小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【菅 未里の誘惑文具】握り心地をグリップテープで調整できるゼブラのボールペン「マイティグリップ」

2020.09.23

■連載/文具ソムリエール菅 未里の「誘惑文具」

Q:手に合うボールペンがなく、ずっと悩んでいます。いいペンはないでしょうか。

A:今回のご質問に限らず、筆記具と手との相性は、非常に難しい問題です。「手が小さい人には細軸のペンを……」といった一般的なアドバイスはできるのですが、手の大きさや形、好み、ペンを使うシチュエーションは人それぞれですから、結局のところご自分で試していただくしかないのです。

そんなわけで、私もずっと「手とペンの相性問題」には悩んできたわけですが、昨年、画期的なアイテムが登場しました。ゼブラの「マイティグリップ」です。

これはシャープペンなのですが、グリップ部分がテープとして別に添えられていて、持ち主の好みに合わせて巻けるのが特徴です。

テープはウェットとさらっとしたドライとの二種類ありますから好きな方を選べますし、何よりも巻き方を好みに合わせて変えられるのが非常に大きい。こんな感じです。

太軸が好きな方はテープを二枚(あるいは三枚)重ねて巻けば太くなりますし、細いのが好みの方は一枚だけがいいでしょう。それだけではなく、たとえばペン先のほうを太くして根元を細くする、といった細かいチューニングもできるのです。

さらに、テープは三色用意されているので(加えて限定色も2色あります)、ブラックとピンクの両方を使ってペン軸を彩ることもできるのです。

さて、質問者さんはボールペンが欲しいのになぜシャープペンの話を……と思われたかもしれませんが、ここからが本題です。

実は、このマイティグリップのグリップバンド、単体でも発売されているのです。つまり、マイティグリップに限らず、お手持ちのペンの軸に巻くことで握り心地を自由自在に変えられるというわけです。グリップは両端が両面テープになっていますから、ちょっと不格好にはなりますが、一般的なペン軸に巻くことは可能です。私も試しました。

このグリップバンドはテニスラケットに巻くテープを作っているメーカーが製作しているそうですが、テニスプレイヤーが握り心地をテープで調整するように、ペンの握り心地を自分好みに変えられる時代が来たわけです。

もちろんゼブラはマイティグリップ以外のペンに巻くことを想定していないので自己責任にはなってしまいますが、大きな問題はないでしょう。筆記具に付きまとってきた「手との相性問題」の突破口となり得る、実に画期的な商品ではないでしょうか。

文/菅未里
構成/佐藤喬

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。