新型コロナの感染拡大によって、最近特に重要視されている「免疫力」。その免疫力を高める食材として、納豆、キムチ、バナナなどと共に注目されているのが、ヨーグルトだ。
今回、株式会社QLifeが、全国の老若男女1400名を対象に実施した「⾷事や睡眠などの変化に関する意識調査」によると、5割以上の人が免疫力UPを期待してヨーグルトを日常的に摂取していることが明らかになった。
調査結果の概要は以下の通り。
・⾷事の量・タイミング、睡眠時間やサイクルは、6〜7割が「変化なし」
・免疫⼒を⾼めるために「ヨーグルト」を⾷べて免疫⼒アップに期待。10代と40代は 2割が「夜ヨーグルト」
・運動習慣は半数が「なし」。軽い運動の習慣があるのは 4 割程度。
・免疫⼒を⾼めるための⼯夫は「ストレスを溜めない」「よく笑う」「⼈と話す」
あなたが免疫⼒を⾼めるために摂取している⾷べ物を、全て教えてください。【複数回答】
先程答えた摂取している⾷べ物はいつ摂取しているか、全て教えてください。【複数回答】
あなたの運動について⼀番近いものを教えてください。
あなたが免疫⼒を⾼めるために⼯夫している⾏動について教えてください。また、その⾏動について具体的な内容を教えてください。【複数回答】
本調査を監修した、⽇本免疫予防医学普及協会講師の飯沼⼀茂先⽣は、以下のようにコメントしている。
在宅勤務や内勤の⽅、仕事をしていない⽅も多く(それぞれ 14.5%、24.1%、34.2%)皆さん運動不⾜気味になっているかもしれません。⼿軽にとれる⾷材で、免疫⼒の向上を図っているようですね。回答に挙がっている「ヨーグルト」「バナナ」「緑茶」「キムチ」「ニンニク」などのほか、キノコや海藻、納⾖、漬物など、⾷物繊維の多い⾷品や発酵⾷品も、腸内環境を整えて免疫⼒を⾼めるうえで、積極的に摂取するとよいでしょう。
⾷べた物が最も吸収されるのは夜22時から午前2時、いわゆる「腸のゴールデンタイム」です。夜にヨーグルトを⾷べている⽅もいらっしゃるようですが、⼣⾷や⼣⾷後に、温かいヨーグルトを⾷べることで、お腹を冷やさずに乳酸菌を摂取できますので、理にかなっています。
また、免疫⼒を⾼めるためには、⾝体を冷やさず⾎⾏をよくすることが⼤切です。今回の調査では、あまり/まったく運動していない⽅が多いという結果でしたが、軽く汗ばむ程度の運動をすることで、全⾝の⾎⾏がよくなります。⼊浴も、シャワーで済まさずに、湯船につかりましょう。⼿⾜の末端まで温めることで、免疫機能を担うリンパ球が⾝体の隅々まで⾏き渡ります。
ヨーグルトなどの⼿軽に摂取できる⾷品と、軽い運動を組み合わせることで、より効果的に免疫⼒を⾼めることができますよ。(飯沼先⽣)
出典元:株式会社 QLife(キューライフ)
http://www.qlife.co.jp
構成/こじへい