実店舗やオンラインでの支払いに使えたり、ユーザー同士で送金ができたりと、その利便性の高さで人気を集めているLINE Pay。支払いには、主にチャージした残高を充てる仕組みのため「使いすぎる心配がない」という声も聞く。マイナポイント事業などをきっかけに、今後も利用者は増え続けることが予想される。
本記事では、LINE Payへのチャージ方法について解説する。それぞれの方法をマスターして、シーンに合った使い方をしてほしい。
LINE Payでチャージをする手順
LINE Payで利用できるチャージ方法は「銀行口座」「セブン銀行ATM」「ファミリーマート(ファミポート)」「ローソン等のレジ(LINE Payカード)」「一部店舗でQRコード/バーコード読み取り」「東急線各駅の券売機」の6通り。いずれの方法もチャージ手数料は無料だ。利用手順は以下の通り。
チャージ方法を選択する手順
1. LINEアプリのトップ画面から「ウォレット」をタップ。
2. 「+」ボタンをタップして、LINE Payトップ画面を表示させる。
3.「チャージ」をタップし、希望のチャージ方法を選択する。
<銀行口座からチャージ>
3.「銀行口座」を選択し、登録してある銀行口座をタップ。
4.チャージしたい分の金額を入力し、「チャージ」をタップ。
5. 数字6桁のLINE Payのパスワードを入力すればチャージ完了。
<セブン銀行ATMからLINE Payアプリへのチャージ>
3.「セブン銀行ATM」を選択し、案内をよく読み「次へ」をタップ。
4.コードリーダーが表示されたら、ATM画面に表示されたコードをスマホで読み取る。
5.読み取りに成功したら、スマホに4桁の企業番号が表示されるので、ATMに設置されているテンキーでこの番号を入力する。
6.「LINE Payサービスのご利用案内」を確認し、間違いなければ「確認」をタッチ。
7.ATMにチャージする金額を投入する。入金するとATM画面にチャージ金額が表示される。
8.問題なければ「確認」をタッチして、チャージ完了。領収書が必要な場合は「必要」を選択しよう。
<ファミリーマートでチャージ>
3.「Famiポート」を選択し、案内をよく読み「同意します」をタップ。
4.希望のチャージ金額を入力し、「チャージ」をタップ。
5.受付番号と予約番号・利用可能なコンビニ名など、チャージに必要な情報が表示される。
7.Famiポートに受付番号を入力して申込券を発行する。【Famiポート操作手方法を参考】
6.コンビニ店内でチャージする
【Famiポート操作方法】
1.代金支払い(コンビニでお支払い)を選択。
2.「各種番号をお持ちの方はこちら」をタッチ。
3.「番号を入力する」をタッチ。
4.テンキーでスマホ画面に表示されている受付番号を入力したら「OK」をタッチ。
5.表示された注意事項を確認して「OK」をタッチ。
6.チャージ内容を確認して間違いがなければ、「OK」をタッチ。
7.印刷された申込券をレジに持参し、現金で支払いをすればチャージ完了。
<ローソン等のレジでチャージ(LINE Payカード)>
LINE Payカード(プラスチックカード)を所有しているユーザーは、全国のローソン(ナチュラルローソン・ローソンストア100含む)のほか、ドラッグストアのAINZ&TULPEで現金によるチャージが可能。
1. レジでLINE Payをチャージしたい旨を伝え、LINE Payカードを渡す。もしくは、設置されているスキャナーにLINE Payカードを通す。
2. チャージしたい金額を支払えば、チャージ完了。
<QRコード/バーコード読み取りでチャージ>
ドラッグストアのアインズ、アインズ&トルペのLINE Pay導入店舗のみ対応。他のチャージ手段に比べて店舗数が少ないので注意しよう。
3.「QRコード/バーコードチャージ」を選択。
4. レジでLINE Payにチャージしたい旨を伝え、画面に表示されたバーコードを提示する。
5.リーダーでスマホのバーコードを読み取ってもらい、チャージしたい金額を支払ったらチャージ完了。
<東急線各駅の券売機でチャージ>
2020年7月15日から東急線各駅の券売機において、LINE Payへの現金による残高チャージが可能になった。スマホ決済サービスに、駅発券機で現金チャージできるのは国内初の取り組み。一部非対応の駅もあるため、事前に確認しよう。
3.「東急線券売機」を選択し「スキャン」をタップ。コードリーダーを起動させる。
4.発券機のトップ画面で「QRコード/バーコードを使う」にタッチ。
5.「スマートフォン決済サービスのチャージはこちらへ」をタッチ。
6.コードリーダーでQRコードを読み取り、発券機の「次へ」をタッチ。
7.スマホの画面に「QRコードをスキャンしました」と表示されたら、発券機で「入金に進む」をタッチ。
8.チャージしたい現金を投入し「チャージする」をタッチ。(発行した場合は)ご利用明細を受け取る。
LINE Payはいくらからチャージできる?単位と上限額は?
LINE Payのチャージは1円から最大100万円まで可能だ。チャージ方法や本人確認の有無で、その金額が変わる。
上限額(本人確認を行っていない場合)
本人確認を行っていないユーザーの残高上限額は10万円。そのため、10万円を超えるチャージはできない。セブン銀行ATMとコンビニの1回あたりのチャージ金額は1,000円~10万円で、LINE Pay カードレジチャージ、QRコード・バーコードの1回あたりのチャージ金額は1円~49,000円だ。また、東急線各駅の券売機の1回あたりのチャージ可能金額は1,000円~4万9000円。
上限額(本人確認済みの場合)
本人確認が済んでいるユーザーの残高上限額は100万円で、100万円を超える分のはチャージはできない。銀行口座の1回あたりのチャージ金額は100円~100万円。(銀行によっては100円~10万円)セブン銀行ATMは1,000円~50万円、ファミリーマートは1,000円~29万9,000円。LINE Pay カードレジチャージ、QRコード・バーコード、東急線各駅の券売機は、先述した金額と変わらない。
チャージでポイントは貯まる?
残念ながら、LINE PayへのチャージではLINEポイントは貯まらない。LINEポイントを貯めるには、LINEアンケートに協力したり、公式アカウントを友だちに追加したり、お得なキャンペーンを利用したりと、自分に合った方法でポイントを獲得する必要がある。
「ポイントが貯まりやすい」と、今注目を集めているのがLINE Pay専用のクレジットカード「Visa LINE Payクレジットカード(通称:LINEクレカ)」。LINEクレカは、2020年4月にLINEと三井住友カードが提携して発行するクレジットカードとして誕生した。LINEクレカのチャージ&ペイ払いを使うと、利用者のポイントランクに応じて1~3%のポイント還元が用意されている。LINEポイントをたくさん貯めたい人は必携のクレジットカードだ。
上手くチャージができない時のチェックポイント
LINE Payを利用していると、チャージの上限額に達していないのにもかかわらず、上手くチャージできないケースがあるようだ。最後に、チャージできない時のチェックポイントを紹介する。
銀行口座の残高不足、口座登録のタイムラグ
当然ながら、銀行口座の残高がチャージしたい金額よりも少ないと残高不足によりチャージをすることはできない。また、銀行口座登録を行ってから、すぐにチャージしようとすると、銀行口座のチャージ機能開始までのタイムラグによって、エラーになってしまうこともあるようだ。少し時間を置いてから再度試してみよう。
LINE Payカード関連のトラブル
LINE Payカードでチャージできなかった場合は、LINE Payカードの「利用開始登録」が完了しているか確認しよう。カードが届いた後は、LINE Payメニューの「LINE Payカードの利用開始手続き」から、プラスチックカード裏面に記載されている3桁のセキュリティコードを入力する手続きが必要。この手続きをしていないとLINEカードを使うことができないため、忘れずに手続きを済ませよう。
LINEカードの利用が初めてではない人は、カードの磁気不良の可能性も疑おう。磁気部分のストライプの汚れを拭き取ると、解決するケースもあるようだ。
チャージ金額の問題
先ほど解説したように、チャージ方法によってチャージできる最低金額と最高金額が異なる。チャージ残高が上限を超えてしまうと、チャージはできない。また、最低金額よりも少ないお金をチャージすることもできないため、自分がチャージできる金額を事前に確認してから手続きしよう。
文/oki