「エポスカード」はクレジットカードの中でも人気が高いカードのひとつであるが、締め日と支払日が選択可能であるという点も大きな特徴である。そこで今回は、支払い方法別に、エポスカードの締め日と支払い日の仕組みについて分かりやすく説明していく。
締め日と支払い日とは?
エポスカードの締め日と支払い日の仕組みについて説明する前に、まずは「締め日」と「支払い日」について説明する。
・締め日:一定期間の支払い額が決定する日
・支払い日:締め日に決定した支払い額を支払う日
締め日に決定した金額を、翌月の支払い日に支払うというのが、クレジットカードの基本的な流れとなっている。
エポスカードの締め日は自分で選べる
繰り返しになるが、エポスカードの場合、締め日は複数の中から自分の好きな日を選ぶことができる。これはほかのクレジットカードにはあまりない仕組みであり、毎月の収入時期などを考慮した上で締め日を選べるので、利用者には大きなメリットとなる。
エポスカードの締め日は支払い方法で変わる
エポスカードの支払い方法としては、「口座引落し」と「ご持参払い」の二つがあるが、選択できる締め日は支払い方法によって変化する。
【参考】お支払方法・お支払日|クレジットカードはエポスカード
「口座引落し」と「ご持参払い」
口座引落しは、支払い日になると指定した金融機関の口座から自動的に支払額が引き落しになるという一般的な支払い方法である。
一方で、ご持参払いは、エポスATMやコンビニまたは銀行のATM、ネットバンキングのペイジー、コンビニでのレジ支払いなどで手続きをして支払いを行う方法である。
「口座引落し」は毎月4日または27日締め
「口座引落し」は、毎月4日または27日が締め日となる。例えば毎月4日の締め日を選択した場合は、前月の5日から今月4日までの利用分について今月4日に締められ、翌月4日に請求額が引き落とされる。ただし、一部金融機関によっては、27日のみの対応になる場合があるので注意が必要だ。
「ご持参払い」は5日ごとに締め日が存在
「ご持参払い」の場合は5日・10日・15日・20日・25日・末日(30日など)が締め日となり、翌月の同じ日が支払日になる。ご持参払いのほうが支払日の選択肢は増えるが、口座引落しのように自動で処理されるのではなく自分で入金する手間がかかるため、支払いを忘れるといったことが起きないように注意する必要があるだろう。
エポスカードは締め日変更も可能
エポスカードの締め日や引落し日は、一度設定した後からでも変更することが可能である。
締め日の変更方法は、インターネットでの手続き、書類の郵送、エポスカードセンターでの手続き、という3通りあるが、変更方法によっては手続きが完了するまでに時間がかかることもあるので、早めに準備を進めておくほうが良いだろう。
締め日は土・日・祝日関係なし
支払い日が金融機関の休業日(土・日・祝日など)の場合は、引落しは翌営業日となる場合が一般的だが、締め日については、土・日・祝日に関係なく設定日となる。
支払い日に引落しできなかった場合は注意
指定した支払日に残高不足などにより、口座から引落しができなかった場合は、エポスATMなどでその月の請求額を支払う必要がある。再引き落としには対応していないので注意が必要。
エポスカードの引落し時間はいつ?
口座の残高不足を避けるためにエポスカードの引落し時間が知りたいという人も少なからずいるだろう。しかし、利用している金融機関やシステムの稼働状況によって、時間帯が変更になる場合があるので、特に決まった時間は明記されていない。早朝など、早い時間に引き落としが行われる場合もあるので、支払日の前日までには引落し口座の残高をしっかり確認しておくと良いだろう。
エポスカードの締め日はいつに設定すべきなのか?
エポスカードの締め日は選択肢の中から自分で選ぶことができるが、どの時期を締め日として設定すべきなのかについては、人によってそれぞれ異なるだろう。
ただし、クレジットカード以外のお金の流れ(収支の流れ)を確認していけば、必然的に締め日の候補が定まってくるはずだ。一般的には残高不足になるリスクを避けるために、引落し日や支払い日は、給料日の数日後となるように設定するのがおすすめだ。
文/praia