Microsoftが今年6月に「Copilot+ PC」を発売して以来、各社が相次いで新商品をリリース。今回は6社9モデルをPCライターがチェックした。3人の意見をもとに最適な一台を見つけてほしい。
【他機種の紹介はコチラ】
HP『HP OmniBook X 14 AI PC』、Lenovo『Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9』
DELL『New XPS 13』、DELL『New Inspiron 14 Plus』
15.6インチ有機EL搭載ながら、軽量&スリム
ASUS「Vivobook S 15 S5507QA」
画面比率16:9の15.6インチ大画面ディスプレイを搭載。有機ELパネルで発色やコントラストに優れる。ディスプレイは180度まで開き、使用場所に応じて自由に角度調整が可能。また、独自のAIアプリも搭載。カラーはクールシルバーのみ。
テンキーやHDMIの端子を備える
平澤 15.6インチの広いディスプレイを搭載しながら、ベゼルが狭くコンパクトです。約1.42kgに抑えられており、見た目以上に持ち運びしやすいですね。
後藤 HDMI端子を備えるのは、紹介する中ではこの機種のみ。USBもType-Aが2つあります。
ジャイアン HDMIがあるとテレビに繋げられるので便利です。私は出張先のビジネスホテルで繋いで、テレビをモニターとして使用することもあります。
平澤 キーボードにテンキーがあるのもこの機種のみ。Enterキーとの間が狭いのが気になりますが、Excelなどで数字入力が多い人には使いやすいと思います。
【独自AIアプリ】様々なデバイスの動画・写真を一括管理「StoryCube」
カメラやスマホなどから画像をPCに取り込むと、ローカルのAIを活用して、自動でカテゴライズして整理してくれるソフト。編集機能も備え、自分の写真資産を有効に活用できる。
「思い出」や「人物」「シーン」を指定すると、AIが自動で写真を見つけ出して表示してくれる。地図やタイムライン(カレンダーから選択)でも探せる。
〈後藤さんイチオシ〉
「薄型の筐体ながら、インターフェースが充実。USBポートも左右に配置されて使いやすい。一般的なビジネス用途なら、ハブなしでも十分に使えそうです」
キーボード・タッチパッドの使いやすさ
テンキーを備えるキーボードはフルカラーバックライトを備え、色や照明モードを調整できる。タッチパッドは85×129mm。
携帯性
広い画面にしては軽量で、実際に持っても軽く感じる。旅行や出張なら問題なく持ち運べるだろう。厚さ14.7~15.9mm。
インターフェース
左側面にHDMIと2基のUSB Type-C(USB 4)、microSDXCカードリーダー、右側面に2基のUSB Type-A(USB 3.2)を備える。
USB Type-Aを2基、安心の拡張性
Acer『Swift 14 AI』
ディスプレイはタッチ対応で、180度まで開くため、さまざまな角度での作業が可能。カメラによる顔認証に加えて指紋センサーも利用できる。「Microsoft Office Home & Business 2021(個人向け、デジタルアタッチ版)」を搭載。
質実剛健なスペックで駆動時間も長い
後藤 75Whと大容量のバッテリーを内蔵し、最大26時間のバッテリー駆動時間を確保しています。
ジャイアン インターフェースは、Type-AのUSB端子が左右にあるのは使い勝手が良さそうです。出先でUSBメモリーを渡されても困らない(笑)。
平澤 ディスプレイはタッチ対応で、180度開くので、テーブルに平らに開いて置けば、複数人で画面を見ることもできます。
後藤 スペック的に派手さはないものの、電源ボタンと一体化した指紋センサーやWebカメラのプライバシーシャッターなど、ビジネス用途では実用的。独自のAIアプリを搭載している点も、今後期待が持てます。
【独自AIアプリ】音声ノイズをAIが除去「Acer PurifiedVoice 2.0」
AIが不要なバックグラウンドノイズを抑制し、オンライン会議などでクリアな音声を確保する。また背景のボカシや視線補正、自動フレーミングの機能も備える。
キーボード・タッチパッドの使いやすさ
写真は英語キーボードだが、販売されるのは日本語キーボード。電源ボタンには指紋センサーを内蔵。タッチパッドは78×125mm。
携帯性
14.5インチで、1.45kgは標準的。たまの旅行や出張ならストレスなく持ち運べ、外出先で快適に作業できるだろう。厚さ17.95mm。
インターフェース
左側面にUSB Type-A(USB 3.2)と2基のUSB Type-C(USB 4)、右側面にUSB Type-A(USB 3.2)とオーディオジャックを備える。Type-AのUSB端子が左右両方にあるのは使い勝手が良さそうだ。
※パッドサイズは編集部による実測値です。
取材・文/小口 覚 撮影/中村文隆、富貴塚悠太
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2024年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
買うならどれ?「Copilot+ PC」「AIスマホ」を徹底比較、DIME11月号は最新AIデバイスの選び方を大特集
新たに発表されたiPhone 16に独自AI「Apple Intelligence」が搭載され、オンデバイスAI時代がついに本格化します。まさにPCやスマホは10年に一度の買い時といってもいいでしょう。
そこで、11月号のDIMEでは「Copilot+ PC」や「AIスマホ」といった最新AIデバイスの選び方、活用法、新機能を完全ガイド。iPhoneとPixelやGalaxyといったAndroidスマホ、AI機能でリードするのはどっち? 今さら聞けない「AI PC」と「Copilot+ PC」の違いとは? といった皆さんの疑問に答えます!
第二特集ではSKY-HIのBSMGを始めとしたサウナのある会社を直撃! チームビルディング、クリエティビティ、リフレッシュ、サウナのある会社が元気な理由に迫ります。
■DIME SPECIAL
「iPhone 16」に搭載される独自AI「Apple Intelligence」を徹底解説!
AIスマホ×Copilot+PC【選び方】【使い勝手】【新機能】完全攻略ガイド
iPhoneに独自AIが搭載され、オンデバイスでのAI処理が可能となる。AIを手軽かつ安全に使えるようになることで、PCやスマホはますます進化し、あなたのビジネスを強力にサポートする存在に。今回の特集では、「Copilot+PC」や「AIスマホ」といった最新AIデバイスの選び方を徹底ガイド。新時代のビジネスツール【18】モデルをガチ検証して紹介します!