつけるのにも適していると思います。内蔵されているセンサーによって、正しい位置で測れていなかったり余計な動きをしていたりすると、姿勢を調整するよう通知してくれるのも親切だと思いました」
データの記録も簡単! HUAWEI Healthアプリとも連携
数値も自動で記録してくれ、その記録をHUAWEI Healthアプリから一覧で確認することもできることは、血圧測定を継続するハードルが、ぐんっと下がりそうだ。
「腕に巻くタイプの血圧計となると結構大きく、持ち運びが不便。そして、冊子の血圧手帳に記録するならば数値を手で書かないといけないというところで、どうしても面倒くさくなってしまいます。高血圧の患者さんでも長期的に血圧手帳で継続できている人は3割くらいだというのが私の印象です。継続する上で挫折しがちだった要素が自動で電子化されているのはうれしいポイントですね」
蓄積されたデータが診察の参考になる
「ウェアラブル×医療というのは、非常に注目を集めています。生活をしている中での血圧の変化や血糖値の変化など、診察室だけでは見えにくい部分があり、ウェアラブル機器がその数値を可視化する役割を担えるのではないかと期待が高まっています。
特に、近年では個別化医療という考え方が進み、その人その人に合った治療をすることが求められています。「最近あまり眠れていなくて……」「不整脈かもしれません」と診察室で話すだけより、生活習慣について聞かれたときにデータがあるとその人に合った治療方針を考えられるのではないでしょうか」
ウェアラブルが健康管理を
強力にサポート
いかがだろうか? 働き盛り世代に忍び寄る高血圧という見えざるリスク。きちんと自分の状態を把握し、適切に管理していくことが健康につながる。そのサポートをしてくれるアイテムとして『HUAWEI WATCH D』は頼もしい存在となってくれるだろう。
適度な運動と合わせて『HUAWEI WATCH D』を使うことで、血圧だけでなく、心拍数、睡眠、ストレスのモニタリングなどもできる。健康管理を強力にサポートしてくれるアイテムといえるだろう。しかも1週間使えるロングバッテリーなど使い勝手の部分にもこだわった作りとなっている。仕事もプライべートも充実させたいビジネスパーソンの頼もしい相棒として、早速、毎日の健康管理に活用してみよう。
スペック
サイズ(W×H×D mm) | 約38×約51×約13.6※1 |
---|---|
重量 | 約40.9g※1(ベルトを含まず) |
ディスプレイ | 1.64インチAMOLED(有機EL) 280×456ピクセル |
測位方式 | GPS / Galileo / Beidou |
タッチスクリーン | 〇 |
防水 | IP68※2 |
センサー | 加速度センサー / ジャイロセンサー / 光学式心拍センサー / 温度センサー / 圧力センサー / ALSセンサー |
通信規格 | Bluetooth®5.1 BLE |
バッテリー持続時間 | 通常使用:約7日間※3 |
スマートフォン音楽再生操作 | 〇 |
ワークアウト | ●70種類以上のワークアウトモード 屋内・屋外ランニング、屋内・屋外ウォーキング、屋内・屋外サイクリング※4 自由訓練、エリプティカル、ローイング、縄跳び、その他 ●6種類のワークアウトを自動識別※5:屋内外ランニング、屋内外ウォーキング、エリプティカル、ローイング |
ヘルスケア | 血圧測定 活動量データ(歩数 / 消費カロリー / 距離) 24時間血中酸素モニタリング 24時間心拍数モニタリングHUAWEI TruSeen™5.0+(リアルタイム心拍 / 心拍数異常の警告 / 水泳時心拍計測) 睡眠モニタリングHUAWEI TruSleep™2.0 ストレスモニタリング 呼吸エクササイズ 生理周期カレンダー 体表面温度測定 Health Clovers |
スマートアシスタント | スマート通知(着信 / メッセージ / メール / カレンダー / SNSアプリ / クイック返信※6 / スマートフォン探索 / アラーム設定 / 懐中電灯 / 天気情報 / リモートシャッター※7 |
対応OS | Android™6.0+ / iOS™12.0+ |
付属品 | 充電グレードル付きUSBケーブル、ウォッチの着用ガイド、クイックスタートガイド、スケール、Mサイズのストラップとカフ、MサイズとLサイズの予備のカフカバー、セパレートのカバー |
※2:本デバイスはIP68規格の防水防塵性能に準拠しています。水泳など水中でのワークアウトには対応していません。また、温水シャワー、温泉、サウナ(スチームルーム)スキューバダイビング、ディープダイブ、高飛び込み、高圧洗浄など高水圧、高温、高湿、高速水流を伴うシーンでは使用できません。防水性能は永久的なものではなく、日々の着用により保護性能が低下する場合があります。
※3:全てのデータはファーウェイラボによる測定結果であり、実際の数値は製品や使用方法及び環境要因によって異なる場合があります。主な使用条件:デフォルト設定、心拍数モニタリング常時ON(スマートモード)、HUAWEI TruSleep™夜間ON、血圧測定1日6回、平均運動時間週90分、通知ON(1日平均メッセージ50通、着信6件、アラーム3回)、画面表示1日200回。実際のバッテリー持続時間はご使用方法により異なる場合があります。
※4:屋外サイクリング機能はAndroid非対応です。
※5:本デバイスは6種類のワークアウト(屋内外のウォーキング、屋内外のランニング、エリプティカルマシン、ローイングマシン)を自動認識します。
※6:クイック返信はAndroidのデバイスのみ対応。
※7:EMUI 8.1 以降とiOS 9.0 以降のデバイスのみ対応。
取材・文/田村菜津季 撮影/ANZ