ワインセラーと聞くと、地下室のようなワイン貯蔵室を思い浮かべる人も多いかもしれない。しかし家庭で気軽に使える冷蔵庫タイプのワインセラーも数多く販売されている。今回はその中から、場所も取らず価格も比較的安い小型ワインセラーを紹介しよう。
寝室にも置ける! 小型ワインセラーのメリット
ワインは保管方法を間違えると、劣化して味が変わってしまう。そんなワインを最適な環境で保てるのがワインセラーだ。小型なら電気代を抑えて、場所も取らないので好きな部屋でワインを保管して楽しめる。
迷った時は12本以上が収納できる小型ワインセラーがおすすめ
4本や8本収納のワインセラーだと足りるか不安……という人におすすめなのが、12本収納できるワインセラーだ。ワインはセット販売の場合、12本で売られていることも多く、飲みきってから次を買う人は12本、飲み切る前に次を買う人は余裕を持たせて12本以上入る小型ワインセラーにしよう。
【参考】省エネ、省スペースで選ぶ手軽な家庭用ワインセラーおすすめ12選
小型ワインセラーのおすすめ商品
ここからは、人気メーカーのワインセラーや、タイプ別におすすめの小型ワインセラーを紹介していこう。
お手頃価格で人気!1万円以下の小型ワインセラー
アイリスオーヤマの「ワインセラー PWC-251P-B」はペルチェ式の冷却方法で、ワインボトルを8本収納できる。
サイズは縦45×横25.2×奥行き50cmで、販売価格は9080円(税別/2020年8月下旬時点での価格)。まずワインセラーを試してみたい人におすすめだ。
【参考】アイリスプラザ製品詳細ページ
上下で温度設定を分けられるアイリスオーヤマのワインセラー「PWC-502P-B」
先ほどのアイリスオーヤマ「PWC-251P-B」は8本収納できるワインセラーだが、もう少し多く収納したい人はこちらの「PWC-502P-B」がおすすめ。
幅34.5×奥行き50.8×高さ64.5cm。ペルチェ式で、ワインの種類に合わせて上段と下段それぞれで温度を設定できる。
おしゃれな小型ワインセラー
ホワイトカラーと木目がおしゃれで、デザイン性が高いワインセラーが、device STYLEのワインセラー「CE-8W」だ。
ドアのガラス部分には、断熱性の高いペアガラスを採用。ペルチェ式で8本収納できる。
上下で温度が変えられる! 2温度タイプの小型ワインセラー
1台のワインセラーの中で温度設定を変えたいなら、device STYLE「DCF-18W」がおすすめ。
幅29×高さ116×奥行き50cmで18本が収納可能なワインセラー。コンプレッサー式で設定可能温度は上下ともに5~20度で管理できる。ワインの種類によって温度設定を変えたい人におすすめだ。
人気メーカー“フォルスタージャパン”のワインセラー「FJH-55GS」
ワインセラーの人気メーカー、フォルスター。「HomeCellarホームセラー」シリーズの「FJH-55GS」は、冬場などの気温が下がった時にも安心な加温ヒーターが装備され、小型ながらコンプレッサー式の本格的なワインセラーだ。
収納本数は18本で、サイズは幅34.5×奥行き48×高さ83cm。家電量販店やAmazonにて5万円前後で購入可能だ。同じサイズ・収納本数で2温度タイプの「FJH-56GD」もラインアップされている。
【参考】フォルスタージャパン公式サイトHomeCellarシリーズページ
フォルスタージャパン公式サイト製品詳細・収納例ページ(FJH-55GS)
フォルスタージャパン公式サイト製品詳細・収納例ページ(FJH-56GD)
冷蔵庫の上がワインセラーになっているタイプ
一人暮らし家庭や置き場所がない人におすすめなのが、冷蔵庫の上段がワインセラーになっているタイプだ。
こちらはSISの冷蔵庫つきワインセラー。ペルチェ式でワインを8本収納できる。ワインセラーの温度は8~18度、冷蔵庫は3~9度で設定可能だ。
【参考】楽天市場 製品詳細ページ
家庭でも扱いやすいルフィエールのワインセラー「LW-S12」
家庭でも手軽に扱えるワインセラーを販売しているルフィエール。こちらの「LW-S12」は、幅28×奥行き56.7×高さ67.5cmで12本収納できるペルチェ式のシンプルなワインセラーだ。
公式サイト『セラー専科』での販売価格は1万2160円(税別)と、価格もお手頃。すっきりしたデザインなので、リビングやダイニングをはじめ場所を選ばず使いやすい。
日本酒の保管にもおすすめのワインセラー! さくら製作所「ZERO CLASS SB22」
さくら製作所のZERO CLASSシリーズは、ワインだけでなく日本酒の保管にも適している。独自の特許技術で0度の低温管理でも液体温度のブレを最小限に留めるため、日本酒の品質を保つことができる。
サイズは、幅38×奥行52.7×高さ71cm。ワインなら22本、仕切りを外せば一升瓶を5本立てて収納できる。
【参考】さくら製作所 製品詳細ページ
省スペース設計の万能ドリンクセラー「OSK9-B」もおすすめ!
また、ワイン以外の飲み物も冷やしたい方にはZERO CHILLEDシリーズの万能ドリンクセラー「OSK9-B」もおすすめ。
テレビ台と同程度の奥行きの42cmながら、強い冷却性能を搭載。飲み物をキンキンに冷やすこともできる。
【参考】さくら製作所 製品詳細ページ
ワインセラーは冷蔵庫と何が違う?
家にワインセラーがなく、冷蔵庫でワインを保管している人も多いだろう。わざわざワインセラーを買わなくても、冷蔵庫で代用できないのだろうか。最後に、両者の違いについて説明する。
ワインセラーと冷蔵庫の大きな違いは温度
冷蔵庫の温度は一般的に3度から6度だ。ワインの長期貯蔵に向いている温度は12度から15度程度のため、冷蔵庫だと冷やしすぎになってしまう。一時的に冷やす、飲みかけのワインを少し保管しておく、あまり味にこだわらないといった場合は冷蔵庫でも良いかもしれないが、基本的にワインはワインセラーでの保管がよい。
ワインセラーは冷蔵庫として使える?
逆にワインセラーを冷蔵庫代わりに使えないだろうか。ワインセラーの中には設定温度を0度まで下げられる商品があるので、温度設定が適切なら代用は可能といえる。しかし先述のように、たいていのワインにとっては温度が低すぎるので、食品や飲み物と一緒にワインを長期間保管するのには適さないだろう。あくまでもワインのための専用庫として楽しんでみよう。
コンパクトなワインセラーは、部屋のどこにでも置けて気軽にワインを楽しめる。大型に比べて電気代がかかりにくく低価格で買えるのも小型のメリットだ。ワインセラーをまだ持っていない人は小型からデビューしてみてはいかがだろうか。
※データは2020年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット