コロナ禍などの影響から、日頃からマスクを着用する機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。しかし、眼鏡を掛けている状態でマスクを着けると、レンズが曇ってしまい、視界が遮られることも。そこで今回は、眼鏡のレンズが曇る原因と眼鏡を掛けたままマスクを着けても、レンズが曇りにくくなる7つの方法を紹介していきます。
マスクを着けていると眼鏡が曇る原因
まずは眼鏡の曇り対策を見る前に、眼鏡のレンズがマスクをしていると曇る原因を見ていきましょう。マスク着用時に眼鏡が曇ってしまう原因は、結露が関係しています。私たちの周りにある空気の中には常に水蒸気が含まれており、その量は湿度が高くなるほど多くなります。
この水蒸気を含んだ暖かい息がマスクから漏れ、冷たいレンズに触れることによって、水蒸気がレンズに付着し、それが結露して水分が乱反射するため、眼鏡が曇ってしまうのです。冬などに寒い場所から暖かい場所に移動した時、眼鏡が曇ってしまう原理と同じです。
【参照】Aigan Style
Zoff
これで解決!? マスクを着けている時の曇る眼鏡の対策方法7選
口から出てマスクから漏れた、湿気を含んだ暖かい空気が眼鏡のレンズに触れることによって起こる『曇り』という現象。これを回避するには、大きく分けて2つの方法があります。1つは眼鏡のレンズ自体に対策をする方法で、もう1つはマスクに対策をする方法です。この項目では、それぞれ眼鏡の対策5つとマスクの対策を2つ、計7つの対策を紹介していきます。
マスク×眼鏡の曇り止め対策1:くり返し使える メガネのくもり止めクロス
カーワックスなどを販売しているソフト99コーポレーションからは、多くの眼鏡の曇り止め対策グッズが販売されています。その内の1つ「メガネのくもり止めクロス」は、1枚で約25回分繰り返し使える眼鏡のくもり止めアイテムです。眼鏡のレンズに息を吐いて、約10秒間「メガネのくもり止めクロス」拭き上げることにより、クロスに含まれている曇り止め成分がレンズの曇りを抑えます。1袋あたり3枚のクロスが入っており、袋にはチャックが付いているので使用後の保管も簡単。曇り止め効果と同時に、皮脂や指紋などの汚れが取れる点もポイントの1つです。
【参照】SOFT99 くり返し使える メガネのくもり止めクロス
マスク×眼鏡の曇り止め対策2:メガネのくもり止め濃密ジェル
続いても、ソフト99コーポレーションから発売されている曇り止め対策グッズです。「メガネのくもり止め濃密ジェル」は、使うとレンズの曇りを抑制できるジェルタイプの液体で、1本あたり約100本の眼鏡に使用可能。レンズの両面に直径5㎜ほどの液を垂らし、ティッシュや柔らかい布なので塗り込みます。界面活性剤とアルコール類が含まれている中性タイプです。
マスク×眼鏡の曇り止め対策3:メガネのくもり止め ハンディスプレー
メガネのくもり止め ハンディスプレーは、眼鏡の曇りを強力に防止できるスプレータイプの曇り止め剤です。レンズの両面にそれぞれ1〜2回吹きかけ、ティッシュなどで液を伸ばし、約20〜30秒ほど乾かした後に乾いたティッシュなどで柔らかく拭き上げます。こちらも中性タイプでレンズにやさしいのもポイント。アレルギーの原因になる「アレル物質」抑制剤を配合しています。約60回使用可能です。
マスク×眼鏡の曇り止め対策4:メガネクリンビュー くもり止めシートクリーナー 30包
イチネンケミカルズから発売されている「メガネクリンビュー くもり止めシートクリーナー 30包」は、使い切りのセミウェットシートです。軽く拭けばメガネの曇りが抑えられるだけでなく、脂汚れや指紋なども落とせるのもポイントの1つ。速乾性に優れているため、拭き跡や拭きスジが残りにくい点も魅力です。スマホ画面のクリーナーとしても使えます。
【参照】くもり止めシートクリーナー30包
マスク×眼鏡の曇り止め対策5:JINS くもり止めレンズ
レンズに曇り止め剤を塗りこんだり、吹き掛けるのも対策の1つですが、レンズそのものに対策を講じるのも1つの手です。例えば、手に入れやすい価格帯でおなじみのJINSからは、くもり止めレンズが発売されています。レンズの表面にははっ水層があるため汚れが付きにくく、吸水性のウレタン樹脂層によって水分が吸収され、結露を防ぎます。
【参照】JINS くもり止めレンズ
マスク×眼鏡の曇り止め対策6:マスクの上部を内側に折り込む
マスクに細工を施すことによって、曇りを軽減できる方法もあります。もっとも簡単な方法は、マスクの上部を内側に折り曲げる方法。こうすることによって、マスクから眼鏡側に漏れる息を軽減できるため、レンズが曇るのをある程度防ぐことができます。曇り防止グッズなどを使わずに、すぐに実践できる点が長所でしょう。
マスク×眼鏡の曇り止め対策7:マスクの内側にティッシュで作ったクッションを入れる
こちらもティッシュ1枚でできる、お手軽な対策方法の1つです。4つに折り曲げたティッシュをマスクの内側に添え、息がレンズ側に漏れないようクッションを作ります。こうすることによって、眼鏡のレンズの曇りをある程度軽減できますが、マスクの取り外しが多かったり、息苦しい場合、着け心地に違和感があるという人は、別の方法を試してみましょう。
眼鏡の曇り止めグッズの販売店は? 薬局や100均でも買える?
眼鏡の曇り止めグッズは眼鏡屋さんや、薬局や100円均一ショップなどでも購入できます。また、なるべく外出を控えたいという人には、Amazonや楽天といったオンラインの通販サイトで購入することもおすすめです。自分にあった曇り止めグッズを見つけてくださいね。
※データは2020年8月下旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸