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UV-Cライトが蓋の裏側に装備され強力に殺菌、マイボトルの不快なにおいを解決するマイボトル「Liz Smart Bottle」

2020.09.19

世界では1分あたり100万本以上のペットボトルが購入され、毎年500万~1300万トンが海に流入しているという。

近年、大きな環境問題としてクローズアップされている海洋プラスチックごみや漂着ごみの多くは、捨てられたペットボトルだ。

マイボトルは雑菌だらけ!?

そこで、環境意識の高まりとともに、愛用者が増えているのがマイボトル。細身のステンレス製水筒を筆頭に、さまざまなものが売られているが、問題なのがあの嫌なにおい。特に暑い日にしばらく持ち歩いていると、飲み口からかすかに不快臭がして、マイボトルを敬遠する人は多い。

これは、マイボトルの素材のにおいではなく、繁殖した雑菌のせい。唇や口内、空気中にいる細菌がマイボトルに入り込み、盛大に増殖して起こすにおいなのだ。ペットボトル入りのドリンクの注意書きに「開栓後はすぐにお飲みください」と記されているのも、この雑菌トラブルのせいに他ならない。

対策としては、あまり長時間持ち歩かず、飲み終わったらきちんと洗うのが王道。ところが、洗ってもわずかに残った細菌がまた増えてしまうので、実に面倒なことに。

強力な殺菌能力を持つスマートボトル

そこで、今回紹介するのは、そんな厄介な問題をすっきり解決してくれる、「Liz Smart Bottle(リズ・スマートボトル)」だ。

サイズ・カラーにバリエーションのある「Liz Smart Bottle」

「Liz Smart Bottle」の外観は、面長の優美な曲線が印象的で、世界三大デザイン賞の1つ、レッドドット・デザイン賞を受賞している。カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ブルー、ピンクの4種で、各色とも350mlと480mlの容量が選べる。

500mlペットボトルを比較するとやや大きめの480mlサイズ

このボトルの何が「スマート」なのかというと、それは強力な殺菌機能。紫外線の中でも殺菌能力に優れたUV-Cを発するライトが蓋(ボトルキャップ)の裏側にあり、その威力でほんの数分で中身の水(そしてボトル内側)を殺菌してしまう(※)。そのためのバッテリーはボトルキャップの内部にあって、付属のUSBでフルに充電すれば、1日あたり1回の使用で約1か月もつ。

※ココアのような「色の濃い飲料」には、UV-Cの効力がなくなるので、基本的に水や薄いお茶といった透明度の高いドリンク専用である点に注意。

UV-Cライトの電源はUSBで充電

簡単でわかりやすい操作方法

使用するには、まずボトルキャップの中央を2秒ほど長押しして、電源をオンにする(ボトルキャップのLEDが白く点灯)。ついで、ボトルキャップを2回連続押しすることで、除菌が開始される(LEDが白く点滅)。除菌が完了したら、自動的にLEDはオフになる。ちなみに、シリコン加工されたボトルキャップはBPAフリーで、素材が気になる人にも安心。内部の素材は、耐食性・耐孔食性の強い高級ステンレスが使われている。

オン・オフや除菌の表示はボトルキャップのLEDで

さらに、本製品には温度感知センサーが備わっており、水温の範囲がボトルキャップのLEDでわかるようになっている。これにはボトルキャップを1回タッチし、60度以上で赤、36.5~60度で黄色、36.5度以下だと青色で光る仕組みになっている。また、60度以下の場合、2時間ごとLEDが青色で点滅し、水分補給のタイミングを知らせるリマインダー機能も。

飲料のおおよその温度がワンタッチでわかる

利用シーンは職場から行楽まで、普通のマイボトルとまったく同じように使える。なんといっても殺菌能力がウリなので、半日かけてちびちび飲むような場面、例えばオフィスでのデスクワークにはうってつけだろう。意外とかさばらないので、自販機もない林の中を数時間かけてウォーキングする筆者も重宝している。

目標額の3千%超の人気

「Liz Smart Bottle」のメーカーは、フランスで2016年に創業したNOERDEN社。「デザイン×テクノロジーによって日常生活を充実させる」ことをビジョンに掲げた製品づくりで、世界中にファンがいる。日本ではスマートウォッチでご存知の方もいるだろう。

「Liz Smart Bottle」は、2020年9月29日の締め切りで、Makuakeにて予約購入が可能となっている。すでに目標額の3000%を超える購入者がおり、こうした製品のニーズの高さがうかがえる。興味のある方は、早めにサイトをチェックしてみよう。

編集部注:クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。出資に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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