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「Visa LINE Payプリペイドカード」や「Visa LINE Payクレジットカード」などのサービスが登場し、ますます注目が集まるLINE Pay。本人確認は必須ではないものの、LINE Payの機能をフル活用したい方は本人確認を済ませておくのがおすすめだ。
そこで本記事では、LINE Payの本人登録の手順、本人確認に必要な書類やかかる時間などについて解説する。上手く登録できない人は対処法もぜひ参考にしてほしい。
Line Payは本人確認が必要?確認なしでも使える?
LINE Payは本人確認をしなくても、電話番号が登録されたLINEアカウントさえ持っていれば利用することができる。しかし、本人確認を行うことで使えるサービスの種類が増え、LINE Payをより便利に使うことが可能だ。
LINE Payでは、本人確認をしていないアカウントを「LINE Cashアカウント」、本人確認を済ませているアカウントを「LINE Moneyアカウント」として区別している。本人確認をしていないLINE Cashアカウントでも、チャージや決済、還元されたLINEポイントの受け取りなど基本的な機能は利用可能だ。しかし、LINE Moneyアカウントになれば、ユーザーの安全性が認められ、以下の機能が追加される。
本人確認をすると追加されるLINE Payの機能
本人確認をしてLINE CashアカウントからLINE Moneyアカウントに変わると、「LINEの友だちへの送金」「LINE Pay残高の出金」「銀行振込サービス」「チャージや支払いなどの上限金額の引き上げ」の4つの機能が追加される。これらのサービスを利用したいユーザーは、次の手順で本人確認作業を行おう。
なお、LINE Payに興味はあるが「まだ使ったことがない」という人は、LINE Payの基本的な使い方もあわせてチェックしてみよう。
今からでも遅くない!ゼロからわかる「LINE Pay」の基本的な使い方
多くの人が使用している「LINE」アプリで使用できる決済サービス「LINE Pay」は、普段使用しているアカウントに登録できるうえ、LINEの友だち間であれば簡...
LINE Payで本人確認する2つの方法
LINE Payには、「銀行口座登録」「スマホでかんたん本人確認」の2種類の本人確認の方法がある。詳しい手順は以下の通り。
LINE Payに銀行口座を登録
チャージ用の銀行口座をLINE Payに登録すると、自動的に本人確認が完了する。銀行口座登録は、銀行口座のほかに身分証を用意する必要がなく、情報入力のみで完了するため「スマホでかんたん本人確認」よりも手順が少なくおすすめの方法だ。
1.LINE Payページを開き「銀行口座」をタップ
2.口座を連携させたい銀行を一覧から選択し、各情報を入力する。
3.各銀行の案内に従って登録を進める。
4.銀行口座との連携が完了すれば本人確認が完了し、LINE Pay設定画面のアカウントタイプがLINE Moneyに切り替わる。
身分証を撮影するLINE Payの「スマホでかんたん本人確認」を利用
銀行口座の登録に抵抗がある人は、「スマホでかんたん本人確認」を利用しよう。ただし、この方法には氏名、住所、生年月日などが記載された顔写真付きの身分証の用意が必要だ。詳しい手順は以下の通り。
1. LINE Payの「設定」マークから「本人確認」をタップ。
2.「スマホでかんたん本人確認」を選択し、LINE Moneyアカウントの利用規約をよく読み、問題なければ「同意します」をタップ。
3.本人確認書類の撮影で使用する身分証を1つ選択し、撮影に進む。
4.文字がはっきり映るように表面を撮影し、「次へ」をタップ。
5.身分証の厚みと側面の撮影をするため、フレームに合うように身分証を立てて斜め上から撮影し「次へ」をタップ。
6.裏面がはっきり映るように撮影をして、「次へ」をタップ。
7.顔写真の撮影に進み、インカメラ顔を撮影し「次へ」をタップ。(顔がフレームに納まっていることを確認)
8.次に顔の動きの撮影に進む。画面に表示されたキャラクターと同じ動きをして、インカメラで顔写真を撮影する。
9.最後に氏名や住所などの本人確認情報を入力し、「入力内容を確認」をタップ。
10.入力内容の確認画面で、間違いがなければ「申請する」をタップ。
11.「本人確認申請が完了しました」と表示されたら申請完了。本人確認の結果は審査完了後「LINE Pay本人確認」公式アカウントから連絡がくる。
LINE Payの本人確認で使える身分証明書
LINE Payの本人確認で使用できる身分証は、運転免許証・運転経歴証明書・日本政府発行のパスポート・マイナンバーカード・特別永住権証明書・在留カードの6種類。
身分証として使用されるケースの多い保険証は、LINE Payの本人確認では利用できない。加えて、2020年2月4日以降に申請された日本政府発行のパスポートは「所持人記入欄」がないため利用できない。また、以前は本人確認で使える身分証として利用できた住基カードも、マイナンバーカードに切り替わっているため使用できない。
LINE Payの本人確認にはどれくらい時間がかかる?
LINE Payの本人確認は、数分〜数十分で完了する。手順はとても簡単なので、空いた時間を利用して申請することも可能だ。また、申請後のLINE Pay側の確認時間も、早ければ数分〜数時間で本人確認が受理されることが多いようだ。結果が届くのが遅い人は、「LINE Payお問い合わせ」のフォームなどから状況を問い合わせてみよう。
マイナンバーカードを使ったLINE Payの「かざしてすぐ本人確認」は即時承認が可能
LINE Payの「スマホでかんたん本人確認」に、2023年7月からマイナンバーカードを利用した「かざしてすぐ本人確認」が追加された。
「スマホでかんたん本人確認」の利用規約に同意した後は、マイナンバーカードの「券面事項入力補助用パスワード(4桁の数字)」を入力し、スマホでマイナンバーカードを読み取って本人情報を確認。最後にマイナンバーカードの「署名用電子証明書用パスワード(6~16文字の英数字)」を入力すると、本人確認の申請が完了し、審査なしで承認される。
身分証明書を使用したLINE Payの本人確認の中では、もっとも早く承認されるため、マイナンバーカードを持っている人は活用すると良いだろう。
LINE Payの本人確認が上手くできない時のチェックポイント
LINE Payの本人確認を行ってもエラーになってしまい、スムーズに認証されないケースがある。最後に、LINE Payの本人確認が上手くできない時に確認したいポイントを解説したい。もし、3日以上認証されず原因がわからない状態なら、「LINEお問い合わせ」から直接LINEに問い合わせることも検討しよう。
銀行口座の口座情報に間違いがないか確認する
銀行口座登録で本人確認ができない場合は、銀行の口座情報を間違えているケースがほとんど。ネットバンクでのログイン情報を間違えている場合や、銀行口座の暗証番号を間違えている可能性もある。基本的な部分だが、まずは登録内容を再確認してみよう。
また、みずほ銀行で普通預金口座を登録する場合には「最終残高」の登録が必要だが、その金額を間違って入力した可能性も考えられる。
本人確認で入力するのは、あくまでも「通帳に記載されている最終残高」。そのため「通帳記入していない分の最新の残高」を登録してもエラーになってしまう。通帳を紛失してしまい通帳の最終残高が分からない場合は、みずほ銀行に直接問い合わせて確認しよう。
本人確認書類の顔写真に問題がないか確認する
「スマホでかんたん本人確認」から本人確認ができない主な原因は、撮影した写真にあるケースがほとんどだ。写真が暗くなっていないか、ピントがずれていないか、光が反射してしまって見えない部分ができていないか、本人確認書類を持っている手で情報が隠れてしまっていないかなど、今一度申請した写真を確認してみよう。
LINE Payのスマホでかんたん本人確認はAIの顔認証システムを使用しているため、身分証に近い見た目の写真にすることが求められる。髪型やお化粧など、あまりにも身分証と見た目が異なる場合は再撮影を行おう。
文/oki