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グラスや和食器も洗えるというMieleの食器洗い機で和食器を500回洗った結果

2020.09.23

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

食器洗い機が苦手とする和食器で洗浄テストを敢行

Miele(ミーレ)」は1899年創業の120年の歴史を持つドイツの家電ブランドで、食器洗い機、調理器、ランドリー製品などを展開している。

1929年にヨーロッパで最初の食器洗い機を発売。当時は丸い形状で食器は上から出し入れしていたが、食器洗いから解放される画期的な製品として多くの人に受け入れられた。1987年には、Mieleの代名詞と言われる特許技術「カトラリートレイ」が初めて搭載。スプーンやフォークなどのカトラリーがセットできるトレイの登場で、重なりあって傷が付いたり、汚れが落ちないといった問題を解決した。

食器洗い機の日本での普及率は26.3%(2018年・内閣府調べ)で、アメリカ、ドイツの8割と比較するとかなり低くなっている。Mieleが2020年8月に行った食器洗いと家事に関する意識調査では、食器洗い機に求めるものとして「汚れが落ちる」、「衛生的」が全体の6割以上に上った。悩みや不満は「鍋やフライパンなどの大きい調理器具が入らない」、「食器洗い機には入れられない食器がある」、「下洗いをしてから入れるのが面倒」などが挙がった。

Mieleの食器洗い機はこれらが解決できる機能が満載されている。時間、温度、機械力、洗剤力からなる「ドクター・ジナーの法則」に基づいた、高効率で持続可能な製品や洗剤の開発により、洗浄力が高く、センサーで汚れを検知して洗浄するため予洗いは不要。

調理器具も入る大容量で出し入れのしやすいバスケット&カトラリートレイ、節水&省エネ機能、オートオープン機能、そして20年の使用を想定した耐久性も大きな特徴となっている。

食洗機の悩みとして多く挙げられるのが、洗えない器があるということ。絵付け皿や繊細なグラス類は、食洗機は避けるというのが一般的だ。

Mieleではさまざまな食器を使った洗浄テストを行っており、ワイングラスで知られるオーストリアの「リーデル」では、1500回の洗浄を経てもグラスの輝きが保たれていることを実証。これは週1回洗ったとして25年間使える計算になる。手洗いが推奨されていたリーデルだが、繊細なハンドメイドグラスを含めてすべてのグラスが、Mieleの食器洗い機なら洗浄が可能とのことだ。

「“和食器は食洗機で洗えるのか?”という質問が多く寄せられていたため、和食器での洗浄テストを行いました。日常的に使う焼きものの器は、陶器、磁器、炉器と大きく分けて3つに分類されます。食洗機で洗えるものは主に磁器で主な生産地は有田焼、九谷焼、清水焼など。洗浄テストでは有田焼の器を使って500回の洗浄による耐久性試験を行いました」(ミーレ・ジャパン マーケティング部 プロダクトマネージメントチーム マネージャー 佐村由紀子さん)

使用機種はMiele G6824SC、洗浄モードはクイックパワーウォッシュ(所要時間約58分)、水量11.5L、水温65℃、洗浄回数は最大500回まで、洗剤はMiele純正食器洗い機用タブレット洗剤(純正乾燥仕上剤を併用)。

下記の各画像の左側(シール付き)が500回の洗浄済み、右側が未洗浄。

〇陶祖 李参平窯 生掛け茶碗

「李参平さんの茶碗は全く変化が見られませんでした。400年前の技法を再現して作られたもので、有田の泉山の土を100%使用し、手ろくろで素焼きをせずに釉薬をかけて登り窯で焼成。400年前の技法でも、現代の洗剤を使った食洗機500回の洗浄に耐えられるというのは、有田焼の品質の高さを物語っていると言えます」(佐村さん)

〇アリタポーセリンラボ JAPAN SNOW 銘々皿 古伊万里草花紋

黒とプラチナの配色で伝統的な古伊万里草花紋の柄を表現したモダンな皿。プラチナがそのままきれいに残っている。「繊細な絵柄ものにもかかわらず、食洗機で洗っても変化がなかったことに驚き」(佐村さん)

〇大慶 UTSUWA美 楕円深型

電子レンジやオーブンにも対応する特殊強化磁器の調理器兼食器。「きれいな絵柄にも全く変化が見られませんでした」(佐村さん)

〇伊万里陶芸 ブロンズ フラットミニプレート

「色絵は通常、食洗機は避けた方が良い器ですが、敢えてチャレンジしてみました。丁寧に色づけされた色絵の器で、風合いは若干変化したものの、目立つ退色は見られませんでした」(佐村さん)

色絵、赤絵とも言われる上絵付けに使用される和絵の具は、食器洗い機専用のアルカリ性洗剤に非常に浸食されやすい。なかでも赤系や金の絵の具は特に繊細で、洗浄テストでも金はやはり難しく色剥げが起きてしまった。色絵については手洗いで、丁寧な扱いが求められる。

器の種類と洗えないもの、洗浄テストは公式サイトで詳細に紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

「Mieleの食洗機はフレキシブルにさまざまな形の食器を置くことができ、大容量なので鍋やフライパン、調理器具も入れることができます。和食器では、ご飯茶碗の底の部分に水が溜まりやすいので、垂直に置くようにしましょう。こちらは60㎝幅の食器洗い機で、和食器だと12人分入ります。効率的に使うために、まとめて1日1回の使用がおすすめです」(佐村さん)

有田焼の器を使った秋のテーブルコーディネート

料理家・冷水希三子さんアリタポーセリンラボ代表取締役社長 弥左ェ門窯 七代目当主 松本哲さんをゲストに、編集者・プランナーの山田泰巨さんの進行で、有田焼や、食器洗い機についてのトークショーが開催された。

冷水さん「下洗いするなら、手洗いしてしまった方が早いので、食器洗い機は使っていませんでした。Mieleは逆に下洗いをしない方が良く、センサーが反応して汚れを検知して洗い方を決めると聞きました。そんなに楽ちんならぜひ使ってみたい(笑)。

調理中はシンクに調理器具がどんどん溜まっていき、キッチンが使いにくくなるので、洗ってから次に進むという作業をしていましたが、Mieleなら終わった調理器具はどんどん食器洗い機に入れて、食べた後の食器も一緒に入れて洗えば、時間のロスも少なくて自由な時間を増やすことができます。乾燥まで行うので殺菌という観点でも注目ですし、食洗機自体の洗浄も行うと聞いて欲しくなりました」

松本さん「古典的なもの、今の時代にマッチしたものなど幅広い食器を作っています。食洗機、電子レンジは使えるかというお客様からの問い合わせが年々増えてきており、洗浄テストでも使用された『JAPAN』と名付けられたシリーズは、海外での展示をきっかけに生まれたもので、食洗機が使えるように研究して作りました。食洗機の使用に耐えられるような絵の具も日々改良されており、食洗機OKという器も増えてきました。ただし、金属系の釉薬を使ったものは、こすれると剥がれるので食洗機には向いていません」

アリタポーセリンラボの器を使った、冷水さんによる秋のテーブルコーディネートも紹介された。「秋は食べるのが楽しみな季節。きのこや果物、魚介など秋の味覚は温かみのある色の食材が多く、温かみを受け止める温かみのあるお皿が向いています」(冷水さん)

アリタポーセリンの桜色の「JAPAN」の大皿に盛りつけているのは、秋鮭ときのこのフリカッセ。生クリームで煮込み、仕上げにレモンで酸味を立たせている(写真左)。小皿の方には、これからおいしくなる柿にサワークリームやリコッタチーズをのせたものをパンに添えて。

「ピンクの器はいろいろな食材の色を受け止めてくれて、使ってみると良さがわかる。フリカッセは汁気があり、鉢までいかない程度のなだらかな深みがあるので使ってみました。汁もおいしく、一緒に取り分けもしやすい器です。

テーブル全体で見ると、少し抜けがあった方がいいので、ピンクの取り皿の下皿に同じ磁器の白い皿を敷いています。もう1枚の取り皿としても使えます」(冷水さん)

刷毛目の陶器の皿にあるのは、秋なすと万願寺唐辛子を炊いたもので、彩りとして秋らしく菊花を散らしている。黒い皿は鯵ときのこの南蛮漬け。

「家庭料理としての和食は、見た目はあまり華やかではないですが、絵付けのお皿がとても映えると思います。取り皿は味が混ざらないように各々2種類用意。色数が多くない古伊万里草花紋の絵皿を、緑の皿と組み合わせることで、絵皿を引き立たせています。

テーブルコーディネートで大事にしているのは、お皿に入った料理を、テーブルをキャンバスに見立てて描くような感覚。磁器の皿、木のボウルなどいろいろなものがバランスよく入っている方が単調にならずに、テーブル全体が気持ちよくなります」(冷水さん)

【AJの読み】主婦&ワーママの憧れ、Mieleの食器洗い機

我が家には国産メーカーのビルドインの食器洗い機がある。普段使っているような安い食器は気にせずバンバン入れているが、洗浄中にグラスが割れたことがあり、新しいものだと「これは大丈夫かな?」と不安になることも。

Mieleが行った和食器の洗浄テストの結果を見ると、器がどういったものか、ある程度のポイントを押さえていれば、和食器でも食洗機で洗うことができるとわかった。また、アリタポーセリンラボのように、サイトやカタログなどに電子レンジと食洗機の使用の可否について表記している場合も多い。まずはそこからチェックしてみよう。

現状の食洗機の悩みは「いろいろな種類の器だと入れにくい」、「たくさん入らない」、「下洗いが面倒」、「汚れが落ちていない時がある」。洗浄力の高い置き型の食洗機を購入しようか迷ったこともあるが、置く場所が確保できないので諦めた。

こうした悩みを解決してくれて、しかもインテリアとしても部屋にマッチするスタイリッシュなMieleの食器洗い機は、主婦&ワーママの憧れ。私も数年前から欲しいものリストの上位にあり、45㎝幅のスリムラインなら、うちでも取り付けできるというところまで確認済みなのだが、懐事情と相談すると「いつかきっと……」の状態。「いつかきっと」はいつ、やってくるのだろうか?

文/阿部純子

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